BS-TBS「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」第9-10話あらすじと見どころ:命がけの訴え~王族の企み!予告動画

2018年08月07日17時50分ドラマ
Ⓒ 2017 MBC

ギルドンの怪力は戻っていた!チュンウォン君への復讐を決意したギルドンは、仲間たちと計画を始める!一方、兄ギリョンは両班になりすまして生きていた…「六龍が飛ぶ」のムヒュル役で大ブレイクしたユン・ギュンサン待望の初主演作、BS-TBSで放送中の韓国ドラマ「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」明日8月8日(水)放送の第9話と第10話のあらすじと見どころをご紹介、番組公式サイトに予告動画が公開されている。

【「逆賊」を2倍楽しむ】では、インタビュー映像、時代背景、実在の人物(ホン・ギルドン、燕山君)などドラマ視聴に役立つ情報をまとめているので視聴の参考にどうぞ。

■キャスト相関図(番組公式サイト)
ホン・ギルドン役:ユン・ギュンサン
ガリョン役:チェ・スビン
燕山君役:キム・ジソク
チャン・ノクス役:イ・ハニ
父アモゲ役:キム・サンジュン
兄ギリョン(パク・ハソン)役:シム・ヒソプ
妹オリニ(サンファ)役:イ・スミン
オム・ジャチ役:キム・ビョンオク
ソプリ役:パク・チュンギュ
ヨンゲ役:イ・ジュニョク
イルチョン役:ホ・ジョンド
セゴル役:キム・ドユン
クッセ役:イ・ホチョル
オプサン役:イ・ミョンフン

■第9話「ならず者の流儀」
両班パク・ハソンになりすまして生きていたギルドンの兄ギリョンは、ソン・ドファンに連れられて書院を訪れ、ある儒生と出会い「共に勉学に励もう」と誘われるが…。

その頃、チュンウォン君の屋敷ではパク氏がアモゲの次男ギルドンについて、怪力を持つ獣のような、不吉な男だと話す。チュンウォン君は、アモゲがいない今手下どもは何もできないし、次男も死んだと一笑に付す。そして科挙を控えたパク氏の息子スハクへ上等な筆を贈る。一方、巷ではテハクが、アモゲから奪った数珠を見せて「アモゲを倒したのは自分だ」と吹聴して回っていた。

チュンウォン君への復讐を決意したギルドンは、テハクを自分たちに協力させる計画を立てる。ところがその夜、ヨンゲとセゴルはそっと出ていってしまう。翌朝オム・ジャチが訪ねて来て、王族を軽視するなと忠告するが、ソブリ達からの冷たい態度にうなだれて帰ろうとするが…。

オム・ジャチの寝間着が血染めして欄干にかけられていた。これはアモゲ一派が仇を討つという宣告だと訴え、ジャチが姿を消す。その後、テハクの元には切り取られたオム・ジャチの舌と手紙が送りつけられ、その後もじわじわと追い詰められていく。さらにアモゲの残党が動き出したと知ったチュンウォン君からは腰抜け呼ばわりされ、王に会いに行くときに騒ぎを起こすなと一喝される。

次にギルドンはアモゲの数珠を取り返す計画を決行。ガリョンがテハクの部屋に潜入する危険な役目を買って出る。はじめは反対したギルドンだったが、結局数珠とテハクの着衣を盗むよう頼む。

ガリョンはテハクの屋敷の下働きに応募するも、首の傷痕のためにはねられてしまう。そこで深夜こっそりと忍び込み首尾よく数珠と衣を盗みだす。翌朝、血に染まった自分の衣が木にかけられているのを見つけたテハクは、恐怖におののく。続いてギルドンたちは、テハクの屋敷に乗り込み騒ぎを起こしてテハク拉致に成功する。ギルドンはテハクを恫喝し、チュンウォン君復讐計画を話す。そしてこのまま犬以下の扱いを受けて王族に仕えるのか、自分たちの仲間になるのか究極の選択を突きつける。

即位した燕山君は大妃の意向で水陸斎を行おうとしていたが、大臣たちに「仏事は邪道」と反対される。先代王(成宗)の臨終の言葉「孔孟が説く道のみ歩め」を思い出し、いまだに2000年も前の孔子や孟子の教えに倣おうとする臣下たちに嫌気がさす燕山君。憂さを晴らそうと掌楽院の妓生たちを呼ぶが、内官キム・ジャウォンはそのメンバーにコンファを入れない。コンファとギルドンの関係を知る内官キム・ジャウォンは、コンファが王に近づかないようにしていた。
序盤回想シーンでギリョンがどのように両班になりすましたのかが明らかになる。また、この回でギルドンの怪力を仲間たちも知ることになる。
今回は、モリがテハクの手下になったいきさつも明らかになるのでお聴き逃しなく。見事なアクションを見せるモリを演じたのは「嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~」でコン・ヒョジンの弟役を演じたキム・ジョンヒョン。
さて、テハク拉致計画である人物が助っ人として登場する。果たしてその人物とは?

