総勢350人!“踊る第九“21世紀バレエ史に残る『ダンシング・ベートーヴェン』日本版予告動画解禁!

2017年10月02日12時00分映画

故モーリス・ベジャールにより、ベートーヴェンの「第九」を“バレエ”で表現し、まさに“踊るコンサート”と表された伝説の作品「第九交響曲」のリハーサルに密着した『ダンシング・ベートーヴェン』(12月23日全国公開)の日本版予告動画がYoutubeにて公開された。

本作は、ベジャールの亡き後は再演不可能とされてきた傑作ステージがベジャールの後継者ジル・ロマン芸術監督のもと、総数80人余のダンサーにオーケストラとソロ歌手、合唱団からなる総勢350人に及ぶアーティストの力を結集し、見事実現するまでの、度重なるリハーサルの様子に密着。
さらに、様々な文化的背景を持つダンサーたちが織りなす 苦悩にも迫るドキュメンタリー。
映画フ ァンだけでなく、バレエファン、クラシックファン必見の作品。

今回、解禁となった予告編でも日本人には年末おなじみの「第九」のメロディと躍動するダンサーたちの姿に思わず引き込まれ、かつインタビューからは、彼らのダンサーとしての情熱やメインダンサーに選ばれながらも妊娠により降板を余儀なくされたソリストの苦悩なども垣間見られる映像となっている。

また、12月の公開に先駆けて、ベジャール・バレエ団を8年追い続けた、ただ一人の監督、アランチャ・アギーレ監督が11月中旬に来日する。
アギーレ監督は、ペドロ・アルモドバル、カルロス・サウラといった錚々たる映画監督のもとで助監督として経験を積み、いまスペインで最も期待されている女性監督の一人。
10代の時にベジャール・バレエ団の公演を見て感銘、当時ブリュッセルにあったベジャール・バレエ団のスクールで学んだ経験を持つ。2008年に古巣であるバレエ団にドキュメンタリーの製作を持ちかけ、代表作となった『ベジャール、そしてバレエはつづく』を監督。その後も、バレエ団からの依頼で短編ドキュメンタリーの制作や演目の撮影を手掛ける。

さらに、モーリス・ベジャール・バレエ団の 11月日本公演も決定した。詳しくはこちらまで⇒ http://www.nbs.or.jp/stages/ 2017/bejart/

■あらすじ
スイス、ローザンヌ。『第九交響曲』出演のために過酷な練習に取り組むモーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーたち。第二幕のメインをジル・ロマンから任せられた才能豊かなソリスト、カテリーナは踊る喜びに満ち溢れていた。ある日、カテリーナは妊娠が発覚しメインを下ろされてしまう。一方で、お腹の子の父となるオスカーは生まれてくる子のために良き父親になろうとしていた。キャリアが中断されることへの不安と産まれてくる子供への愛情のあいだで揺れ動くカテリーナ。様々な想いを抱えながらダンサーたちは、東京での第九のステージに挑む。

『ダンシング・ベートーヴェン』
振付:モーリス・ベジャール
監督:アランチャ・アギーレ 
音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲『交響曲第9番 ニ短調 作品125』
出演:マリヤ・ロマン、モーリス・ベジャール・バレエ団、東京バ レエ団、ジル・ロマン、ズービン・メータ
配給:シンカ
協力:東京バレエ団/後援:スイス大使館
(c)Fondation Maurice Béjart, 2015 (c)Fondation Béjart Ballet Lausanne, 2015 
12月23日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、
YEBISU GARDEN CINEMA他にて公開

予告動画