「広開土太王」第46-50話あらすじと見どころ:逆賊の子~捕虜送還問題!BS-TBS

2018年12月06日13時50分ドラマ
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クーデターは収まりいよいよタムドクが高句麗19代王として即位し、その後の人事や王妃問題を描く!そしてタムドクは自分の婚礼を利用して、近隣諸国を高句麗の敵か味方かを定めようとある作戦に出る!BS-TBSで放送中のイ・テゴン主演「広開土太王」明日12月7日(金)第41話~45話のあらすじと見どころをご紹介、Youtubeにて予告動画が公開されている。

【「広開土太王」を2倍楽しむ】では各話の詳しいあらすじと見どころ・豆知識、半島の地図や時代背景などをまとめて紹介している。

■キャスト
タムドク役/イ・テゴン…「神様、お願い」「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」
コウン役/キム・スンス…「朱蒙〔チュモン〕」「ガラスの城」
慕容宝(ぼようほう)役/イム・ホ…「大祚榮 テジョヨン」「善徳女王」
トヨン役/オ・ジウン…「怪しい三兄弟」「笑ってトンヘ 」
ヨンサルタ役/ホン・ギョンイン…「善徳女王」「プランダン 不汗党」
ヤギョン役/イ・イネ…「千秋太后[チョンチュテフ]」「ファン・ジニ」
ソルチ役/キム・ジョンファ…「風の国」「1%の奇跡」

■46話:逆賊の子
自分のために母、王妃が犠牲になったことを悲しむタムドクに、イリョン王は、「息子に先立たれるより、息子のために死ねるのが幸せ」と亡きコヤ王妃の心を代弁する。一夜が明け、謀反に参加した貴族たちは皆斬首される。それをトヨンは見つめ泣きながら立ち去り、そのすぐ後に父の首を掻き抱き慟哭するコウン。捕えられ、タムドクの前に引き出されるが、タムドクは解放する。一方、トヨンは衝撃のあまり行き倒れ流産してしまう。その頃コウンが襲われ、絶体絶命のその時、馮跋が助ける。そして馮跋は自らの出自を語り、卑怯なタムドクへの忠誠心を捨て、自分に力を貸してほしいと頼む。果たしてその出自とは?
一方、一連の事件に憔悴したイリョン王は、タムドクへの譲位を宣言する。
捕らわれたコウンは、後に禍根を残さないためにも、自分を斬れと言い、タムドクはコウンを友と呼び、逆賊になろうとも何度もでも許すと答える。こんなにも素晴らしい友情が、馮跋によって崩れようとする。
一方、馮跋のボスである慕容宝だが、完全にタムジュを愛してしまった様子。妻を見つめる目の光が何とも柔らかい。


■第47話:即位
ついにタムドクが、高句麗代19代王に即位し、イリョンは逝去する。そんな中タムドク率いる高句麗軍は破竹の勢いで勢力を広げていた。天軍のみんなはいつもの酒場で酒盛り。珍しくヤギョンが姿を現し、トヨンの話題に…。もはやトヨンは逆賊の娘だった。そんな会話を遠巻きに見つめるヨンサルタは、自らを逆賊の息子として仲間たちと距離を取った。ヤギョンは匿っているトヨンを訪ね、戻れるまで今しばらくの辛抱を、というが、すでにトヨンは気力を無くしている。トヨンの兄コムもまた人生をあきらめ、流民たちの暮らす高句麗村で、静かに暮らそうと決心した。
しかし、国内には問題も…。最初の課題は人事問題。コムが国相に就任すべきかどうかをめぐり、側近たちの意見が二分する。兵士の訓練を視察に訪れたタムドクを、わざと無視する態度をとったコムに対し、タムドクの出した結論は…。
今回の前半の見どころはイリョンの死。旅先で静かに死を迎え、諡“故国壌王”となって祀られることになる。392年5月のこと。諡(おくりな)とは、王や貴人の生前の事績を称えて贈る名前のことで、諡号(しごう)ともいう。
さて、国相問題で揺れる高句麗だが、これまで、高句麗のために命をも投げ出して忠心ぶりを見せてきたコチャンがすっかりかわった。コム大将軍もタムドクを無視したり、挑発したり…。なぜ?答えは次回、ヨンサルタが明かしてくれるのでお楽しみに。


