韓流ぴあ11周年記念イベント再現レポ②ソン・シギョン編:バラードの皇帝、日本語学習は きみまろ?

2018年03月05日20時41分音楽
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2月28日(水)東京・中野サンプラザにて、韓流ぴあ創刊11年を記念して開催された「韓流ぴあ11th Anniversary Event」の第1弾「OST VOCALIST SUPER SESSIONS ペク・チヨン/ソン・シギョン/キム・テウ」再現レポート②!公式サイトでミュージックビデオが公開されている。

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【再現レポート②】再現レポ①
■ソン・シギョン

♪M1「君は僕の春だ」「シークレット・ガーデン」のOST)

黒のロングコートで登場したソン・シギョンは飛び切り甘い声で1曲目を歌った。ステージのスクリーンにはキム・ジュウォン(ヒョンビン)とキル・ライム(ハ・ジウォン)の甘ーいシーン。

客席からの「おかえり!」の声に「ただいま」と日本語で答える。
以降、ソン・シギョンは全て流暢な日本語で会話)


ぴあ

「キム・テウさんとペク・チヨンさんは自慢のアーティスト。歌上手いですよね。大好きな人たちです」と紹介した後、3つの告知。

①シングル発売
もっともまだ制作中。それを持って全国ツアー、これまで行ったことのない仙台・広島・北海道なども考えているとのこと。

②NHK Eテレのハングル講座にレギュラー出演
ただし、歌手としてではなく韓国人として登場する。自身は韓国人だから韓国語の勉強はしたことがないと、会場を沸かせる余裕も見せた。ソン・シギョンはこれまでにもラジオDJなどもやっており、発音に自信はあるものの、NHKだけに少々ビビッている様子で、“カン”を3つの発音「강・간・감」で正確さを確かめて笑いを誘った。

③LINE LIVEで番組「見えるラジオ」始める
ラジオ形式で一人でやる番組だと心細そうに発表すると、会場からは「ケンチャナ~(大丈夫)」の掛け声。これには「僕は大丈夫じゃない」と返して会場は爆笑の渦に。「どうぞ小学生を育てる気持ちで見てください」とどこまでも謙虚。
昨日発表してTwitterのフォロワーが60名増えたと大いに笑いを取った。これまで韓国ではSNSをやったことがない。なぜこんなのに必死になるのかわからない、つまらないと言いながらも、毎朝一番にチェックをすると告白。

さらに会場を沸かせたのはさりげなく取り出した1冊の本。ファンからもらったというその本は『書きとり きみまろ』。あの毒舌漫談の綾小路きみまろの著書だ。
また、ほぼ完ぺきに近い日本語力ながら、今も勉強中のソン・シギョンに日本のスタッフがこれで勉強してくださいと、きみまろの映像を見せたとのこと。映像で勉強したもののこの毒舌をどこで使うのか、と悩んだらしい。
その後も、『書きとり きみまろ』の中から2、3のネタを読み聞かせてくれて、会場はもはやお笑いショーに変貌!記者もお腹を抱えて爆笑。
(この本がどうにも気になる方はAmazonでチェック

お笑いショーと化した会場に「少し間を取った方がいいかな?」とさすがに反省の弁。それでも気を取り直して次の楽曲紹介。「僕の楽曲は悲しい歌が多いが、次の曲は幸せな愛に関した歌です」と紹介。

♪M2「君のすべての瞬間」「星から来たあなた」のOST)

スクリーンにはアジア中を虜にした美・宇宙人(キム・スヒョン)とハチャメチャ女優(チョン・ジヒョン)の映像。

♪M3「やさしく、さようなら」「雲が描いた月明り」のOST)

