【取材レポ①】韓国テレビドラマ大賞1位は「シグナル」!「恋のスケッチ」「太陽の末裔」「六龍が飛ぶ」受賞!

2018年01月30日06時30分ドラマ
撮影:navicon
左端より(敬称略)キネマ旬報社社長 星野晃志
受賞者:エスピーオー 中田紀廣、コンテンツセブン 渡辺順、ポニーキャニオン 布川均

2018年1月28日(日)に「韓国テレビドラマコレクション2018」(キネマ旬報社刊)の発売を記念して、「韓国テレビドラマコレクション大賞」表彰式とトークイベントが韓流の聖地・新大久保にて開催された。取材したので、授賞式とトークイベントの様子を詳しくレポート。

※各ドラマタイトル太文字クリックでドラマ詳細が見られます。また「動画視聴サイトへ>>」から予告動画が視聴できます。赤字は記者の感想など。

MC「韓国テレビドラマコレクション大賞」とは、 2017年(※2016年10月~2017年12月。リリース途中も含む)に日本で発売された韓国ドラマ約200作品の中から 「韓国テレビドラマコレクション」の精鋭・韓流ライター陣30名が今すぐ皆さんに見ていただきたい“ドはまりが確実のイチオシ作品”を選出する賞。

司会は韓流ファンにはお馴染みの古家正亨氏が務め、今回も会場を終始笑いと感動で盛り上げた。

【第一部 「第1回韓国テレビドラマコレクション大賞」表彰式】
配給各社代表が舞台に上がり、キネマ旬報社取締役社長 星野晃志氏より表彰状の授与が行われた。
(「太陽の末裔」の配給会社「NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社」は都合により欠席)
「第一回韓国テレビドラマコレクション大賞」に選ばれた上位3作品は以下の通り。

■第1位
「シグナル」
過去と今を繋ぐ無線機で、事件の謎を解く傑作ドラマ。

■第2位
「恋のスケッチ~応答せよ1988~」
パク・ボゴムに胸キュン! 懐かしさ満点の青春ドラマ。

■第3位(同率)
「太陽の末裔」
軍人と女医のカップルが紡ぐ王道ラブロマンス。
「六龍が飛ぶ」
ユ・アインの飛躍を見るスケール大の英雄譚

(会場で全作品を全て視聴したというファンは少なめ。
それもそのはず、第1位の「シグナル」はまだBS放送も地上波放送もされていないため。レンタル 配信等はあり。それだけに、今後の放送に大きな期待が寄せられる}


ここから注目の第二部へと移るが、舞台セッティング中に会場から、
「古家さん!「花郎(ファラン)」もいいです~♡」の声が。
花郎(ファラン)主演パク・ソジュンについての㊙エピソードは第二部のほうでご紹介。

【第二部 韓流のプロによるトークイベント】
《もっと!韓国ドラマが面白くなるウラとオモテの話、全部教えます!》

■パネリスト■
▼株式会社ポニーキャニオン
 ビジュアルクリエイティヴ ディビジョン
 制作部 1グループ
 マネージャー 布川均(ぬのかわ・ひとし)氏
▼株式会社コンテンツセブン
 コンテンツ事業部 部長
 渡辺順(わたなべ・じゅん)氏
▼株式会社エスピーオー 映像事業部 
 宣伝グループ 
 栗田梨加(くりた・りか)氏
▼株式会社デジタルアドベンチャー
 編成制作局宣伝チーム 
 土井裕美子(どい・ゆみこ)氏
▼CJ E&M Japan 株式会社
 マーケティング部
 仁平真弓(にだいら・まゆみ)氏
(※以下、敬称略)

大賞©JTBC Co., Ltd all rights reserved / ©CJ E&M Corporation, all rights reserved. / Licensed by Next Entertainment World(c)2016 Descendants of the Sun SPC / ©SBS
MC:受賞作品についてそれぞれ購入あるいは放送に至ったエピソードを教えてください。

「シグナル」
エスピーオー栗田:これまではラブコメが主流だったが、「未生-ミセン-」が大ヒットしたことをきっかけに路線変更をした。ラブコメ以外にもこういった良質な作品がたくさんあることを知らせたくて、本作品を購入することになった。予想以上に業界のプロからの評価が高く、この作品を届けられてよかったと強く思っている。

CJ E&M Japan 仁平:M-netは音楽チャンネルということもあり、これまでは明るいイメージのドラマが多かった。
「シグナル」は人間味も深く掘り下げている良質な作品だが少しダーク。これまでM-netで放送した作品の中では異色な作品だったので懸念していたが、思いのほか高評価を得てドラマの力の偉大さを実感している。

「恋のスケッチ~応答せよ1988~」
コンテンツセブン渡辺:これまでの「応答せよシリーズ」とは少し異なる作り。ただのラブストーリーではなく、家族にかなりスポットが当てられた作品なので、幅広い層に好まれるのではないかと思った。当時はパク・ボゴムがまだブレイクしていなかったが、確実にブレイクするだろうと確信して、購入を決めた。シリーズファン以外にも層を拡大するため、ラブコメが好きな韓流ファンにも見ていただきたく邦題を「恋のスケッチ~応答せよ1988~」とした。

「六龍が飛ぶ」
ポニーキャニオン布川:大ヒット時代劇「根の深い木-世宗大王の誓い-」のスタッフが制作したという点と「六龍が飛ぶ」というインパクトのあるタイトルに惹かれた。「ミセン-未生-」に出演したピョン・ヨハンに注目していたこともあり即決した。

デジタルアドベンチャー土井:多くの韓国ドラマは主役と脇役とにはっきり分かれるものが多いが、この作品はタイトル通り6人全員が主役という点が魅力的。ユ・アインはもとより、ピョン・ヨハンやユン・ギュンサンも多くの人気を獲得した作品。ポスター制作の際にも6人全員が主役ということで登場人物の配置にも熟考した。KNTV放送時とポニーキャニオンでの配給時ではポスターのデザインが違うので、ここにもご注目していただきたい。
(日本版ではチョン・ホジンさんが抜けてチョン・ユミさんが入っている。KNTV版ポスターはコチラで確認できる)

QMC:韓国ドラマの邦題はどのように決めているのか?
・韓国での原題だけではどのようなドラマなのか、イメージしにくいものが多いので、ドラマの内容がわかりやすいように決めている。韓国の制作会社にお伺いを立てる場合もある。
・M-net、KNTV 、DATVは韓国での放送直後、速やかに放送することが利点だが、その時点ではまだ邦題が決まっていないため、ほぼ(原題)で放送している。その後、配給会社からDVDなど発売するときに、改めて邦題が付けられるので、ワクワクしながら楽しみにしている。

 【レポ①】 【レポ②】 【レポ③】

キネマ旬報「イベント詳細ページ」

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