チャン・ヒョク、復讐はドラマだけ!【「カネの花」SPイベント in TOKYO】再現レポート①

2018年11月21日19時30分ドラマ
©女性チャンネル♪LaLa TV

「ボイス~112の奇跡~」「油っぽいメロ(原題)」「バッドパパ(原題)」などの話題作に出演するチャン・ヒョクが来日し、11月14日(水)『チャン・ヒョク主演ドラマ「カネの花~愛を閉ざした男~」スペシャルイベント in TOKYO』が開催された!取材したので再現レポートでご紹介、ドラマの予告動画は公式サイトで公開中だ。

※ドラマイベントの前の記者会見の再現レポートはコチラ。
前半後半

本作は現在、女性チャンネルLaLa TVにて絶賛放送中で、年末年始には一挙放送(12月27日(木)17:00~スタート)も決定。また、ドラマイベントも来年1月に独占放送される予定。

カネの花Licensed by KBS Media Ltd. ⓒ 2017 KBS. All rights reserved「カネの花~愛を閉ざした男~」は、財閥を舞台に権力争いと復讐、哀しい愛を描くラブサスペンス。チャン・ヒョクは出生の秘密を抱え復讐の燃えるカリスマ溢れる男カン・ピルジュを演じ、押さえながらも内に秘めた厚い思いを表現する演技が高く評価され「2017MBC演技大賞」で最優秀演技賞を受賞。さらには韓国のエミー賞と言われる「百想芸術大賞2018」最終演技賞にノミネート。

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以下、【 】はコーナー、< >は映像、下線は日本語、赤字は記者の感想やその場の雰囲気など。

【ドラマイベントレポート】
日程:2018年11月14日(水)
場所:豊洲PIT
出演者:チャン・ヒョク
MC:古家正亨
主催:ジュピターエンタテインメント株式会社/共催:株式会社永晃
企画・協力:MBC、コンテンツセブン
制作:株式会社A・R・A

満員の客席。ざわついていたファンたちが予告動画が流れると一瞬静まり返る。スモークの中、シルエットが浮かび上がりステージ後方からチャン・ヒョク登場!客席から大歓声が沸き起こる。「こんにちは、皆さん、チャン・ヒョクです」まずは日本語でご挨拶。ステージから満席の様子を見て「今日はみなさん貴重な時間の中、来てくださって本当にありがとうございます。今日はドラマをテーマに、皆さんと一緒に充実した時間を過ごしましょう。楽しみにしていてください」と感慨深げ。ここから着席トークに入るが、なぜかMCの椅子が高い(笑)。高さ調節をしてイベントスタート!

【キーワード・トーク】
ボックスの中にあるボールに書かれたキーワードにあわせてトークを展開していくコーナー。ボールにはチャン・ヒョク自身でキーワードとサインを書いたそうだ。客席から「欲しい!」のおねだり。そこで急きょ、キーワーを確認後、チャン・ヒョクが客席に投げ込んでプレゼントすることに。以下、ボールを投げるたびに大さわぎ!

