イ・ドンウクとはアドリブ対決!「トッケビ」コン・ユ(キム・シン役)インタビュー後半!予告動画

2018年01月01日00時00分ドラマ
提供:コンテンツセブン
場面写真:© STUDIO DRAGON CORPORATION

2018年2月2日(金)に発売される韓国ドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」で主人公のキム・シン役を演じた俳優コン・ユのインタビューの後半をご紹介!日本版予告動画は作品公式サイトで公開している。
モデルと考えられる人物、トッケビの意味などは【「トッケビ」を2倍楽しむ】で紹介している。

 ●インタビュー前半を読む大きいサイズで写真一覧

トッケビ■900年以上もの間、不滅の人生を歩みながら、愛する人々が死に、この世を去ることを見送ってきたキム・シン。もしコン・ユさんがそんなキム・シンの立場だったら、どのような気持ちになるでしょうか?
正直、感じたくないような感情ですよね。ドラマだから良かったものの…。現実の世界でも、人は時に愛する人たちと永遠の別れを迎える瞬間があります。もちろん僕自身も経験していることです。でも今回のドラマはそんな別れがとても多く、あまりにも哀しく、可哀想で…。現実の世界ではあまり考えたくないですね。一言で900年と言いますが、とてつもなく長い時間ですよね。キム・シンが屋上から世の中を見下ろしている時、その表情はいつも寂しそうでしたが、それは人生を達観していた、そんな感情ではなかったでしょうか。本人の意思とは関係なく、永い、永い人生を歩みながら、心許した人々が死んでいくのを、ひとりで見送ってきたわけです。何度も何度も、そんな哀しい感情が溜まりに溜まって、彼の中に蓄積されて凝り固まっていたと思います

トッケビ■エンディングが、これまでのドラマとは確実に異なっていて、とても素晴らしかったですね。
ドラマのエンディングに対しては、いろいろな評価があります。特に視聴者の皆さんから愛された作品であればなおさら、その結末についても必ず意見が分かれてしまうものです。こうなれば良かったのに、ああなって欲しかったと…。でも脚本家の先生がそんな部分において少しもブレることなく、当初から考えていた通りに、最初に僕に話してくれた通りの展開となりました。その通りにドラマが終わったので満足しています。

■今回の作品のキャラクターはどれも素敵でしたが、もし、「キム・シン」以外のほかの役どころを選べるとすれば、どの役に一番惹かれますか?
サニー役(ユ・インナ)サニー役(ユ・インナ)僕は個人的に、ユ・インナさんが演じられたキャラクターがとても面白かったです。もちろん死神なども機会があればぜひ演じてみたいキャラクターです。ほかの人が演じた役を演じてみるのは俳優としてとても楽しいことですからね。ただユ・インナさんが演じた役は、これまでのドラマにはあまりいなかった女性キャラクターじゃないですか。それにキム・ウンスク先生のセリフを最も上手く表現していたのがユ・インナさんだったと思います。サニー役は、不思議と台本読み合わせの時からとても面白いと思っていました。そしてそのキャラクターをユ・インナさんが本当に魅力的に活かしてくれていたので、本当に素敵なキャラクターになったと思います。

■共演者の皆さんとのエピソードを伺いたいのですが、イ・ドンウクさんと共演して一番良かったと思ったところといえば?
トッケビ謎の人物役(イ・ドンウク)イ・ドンウクさんは、やっぱりアドリブをちゃんと返してくれるからありがたいですよね(笑)。2人でのアドリブシーンが多くて、特に、家では子どもみたいにはしゃぐシーンが多かったですね。そんな一面を視聴者の皆さんが微笑ましく見ながら楽しんでくださったおかげで、さらに盛り上がりました。お互いにアドリブ対決を繰り広げていたのですが、現場であんなに笑いながら演じたのは初めてです。たまにアドリブが変な方向に向かってしまう人もいますが、イ・ドンウクさんは本当に瞬発力があって、最高なんじゃないかと思えるほど、打てば響くようにどんなアドリブにも、どんなパターンでもすべて受けとめてくれるんですよ。だからアドリブをする側も調子に乗って思いっきりできちゃうんですよね。そうするうちに台本にはない予想外の展開といった、またひとつ新しいものを得ることができます。イ・ドンウクさんのおかげで、そんな愉快なシーンがたくさん生まれたと思います。

トッケビキム・ゴウン役(チ・ウンタク)■キム・ゴウンさんの第一印象は?
劇中の蕎麦畑でのシーンは、蕎麦の花が開花している時期を狙うために、撮影序盤に撮ることになりました。その撮影がキム・ゴウンさんとの初共演シーンでした。まだ台本が出来上がっていない状況下だったのですが、視聴者のみなさんがご覧になっても心ときめくような、印象に残るようなシーンを撮影したんです。当然、二人ともまだ完全には打ち解けていない状況だったと思うのですが、先撮りする演技だったので、お互いに頼りながら、信頼し合い、そしてお互いを感じながら演じることができました。初めての二人のシーンでしたし、このシーンは本当に印象に残っていますね。キム・ゴウンさんとは以前から一度共演してみたいと思っていたのですが、僕の想像以上にエネルギッシュな方でしたね。おかげで、一緒にイタズラなどもしながら、楽しく演じることができました。よく言われることなのですが、僕は本当にいつも相手役の女優さんに恵まれているようです。

