2019年に大ヒットする韓ドラは、コレ!『韓国テレビドラマコレクション2019』 トークショー再現レポ②

2018年12月11日14時45分芸能
写真:@navicon

12月10日(月)に東京で開催された『韓国テレビドラマコレクション2019』(キネマ旬報社刊)出版記念第二部『トークショー』後半とお楽しみ抽選会の様子を再現レポートでご紹介、トークショーの中で紹介された作品の予告動画は各作品公式サイトで公開している。

●第一部『第2回 韓国テレビドラマコレクション大賞』の表彰式はコチラで紹介⇒プロのライターがハマったのは「キム・サブ」!授賞式再現レポート
●トーク前半はコチラ⇒【第二部:トーク前半】

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【第二部:後半】

MC:ずばり、2019年に大ヒットするドラマは?
青木青木:「ボーイフレンド」と「アルハンブラ宮殿の思い出」は旬のスターなので絶対来るかなと。「キングダム(原題)」というNetflixでの配信作品ですが、「シグナル」の脚本家と映画のスタッフが制作している時代劇とゾンビの融合した作品らしいです。(今年は映画でもゾンビが大活躍で脚光を浴びている)チュ・ジフンさん主演で注目しています。また、パク・ボゴムさんの作品をみんな待っていたんで「ボーイフレンド」が放送されたら凄いでしょうね。
(若手ながら人格者としても有名なパク・ボゴム。これにはMCも食いついて、髪を伸ばして人妻ハグ…と悪乗り。人妻とはもちろん、ソン・ヘギのこと。ソン・ヘギョンはパク・ボゴムの兄貴分であるソン・ジュンギのリアル妻。ソンソンカップルは「太陽の末裔」の共演でリアル妻になった)

真田真田:「トッケビ」カップルのユン・インナさんとイ・ドンウクさん共演の「真心が届く」とイ・スンギさんとスジさんの「バカボンド」に注目しています。「ジャイアント」「キム・サブ」の監督作品なので見ごたえのある作品になるのではないかと。

土井:(DATVとKNTVで続々と日本初放送するので)なかなか追いつけないです(笑)。実は2018年は時代劇が少なかったんです。来年は時代劇が増えそうで、その中でもソン・ジュンギさんの「アスダル年代記」。時代劇とファンタジーが融合した作品です。個人的にもこれが気になりますね。他にヨ・ジング君の「王になった男」。これはイ・ビョンホンさん主演映画『王になった男』のドラマ版。絶対ヨ・ジング君に似合うだろうなと。
(「アスダル年代記」は、ソン・ジュンギとチャン・ドンゴン、「太陽の末裔」で共演したキム・ジウォンが出演する)

paneMC:昨年2017年は大ヒットドラマが多かったですが、今年2018年はその反動があったとも言われていますが?

青木:だいたいハズレのない、どの作品も本当によくできていると思いました。ただ「トッケビ」みたいなバーンとしたヒットはなかったんですが、一つ一つが作りこまれて脚本も緻密なので見ごたえのある良作が多かったと思います。ただ、作りこみ過ぎてついていくのが大変かな。事件の裏の事件…伏線が凄すぎて。
その中では軽いラブコメディも良かったです。「キム秘書がなぜそうか?」はパク・ソジュンの魅力が爆発。同じく秘書の「ジャグラス~氷のボスに恋の魔法を~」も、軽い笑いのお仕事ラブコメディで、いろんなジャンルで良作が揃ったなと思います。
(客席からも同意のため息と笑い。「キム秘書」の名前が挙がると大拍手。)

真田:一時期韓流が下火になった時期もありましたが、今年、「トッケビ」の(BSフジでの)放送にあわせて「新大久保×コーヒープリンス」コラボカフェを開きました。客層が5歳~60代以上と幅広く、5歳児が「死神だ!」と叫んだり視聴者層の幅が広くてたくさんの人に愛された作品だと感じました。大盛況で岩手や鹿児島からもお越しくださいました。
(ここでひとしきり、新大久保の賑わいぶりの話に花が咲いた)

土井土井:個人的には青木さんが話していた「Mother」が個人的に好きでした。イ・ジェユンさんが好きで。イ・ボヨンさんを見守る役で出演したんですが、その見守りっぷりが好きでした。二番手がすきなんです。「Mother」は日本オリジナル版の脚本家の坂元裕二さんも注目していて、反応があって面白い経験をさせていただきました。
(日本オリジナル版「mother」は松雪泰子×芦田愛菜の共演で、「3分に1回泣けると話題になった2010年の作品。この作品で芦田愛菜が「天才子役」に!)

MC:先ほど話題に上ったNetflix系のドラマも増えて、「ミスター・サンシャイン」は、日本でもNetflixでしか見れないので、イ・ビョンホンファンが見れないと困っていて、せっかくの良作も敷居が高くなったという問題点もあるかも。
個人的な質問ですが、リメイク作品についていい作品は?

