韓国映画『コンフィデンシャル/共助』感想:クールで寡黙、タフなヒョンビンの魅力にゾクゾク!

2018年02月13日09時00分映画

平昌オリンピックが2月9日から開幕し、世界中の注目を集めている!奇しくも同日、日本ではヒョンビン×ユ・ヘジン主演の韓国映画『コンフィデンシャル/共助』が公開され、ただいまTOHOシネマズ 新宿ほかで絶賛上映中だ!映画予告動画は公式サイトで公開中。

筆者は新宿の劇場で公開二日目に鑑賞したが、朝早い時間なのにも関わらず、劇場はほぼ満席。この映画が日本でもいかに注目されているかがうかがえる。
今回はこの『コンフィデンシャル/共助』を、あくまでも女性目線でご紹介しよう。

■キャスト
イム・チョルリョン役:ヒョンビン
カン・ジンテ役:ユ・ヘジン
チャ・ギソン役:キム・ジュヒョク
パク・ミニョン役:ユナ(少女時代)

『コンフィデンシャル/共助』は韓国での動員数が781万人を記録し、2017年上半期の韓国映画動員数ナンバー1を獲得した作品で、第21回ファンタジア国際映画祭で最優秀アクション賞を受賞したメガヒット作だ。「南北問題」という重いテーマを扱いながらも、激しいアクションとコメディを見事に掛け合わせ、韓国映画史上に残る見事なアクション・エンターテインメント作品となっている。

まずは簡単なあらすじからご紹介。

北朝鮮の特殊部隊に所属するエリート刑事イム・チョルリョン(ヒョンビン)は、国内でアメリカドル紙幣を偽造している組織を摘発する任務を遂行していたが、信頼していた隊長チャ・ギソン(キム・ジュヒョク)に裏切られる。激しい銃撃戦の末、同僚と妻をも殺されてしまったチョルリョンは、自らも重傷を負ってしまう。紙幣偽造に必要な銅板を持って韓国に逃亡したチャ・ギソンを捕らえるべく、チョルリョンは一週間後にソウルで開かれる南北長官級会談の使節団として韓国に派遣されることになる。

そのころ韓国では、熱意だけが先走る庶民派刑事カン・ジンテ(ユ・ヘジン)が指名手配犯を追いかけていた。大事なところでヘマをし、三か月の停職処分をくらったジンテだが、ある日上司に呼び出され、脱北してきた犯罪者を捕まえに来る北朝鮮の刑事との“南北共助捜査”の極秘任務を言い渡される。ジンテはこれまでのミスを挽回するため、この任務を引き受ける決意をする。
チョルリョンとジンテ、北と南、全く異なる環境の2人がタッグを組む共助捜査で、果たして犯罪組織のリーダーを捕らえることができるのか…。

ヒョンビンといえば、ドラマ「私の名前はキム・サムスン」「シークレット・ガーデン」など、ラブコメで女性の心を虜にしたイメージが強いが、この『コンフィデンシャル/共助』で演じたチョルリョンは、どちらかといえば『王の涙-イ・サンの決断-』のときのヒョンビンに近い。
クールで寡黙、そしてタフな男チョルリョンの魅力にゾクゾクさせられる女性ファンがさぞかし多いことだろう。
クールなチョルリョンが時折見せるちょっとした微笑みには、あっという間にノックアウト。共助捜査はしなくとも、女性ファンの心は簡単に捕らえられてしまいそうだ。

一方、カン・ジンテ役のユ・ヘジンは映画『タチャ イカサマ師』『ベテラン』など韓国大作映画にはなくてはならないバイプレイヤーとして名高い名優。本作でのユ・ヘジンは、どこにでもいそうな、奥さんに頭の上がらない娘バカなお父さん役がじつにハマっている。

そのカン・ジンテの義妹パク・ミニョン役を演じるのは少女時代のユナ。ミニョンはカン家に居候していて、お団子ヘアにスウェット姿でお色気ゼロ。ジンテの娘と一緒にソファでくつろいでいるところに、ジンテがいきなりチョルリョンを連れてくるものだから、一家は大慌て。イケメンを目の前にしたミニョンの女心も一気に開花する。ジンテの娘まで、しまいにはちゃっかりチョルリョンの膝の上に座ってしまうものだから、もう笑うしかない。

激しいアクションと緊迫したスケールの大きいカーチェイスなど、手に汗握るシーンの多い映画だが、ジンテ一家のほのぼのとした食事風景やジンテと娘のやりとりなどは、激しいアクション映画の中での一服の清涼剤となっていて、本作品の緩急の巧みなバランスに、ただただ見事としか言いようがない。

ヒョンビン扮するイ・チョルリョンとユ・ヘジン扮するカン・ジンテ、正反対な2人の絶妙なコンビネーションが本作品の見どころなのは言わずもがなだが、この作品で特筆すべきは、悪役チャ・ギソンを見事に演じきった故キム・ジュヒョクの存在ではないだろうか。
彼はこの映画で無慈悲な殺人者になりきり、第一回THE SEOUL AWARDSで最優秀助演男優賞を受賞したが、その三日後に交通事故により帰らぬ人となってしまった。今でも信じがたい悲しい出来事だが、本作が日本で公開され、名優キム・ジュヒョクがスクリーンの中に見事に蘇った。

製作チームはリアルなアクションシーン作り上げるため、カーチェイスシーンは3日に渡り車30台以上を使って撮影した。時速100kmで突進するシーンでは20時間もの間、ヒョンビンもキム・ジュヒョクもワイヤーに吊るされ続けていたのだという。特にトンネル内でのカーチェイスシーンは、息をするのも忘れるほど手に汗にぎるシーンとなっている。

南北だけでなく、北朝鮮問題は世界中を騒がせている。そのような時代に本作のような重いテーマの作品が多くの韓国国民の支持を得たのは、この作品が南北の問題を軸に、人と人との信頼関係や立場の違う者同士がお互いを認め合う心、そんな優しさが根底にあるアクション映画だからではないだろうか。今の時代だからこそ、見るべき映画だといえる。

ヒョンビン、ユ・ヘジン、キム・ジュヒョク、違うタイプの男性三人が魅せる映画『コンフィデンシャル/共助』を、ぜひ劇場でご覧いただきたい。

そして、2月15日までスンドゥブ専門店「東京純豆腐(スンドゥブ)」ではカレーと納豆がタッグを組んだ“コンフィデンシャル/共助スンドゥプ”をご提供中(提供店舗は下記HP参照)

konjyo「コンフィデンシャル/共助」 スンドゥプ (東京純豆腐)
カレーと納豆の絶妙なコンビネーションは、まるでヒョンビン扮するチョルリョンとユ・ヘジン扮するジンテのようだが、どちらがカレーでどちらが納豆なのかは、映画をご覧になってからのお楽しみだ。
「東京純豆腐(スンドゥブ)」HP


■タイトル:コンフィデンシャル/共助
 原題:공조 英題:Confidential Assignment
 監督:キム・ソンフン
 2017年/韓国/カラー/デジタル/韓国語/124分
  配給:ツイン
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映画『コンフィデンシャル/共助』公式サイト

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