トッケビユ・ドクファ役(ユク・ソンジェ/BTOB)■ユク・ソンジェさんについてもお願いします。
僕が唯一知っているアイドルですね。はははっ、冗談です(笑)。少しオーバーに言いましたが、でも、本当にアイドルにはあまり詳しくないんですよ。でも、映画の関係者からも「ソンジェという俳優はどうなのか?」とよく聞かれましたね。ですから、ありのままを伝えました。「良いですよ」と。とても瞬発力があるし、先輩に対する態度や作品に挑む姿勢なども良いですし…。“アイドル”という肩書きは、実は俳優として演技をする時に足かせになることもあるかと思います。もちろんそれが利点になることもありますが、とにかく自身で乗り越えなきゃいけない課題となることもあると思います。だからプレッシャーも大きいでしょうね。忙しくて寝る暇もないくらいなのに、いつも現場で明るく元気に、兄貴たちの間で愛嬌も振りまき、一生懸命頑張る姿が本当に微笑ましくて可愛かったです。俳優として今後の活躍が期待できますね。

■ソンジェさんは、兄さんたちから良いアドバイスをもらったとおっしゃっていましたよ。
良いことだけを学ばなきゃいけないのに…。ドンウクも僕も、大の男が毎日彼の前でバカみたいに…(笑)。

トッケビ■劇中、人間は生まれ変わって4度の人生(①種を蒔く人生、②蒔いた種に水を与える人生、③水を与えた種を収穫する人生、④収穫したものを食べる人生)を経験する、という話が登場します。もし、本当にそのような4度の人生があるならば、今、何番目の人生を生きていると思いますか?
「トッケビ」が韓国で放送された年は出演する作品がすべて成功し、みんなから愛されて、本当に幸せな1年を過ごすことができました。だからきっと今は3度目の生、つまり種を収穫している時なんじゃないだろうかと思っています。でも、だからといって傲慢にならず、常に謙虚でいようと努力しています。ただ最近、以前ご一緒させていただいた先輩と飲む機会があり、その時先輩が「謙遜するのも良いが、成し遂げられたのは当然の結果だから、あまり謙遜ばかりする必要はない」とおっしゃってくれて、泣きそうになりました。良い結果を出せたことについて僕が「運が良かったんです」と言ったら、その先輩が「なぜ運だと思うんだ?」と言いながら、さっきの話をしてくれたんです。本当に泣きそうでした。人知れず悩んでいたこと、努力していたことに気づいてくれる人がいたことが嬉しくて…。

tokkebi■今回の作品は俳優コン・ユにとってどんな作品となりましたか?
僕はなぜ何年もテレビドラマの現場から離れていたのか、今は本当に不思議に思っています。制作発表会でも言いましたが、これまで良いお話をたくさんいただいていたにも関わらず、個人的に自信が持てなかったり、あるいはお受けできない状況だったりと、諸々の理由でドラマへの出演をお断りしたことがたくさんありました。それにドラマよりも映画のほうに興味を示していたのも事実です。ドラマを始める前は、いつも悩みに悩み抜くのですが、それでもドラマを撮影していた日々は、僕にとってとても大切な時間でした。特に僕が熱くなれる、そんなきっかけを与えてくれた作品といえば、29歳の頃に出演した「コーヒープリンス1号店」なのですが、その当時と同じようなことを「トッケビ」で感じることができました。当時の僕の俳優としての姿と、40歳を目前に控えた今の僕が「トッケビ」で演じた姿を比較する話や評価をよく耳にするのですが、それを聞くと、この10年という時間は決して無駄ではなかったと、報われたような、そして視聴者の皆さんに認められたような気持になり、とても嬉しかったです。「トッケビ」は僕にとって、孤軍奮闘した30代、20代の頃より少し余裕ができた30代を飾る作品として、ずっと心に残ると思います。

■最後にカメラに向かって視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
たくさん苦労しましたし、劇中のトッケビのように、寂しく哀しい瞬間も多々ありましたが、たくさんの皆さんの愛によって、出演者、スタッフみんなが危機を目の前にしながらも、最後まで美しく、立派にやり抜くことができたドラマです。これからドラマをご覧いただくと思いますが、おそらく、ひとつひとつの場面、どれを取ってみても決して見逃せない、1本の素敵なドラマができたと自負しています。どうぞ、ご期待ください。そして最後までウンタクとトッケビのことを…。どこかで幸せに暮らしている2人を想像しながら、ドラマを最後まで応援していただければ幸いです。また僕自身も、今後も素敵な作品を通して、成熟した演技を見せる俳優として皆さまにご挨拶できればと思っています。それにまた今度、ぜひ直接皆さまにお会いして、ご挨拶する機会があれば嬉しいですね。ありがとうございました。

 ●インタビュー前半を読む大きいサイズで写真一覧

「トッケビ」公式サイト
Youtube予告動画

kandoratop【作品詳細】【「トッケビ」を2倍楽しむ】

「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」
Blu-ray BOX1&DVD-BOX1
 2018年2月2日(金)発売
 レンタルDVD vol.1~7 同時リリース
Blu-ray BOX2&DVD-BOX2
 2018年3月2日(金)発売
 レンタルDVD vol.8~15、
 トッケビ~君がくれた愛しい日々~ 召喚スペシャル
 同時リリース