土井:ソ・イングクさんの「空から降る一億の星」がよかったですね。木村拓哉さんとはまた違った魅力でした。

青木:「mother」も凄く評価が高かったです。日本版とは違った感じでしたね。最近は日本のドラマでなく、イギリスやアメリカのドラマのリメイク。イギリスの主婦ミステリーをリメイクした「ミストレス~愛に惑う女たち~」にドハマりました。歩いているシーンなどは早送りしたほど。

MC:「シグナル」も日本でドラマ化されましたが。20話を日本では10話程度に短縮する必要がありましたが、なかなかうまく作りこんでいましたね。但しラストが…韓国版を見て理解したという声も聴きました。(話数を)増やす分にはどうにかなりますがね…。
(日本版最終回についてはコチラで詳しく解説⇒【最終回ネタバレ!】

MC:ここでせっかくですから(客席のみなさんから)質問がありましたらどうぞ。

客席Q:「SUITS/スーツ」はいかがでしょうか?
MC:話題になっていますよね。ちょうど日本でもリメイクされましたね。(パネラーから韓国版の方がよかったという声。オリジナル版でガブリエル・マクトとパトリック・J・アダムスが演じた役をチャン・ドンゴンとパク・ヒョンシクが演じた。ちなみに日本版は今クールのフジ月9放送中。織田裕二×中島裕翔 フジ月9「SUITS/スーツ」人気海外ドラマをリメイク

客席Q:ケーブルテレビ、地上波の視聴率をどう判断すればいいのか?
MC:ケーブルや衛星放送は接続率(アクセス数)を表し、地上波は視聴率を計測しているので同一視できないですね。

土井:宣伝的にはケーブルの視聴率は5倍(盛って8倍。笑)ととらえています。買い付けは編成チームがしますが、担当者がリアルタイムに観て相談しながら作品決定しますので、数字だけではないです。

MC:新聞社が作った総合チャンネル(JTBCなど)局とケーブル系(tvNなど)が強いですね。「トッケビ」もそうですし。BSフジ的には?

真田:視聴率も大事ですが、出演者のネームバリューや作品を観て選んだりしますので、一概に視聴率で決めるということはないですね。
(ここでMCから、12月1日からのBSフジの4K放送スタートついて紹介)

MC:ライター的には視聴率は気になりますか?
青木青木:ある程度は考慮しますが、向こうでの評判が必ず気にいることもないですね。ただ、最近はケーブル局の(5倍しない)数字が地上波を超えることも多く、ケーブル局の作品に注目することが多いです。Netflixの参入で製作費が高くなって、規模がぐんと大きくなり、出演者もメインどころの俳優さんが出演したりしていますね。

MC:最後に3方からメッセージと「100秒で!最新 韓国ドラマ情報をチェック!」という映像をご用意いただきました。

<BSフジ100秒映像:「記憶(日本リメイク版)」「六龍が飛ぶ」「マンホール~不思議な国のピル~」

記憶真田:日本版「記憶」は、12月1日からスタートした4K放送でお届けしています。綺麗で重厚感が素晴らしいです。中井貴一さんがとてもよくて、日本版もぜひ見てください。BSフジでは「ゆう韓ドラマ」という枠で毎週月~金曜14:59~16:00まで韓ドラを放送していますので、1月31日スタートの「マンホール」の後もご期待ください。

<KNTV100秒映像:「100日の郎君様」「ラブリー・ホラブリー」「少女For Rest」>

土井:「100日の郎君様」は韓国でも「シグナル」を抜いたほどの人気作。ギョンス君(D.O.)の株がぐんと上がりました。俳優として大活躍。「ラブリー・ホラブリー」はパク・シフ自身が「パク・シフ史上、一番壊れています」と宣言したほど。
少女コンビニ袋を被ったりして、ファンも心配になるほどのハチャメチャコメディになっています。後半はロマンチックシーンも出てきます。キスシーンがお上手ですから。
「少女For Rest」は1月18日(金)スタートのリアルバラエティで、K-POP系やアイドルの作品を多く放送するDATVで放送。少女時代-Oh!GG の5人が、南フランスで共同生活します。

MC:制作会社「STUDIO DRAGON」は次から次からヒット作を出していますね。では、最後に青木さんから2019年に向けてひと言どうぞ。
青木:「妻の誘惑」などの脚本家のキム・スノクさんの「皇后の品格」に注目しています。まだ視聴していませんが、チャン・ナラ主演でマクチャンぽいドラマのようで楽しみにしています。(トークで)言えなかった「七日の王妃」にものすごく泣かされました。観てない方はぜひ見てください。時代劇だけどどっぷりロマンスです。
(ドラマタイトルが出るたびに反応する客席のファンたちに、MCもビックリ!ここでどんな媒体でドラマを観ているのかという逆質問に、客席からは配信会社名や具体的な放送局名が飛び出した。)

集合トークの締めくくりは、楽しい韓ドラ情報を紹介してくれた3人(デジタルアドベンチャーの土井裕美子、ビーエスフジの真田夏希、アジアンエンタメライター 青木久美子)への盛大な拍手が送られた。
最後に本誌を持って全員で記念撮影となったが、なぜかここで盛大なドラムロールが!約2時間にわたるイベントは『韓国テレビドラマコレクション』編集長 キネマ旬報社 岡﨑暢子の粋な計らい(?)に大爆笑で終った。

おたから【第三部 抽選会】
今年は、BSフジ、NBCユニバーサル・エンターテイメント、コンテンツセブン、デジタルアドベンチャー(DATV/KNTV)、エスピーオー各社から豪華なプレゼントが計80名にプレゼントされた。

楽しくここでしか聞けない話が盛りだくさんだったイベントは「今後もエンターテインメントの魅力を多くの方と共有できるような場をこれからも提供していきたいと思います。年末年始も韓国ドラマをたっぷり楽しみながら、良いお年をお迎えください」というMCの言葉で幕を閉じた。

kandoratop【韓流イベントレポ】
【第一部:表彰式】【第二部:トーク前半】【第二部:トーク後半+三部】

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