映像には、“クルミシンドローム”を巻き起こしたパク・ボゴム、キム・ユジョン、ジニョン(B1A4)、クァク・ドンヨンのフレッシュな面々。

続けて歌った楽曲の紹介をしてくれたが、「雲が…」のタイトルが出て来ず、ファンに助け舟をもらうひとまくも。これには、「(OSTは)録音の時には一生懸命歌うが、その後、毎日コンサートするわけではないから、歌うチャンスが少ない」と必死の弁明。さらに昨年始めて出した日本のアルバム内ではこの曲を日本語で歌ったために、日本語バージョンの方が自然に出てしまうと、日本語でワンフレーズ歌ってみせた。(2017年リリースした『DRAMA』。コチラで試聴も可能)

SNSに関心がないといっていたが、ここでもまたTwitterの話。フォロワー数が減ってショックを受けたことなどを告白。(ちなみにTwitterアカウントは@Sungsikyung_JP)
この後も、口腔衛生の話などで会場を笑いの渦に巻き込んだ。

次の曲もアルバム『DRAMA』に収録した楽曲。但し、ミーシャを超えることはできないと本家をリスペクトしながらも、ミーシャとは一味違う愛の歌を聞かせてくれた。

♪M4「Everything」日本語ver(「やまとなでしこ」松嶋菜々子×堤真一の大ヒットドラマのOST)

昼公演では思うようにいかなかったパフォーマンス(客席に向けてマイクを向けて歌ってもらう)も会場全体で「Everything~♪」と轟かせて大成功!
直接話しかける積極的なファンと会話のキャッチボールが続き、情熱的な韓国ファンと控えめで冷静な日本ファンとの違いをひとしきり語った。初めて日本に来たときにはこの日本のファンの対応に、人気がないのかと自信を失くしたエピソードも打ち明けた。

♪M5「さよならはいわない」日本語ver

小田和正の楽曲で日本語の先生から紹介されたそうだ。透き通った小田和正の声とはまた違ったよく通る甘い声で熱唱。

デビュー18年のベテラン、ソン・シギョンは今さら何かの番組に出たいという気持ちはなかったが、昨年末にツアーをしたときに、テレビで「クリスマスの約束」を視聴して、これに出たいと思った、と謙虚に訴えた。
(この番組は2001年から続く、小田和正によるクリスマス恒例のTBSのコラボレーションライブ番組。ぜひとも実現してほしいものだ)

バラードの皇帝のお笑いトークはまだ止まらない。次の楽曲は、自身のデビュー曲と言いながらも きみまろ 口調で紹介。

♪M6「僕に来る道」

懐かしい名曲に涙を浮かべるファンもいたようだが、またもや きみまろの著書を抱えたものだから、泣き笑いに。全ての楽曲を歌って退場。

そして、いつまでも続くアンコールに応えて再登場。

♪EN「二人」

改めてアーティスト3人が揃って登場し、今日の感想を語った。

キム・テウ「本当に楽しくて、今日1日2公演でしたが、とても素敵な顔を見せてくれてエナジー(エネルギー)をもらいました」

ペク・チヨン「飛行機に乗っているときから期待していましたが、皆さんと会って期待を超えていました。愛しています」

ソン・シギョン「ええ、僕も…」とここまでは韓国語だったが、その後は日本語で「楽しい時間でした。さっき言ったとおり、(隣の2人を)僕の自慢のアーティストです。心強かったです」と語り、当初、キム・テウと2人の公演だったが、ソン・シギョンのたっての頼みでペク・チヨン出演に至るまでの顛末をジョークを交えて明かした。

ここで会場のみんなとステージの3人の記念撮影が行われ、3人から最後の挨拶となった。

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キム・テウ「本当に感謝しています。また準備をしっかりしてまた皆さんとお目にかかりたいと思います。」

ペク・チヨン「久しぶりでしたが、昨日会ったように本当にいい気持ちです。また呼んでくださればいつでも参ります。」

ソン・シギョン「日本語をもっと勉強して、7月には日本語能力試験を受けます。頑張ります!」

最後はステージの端から端まで3人で歩いて丁寧にお辞儀をして、2時間40分を超える最高に素敵なステージは幕を下ろした。

ペク・チヨン公式サイト
ソン・シギョン公式サイト
キム・テウ公式サイト

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