■第48話:王妃の行方
ファンフェが右将軍、ヨソッケは副将、そしてヨンサルタを天軍の大将に破格の昇進をさせ、国相にはケピルを任命。そしてコム大将軍は実権のない名誉職の王師に。そして、軍の全権をタムドク自身が握ることにする。コム大将軍の部下たちは大いに不満を持つ。特にコムチャンの怒りは大きい。兄の命まで犠牲にして尽くした高句麗、いやタムドクに裏切られた思い、今後はタムドクに忠誠を誓えないとまで言い出す始末。そんな部下たちをコム大将軍は強く叱責する。その夜、タムドクは一人コム大将軍を訪ね…。人事改編に決着をつけたタムドクだが、トヨンに変わる新王妃選定の問題が第二の課題として浮上。そんな中、トヨンは姿を消してしまう。全国の貴族から王妃候補が寄せられるが、タムドクはすでに心に決めた王妃が…。
コムチャンの目つきが怖い。「王の大切なものを捨てさせる」と凄むさまは、タムドクより怖いかも。一方、タムドクがコム大将軍を、ヨンサルタがタムドクを訪ねる感動のシーンを追い逃しなく。そして、執拗にコウンに付きまとう馮跋。出自が漢族という彼の真の狙いは?

■第49話:新たな出発
タムドクが新王妃に指名したのは、コムの養女のヤギョンだった。これにより、タムドク即位後の朝廷に湧き起っていた不満は解消された。信頼するコム王師(元大将軍)の娘(養女)なら外戚として権勢を強めようとしないはずと、タムドクは考えたのだ。しかし、タムドクは未だトヨンを忘れて三国時代の地図三国時代の地図おらず、また四方を敵国と隣接する高句麗の王妃はあまりにも痛みが多い。コム王師は、娘トヨンに不忠と思わず辞退しても良いと忠告する。ここでヤギョンが初めて、タムドクへの想いを口にし、王妃になる決意を固める。それを知ったトヨンは高句麗を後にし、コウンは後燕の臣下になる道を選ぶ。タムドクは周辺各国に婚礼の祝賀使臣を要請する。
タムドクは自分の婚礼を利用して、近隣諸国を高句麗の敵か味方かを定めようと祝賀使臣を要請した。そして、当面の最大の敵となるのが同族にして宿敵の百済。哀れなトヨンを助けてくれたアシンが使臣として登場する。兄コウンを探しに百済に行こうとするトヨンとの再会があるのでお楽しみに。

■第50話:捕虜送還問題
祝賀使臣として高句麗を訪れた百済のアシン。タムドクは、百済には先般の戦で捕虜となった高句麗兵の返還を要求。当時、戦に勝った側が捕虜を連れ去るのは戦場のルール。いわば、高句麗は結婚祝いとして常識はずれの要求をしたのだ。タムドクは、憤慨するアシンとの会談を高句麗一アツい男、ヨソッケを任命する。タムドクが同席していることがバレ、アシンとタムドクは捕虜送還問題の会談で激論を戦わせ、結局アシンは捕虜を送還することに同意。ところが、後燕の慕容煕皇子がプヨホンを訪ね、百済で技術者として働く捕虜まで返還すれば、技術流出すると入れ知恵し、憂慮したプヨホンは独断で一部の捕虜を隠匿してしまう。しかしこの策略は、先王イリョンの慈悲深い心のおかげですぐに発覚してしまう。先王の慈悲とは?
後燕では、高句麗で起きた一部始終を知り嘆き悲しむタムジュを優しく労わった慕容宝が、今回は、タムドクの婚儀にタムジュを一緒に伴ってやるなど、良き夫振りを発揮している。
今回一番の見どころは、百済のアシン城主。プヨホンの仕出かした捕虜隠匿に関して、タムドクから屈辱を受け、タムドクの度量の大きさと高句麗と言う国の恐ろしさを知らされ、悔し涙を流すシーンだ。どちらかといえば、イカツイ俳優陣の多い中、すっきりとしたイケメンのアシンの涙には胸キュンも。


広開土王広開土王碑(ウィキペディアより)★豆知識:高句麗の位置
タムドクが活躍した4世紀末から5世紀にかけての高句麗は、飛躍的に領土が拡大した。首都・国内城があったのは、現在の中国吉林省集安市。ここには息子の長寿王が建てた高さ6.4メートル、幅約1.5メートル広開土王碑がある。詳しくはこちら⇒中国専門検索サイト|CHINE7
高句麗の周辺には、西に後燕、北東にはマルガリ、北西には契丹、そして南に百済があった。当時は、後に三国を統一する新羅は弱小国だった。

BS-TBS「広開土太王」番組サイト
 2018.10.04スタート  月~金13:00-13:55
Youtube「広開土太王」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「広開土太王」を2倍楽しむ】