※豆知識:水陸斎とは、水陸の生物に飲食物を与えて諸霊の成仏を祈る仏教儀式。水陸会とも言う。高麗時代以来続いていたが、朝鮮は儒教を国是としており、成宗(9代王)が仏教を退けていたことを理由に朝廷ではこの儀式を反対していた。「王と妃」168話でこのエピソードが描かれている。


■第10話「悲しみの叫び」
テハク拉致に加勢したのは幼馴染のオプサンだった。アモゲに挨拶する彼はオリニとギリョンらしき2人が抱き合って死んでいたと報告し、オリニの片方の靴を差し出す。アモゲは今も人を使って国中を捜させているギルドンには内緒にするように頼む。

ギルドンの怪力を目の当たりにしたアモゲは、家族のことは忘れて父とは違う生き方をしろと勧めるが、ギルドンは必ず復讐を果たしてみせると父に宣言。

一方、ギリョンはソン・ドファンから科挙を受けることを進められるが、断り、匿禍里に戻ろうとする。しかし父アモゲが死んだという話を聞いて絶望し、科挙を受ける決意をする。書院でギリョンに親しく接してくれたチョ・ジョンハクは、チョ参奉とパク氏の息子ソハクだった。

宮中では大臣たちが水陸斎に反対を続け、燕山君は聖君になるために自らの意志を貫こうとするが、大臣たちの猛反対を受ける。臣下たちが自分を軽んじるのは廃妃の息子だからと気を落とす燕山君。コンファはそんな燕山君を慰めるからと、キム・ ウォンに一度だけチャンスをくれと頼む。

ギルドンの仲間になることを誓ったテハク。まずはギルドンたちとひと芝居打って仲間のオム・ジャチを救出したとしてチュンウォン君の信頼を得る。一方ギルドンは荷物持ちになりすましてチュンウォン君に接近しうまく取り入る。王宮入りしたチュンウォン君はついに王に謁見を果たし、都に呼んでほしいと申しでるが、臣下たちの手前、今すぐにはそうできないと言われる。それでも玉書(王からの手紙)を賜り、都に呼んでもらえそうな可能性を残しているだけにご機嫌のチュンウォン君。酔いつぶれたチュンウォン君殺害のチャンスを得るギルドンだが、アモゲの忠告を思い出し、死ぬより辛い思いをさせることに。そこで、かつてアモゲが面倒を見た役人に近づき、ある人物の情報を集めるように命じる。

ギルドンにベタ惚れのガリョンがかわいい。2人を見つめるアニキたちの目も優しい。邪険に扱いながらも、ガリョンに妹オリニを重ねるギルドンが優しい気遣いをするのでお見逃しなく。
ギリョンがなりすましている両班の家系についてはソン・ドファンから語られるが、この背景にあるのが「癸酉靖難」のクーデーター。詳しくは「王女の男」で朝鮮王朝の歴史を学ぶ④端宗の即位から癸酉靖難、死六臣まで!で解説している。
キム・ジソクが演じる燕山君はこれまで描かれた暴君像とは違う。政事を真剣に考える若き王が、なぜ暗君になってしまうのか。

復讐相手チュンウォン君の踏み台になるギルドンの心中やいかに?そんなギルドンの正体がばれそうになる一幕が。果たしてこのピンチをどう潜り抜けるのか?そして、チュンウォン君殺害をためらわせたアモゲの言葉とは?ギルドンは誰の情報を得ようとしているのか?話がどんどん大きくなっていく。

※豆知識:科挙とは、6世紀末の中国・隋に始まった人材登用試験制度。君主に対する忠誠心を本文とする儒教思想を持った人材を起用することで、王の支配を全国に行き届かせようと狙ってこの制度を導入した。詳しくは【朝鮮王朝豆知識】「◆科挙」で。「人才=人材」という問題にギリョンはどんな回答をするのか?


BS-TBS「逆賊」番組公式サイト
 2018.07.24スタート 17:00-17:54
公式サイト

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