①사랑(サラン、愛)
MC:演じたカン・ピルジュのように復讐のために愛を手放すことができますか?このドラマにおける愛はとても重いテーマかと思いますが、どうですか?
チャン・ヒョク(以下、チャン):ドラマは復讐するという内容。最初にシノプスを読んだときに、もう一つ何かあればいいなと思い、作家さんと監督キム・ヒボンさんとお話をして、復讐をするが心中葛藤を抱える人物に変えてはどうかと提案し、少し変更しました。
復讐だけに焦点を当てるのではなく、時間の経過とともに復讐対象者に対して憐憫の気持ちをも持つようになり、復讐をすべきかしない方がいいのかと心の中で葛藤する、そんな人間的な意識を持つ役にしたいと思いました。愛というのは誰か人を愛するということだけでなく、感情の変化も愛に含まれると思います。それは自分の自己中心的な考えだけでなく相手を理解して、相手のための考えもする。そうした瞬間瞬間で変わっていく思いを演じることこそがドラマの感情だと思いました。
(夢中で長く熱いコメントするチャン・ヒョク。途中ハタと気づいて通訳タイムを設ける。MCもただただ聞き入るばかりだが、ボールを投げる回数が減るとやや心配顔(笑))
カネの花
前に主演した「マイダス」という作品と「カネの花」が類似点があると感じました。「マイダス」は男性の監督で、ストーリーの展開が事件中心に動いていきました。「カネの花」も男性の監督の予定でしたが、女性のキム・ヒウォンさんを推薦しました。彼女とは「運命のように君を愛している」と出会い、またご一緒させていただけたらいいと思いました。今回の「カネの花」は、女性の目線で描写した方があっていると思ったんです。事件中心ではなく、事件の裏側にある感情の交流をより重要に描かれました。その感情の交流について日々どう演じようかと考えながら撮影が終わり、今に至りました。
(作品や演技にかける真摯な思いに客席から大歓声が沸き起こるが、MCは少々微妙な表情)

MC:「サラン(愛)」からドラマ全体のトークに展開しました。(笑)ただ、「復讐のために愛を手放すことができますか?」の質問の答えをいただいておりません。(大爆笑)
チャン:(照れくさそうに)僕はドラマをテーマに話していますが、もしかして質問の内容を忘れてしまうこともあるかもしれません。(いえ、もうありました(爆笑))もちろん気を付けていますが、失敗をしてしまうこともあるでしょうが大目に見てください。できるだけ誠意を持ってお応えしたいと思います。(大拍手の中、「まだ答えをもらっていません」とMC)
チャン:質問について、ぼくなら復讐を諦めます。復讐は自分だけでなく周りの人びとも傷つけてしまいます。復讐はドラマだけにします。

カネの花

②액션(エクション、アクション)
MC:特に屋上での危険なシーンがありましたが、エキストラですか?
チャン:いいえ、僕自身です。実は、過去(2作目の作品)に自分の代わりに交通事故に遭うシーンを演じたスタントマンが怪我をしてしまい、30分間意識を失くし、その後意識が戻ってまたアクションしました。それをみて申し訳ない気持ちと仕事とはこうなのだと気づき、それ以降は直接スタントをすることにしました。(大拍手。これについては2013年「IRISⅡ」のイベントでも語っていた。再現レポで紹介)
その後、思ったのはアクションは単純に喧嘩して怪我をしたらいいのではない。アクションも演技の一つの側面だ、感情を表現する手段の一つだと考えました。もっとも大けがにつながるような危険なシーンは、主演を任された俳優なのでそこは配慮しながら、安全が確保されている状況下で直接アクションするようになりました。
(今回も名通訳ぶりに、チャン・ヒョクはうなづいたりノートを覗きこんだり)
だけど、僕も人間なので怖いです。高所で幅50センチほどの欄干を歩いたんですが、風が強くリハーサル時には腰が引けましたが、本番ではスイスイ歩けました。俳優とは不思議で、「アクション!」の声がかかると寒さも感じなくなるんです。
(実際にへっぴり腰で歩いたり、スマートに歩いたりと実演。なるほどと深くうなずき「韓国俳優界の武術王」と絶賛しながらも「그래서(クレソ)」恐怖症のMC。ちなみにクレソとは「だから、それで」等話を続けるときのつなぎの言葉で、チャン・ヒョクがよく使う言葉)

MC:まだボールがたくさんありますが、時間になってしまいました。せっかくなので全て投げてください。(大歓声)③강필주(カン・ピルチュ)、④이미숙(イ・ミンスク)と投げ、最後の⑤복수(ポクス、復讐)は番組視聴者にプレゼントすることに。(※2019年1月放送予定)

イベント再現レポート②に続く

特設サイト
チャン・ヒョク本人からイベントについてのメッセージ動画
「カネの花」作品公式サイト

【韓流イベントレポ】【記者会見(前半)(後半)【イベント①/

kandoratop 【作品詳細】【「カネの花」を2倍楽しむ】