NHK大河「いだてん 東京オリムピック噺」四三(中村勘九郎)東京で天狗を目撃!?第3話予告動画・2話ネタバレ

2019年01月19日08時00分ドラマ
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四三(中村勘九郎)進学のため上京!夏休み帰省するとスヤ(綾瀬はるか)が見合いと聞き傷心…一方浅草では美濃部孝蔵(森山未來)がある落語家に魅了され落語の道へ!?NHK総合「いだてん」20日(日)20時より、BSプレミアム18時より、BS4K午前9時より第3話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開。

■走る四三、走る孝蔵
13日放送された第2話は、熊本で生まれた金栗四三(中村勘九郎)と、物語のナビゲーターでもある古今亭志ん生(ビートたけし)、それぞれの幼少期、青年期を急ぎ足で描いた。

中村勘九郎と森山未來、2人とも驚くほど身体能力が高い。かたや歌舞伎役者の勘九郎は、日舞の稽古をしていると下半身の筋肉が大きくなってしまう。マラソン選手らしからぬ体型になるので、わざわざ下半身の筋力を落としたとインタビューで答えている。

一方、森山未來は俳優として、ダンサーとしても高い評価を得ており、2013年から1年、イスラエルのダンスカンパニー(インバル・ピント&アブジャロム・ポラック)に所属した。

「いだてん」第2話で、2人はとにかくよく走る。四三は熊本の田舎育ち。毎日往復12キロの道程を走って学校へ。美濃部孝蔵は幼いころに酒とバクチにを覚え小学校を中退。父親の金を使い込んで勘当され、根無し草のような暮らしを続けている。

ある日、吉原で豪遊した孝蔵は、その代金を踏み倒して逃げるのだが、まるで落語「付き馬」のよう。「金を払え!」と追い掛けてくる妓夫(吉原の男性従業員)から、浅草の街中を猛スピードで走って逃げる孝蔵。人を除け、荷車に突き当たるとジャンプ&一回転で着地。森山未來の身体能力の高さが窺えるシーンだった。

■幼少期の四三役には素人を起用!?
中村勘九郎演じる金栗四三の幼少期を演じたのは、今回が初のドラマ出演となった久野倫太郎くん8歳。実に素朴な「田舎の子」って感じの子役なのだが、1500人以上が参加したオーディションで選ばれた逸材である。倫太郎くんの演技がナチュラルだと評判なのだが、それもそのはず!まったく演技経験のない地元(熊本)の素人さんだったのだ。

撮影当時はまだ7歳。漢字が多い台本も読めず、スタッフが口頭で「こんなお話だよ」としゃべりながら演技を導いたというから驚きだ。残念ながら倫太郎くんの登場は第2話のみ。何かの回想シーンで再登場してもらいたい。

■タイトルロールに「姜尚中」の名前!
「いだてん」のタイトルロールに、姜尚中先生の名前があがりSNSでは「なぜ姜尚中の名前が!?」と大騒ぎになった。熊本出身の姜尚中は、劇中、四三が通う玉名中学校の五条先生役で登場。ネイティブな熊本弁を披露した。

■前回(第2話)ネタバレあらすじ
明治42年、金栗四三(中村勘九郎)は西南戦争があった田原坂の近くで生まれた。父・信彦(田口トモロヲ)が43歳のときに生まれたため「四三」と名づけられた。父は病弱で、長男・実次(中村獅童)が父親代わりになって四三を育てた。

そんなある日、熊本大学の校長に柔道の祖・嘉納治五郎(役所広司)が就任する。信彦は治五郎に体の弱い四三を抱いてもらえば、治五郎のような強い子に育つと信じ、幼い四三を連れて熊本大学へ行く。

大学では柔道の授業をする治五郎をひと目見ようと大勢の人が集まっていた。信彦親子は結局、治五郎の後ろ姿しか見ることができなかった。しかし信彦は、家族に「四三は嘉納治五郎先生に抱っこしてもらった」とウソをつく。喜ぶ家族を見て、四三は本当のことが言えなかった。

毎日往復12キロの距離を走って通学する四三は、はじめこそ友だちにおいてけぼりをくらっていたが、徐々に走り方、呼吸の仕方を覚え長距離を早く走れるようになる。村人からは「韋駄天(いだてん)」と呼ばれるほどとなった。

病弱だった信彦の容態が急変。四三は隣町まで走って医者を呼びに行く。そこで四三は初めて、春野スヤ(綾瀬はるか)と出会うのだが…。四三が家に戻ると、父はすでに息を引き取っていた。

明治38年。学業優秀な四三は兄のすすめもあって中学校に進学。寄宿舎生活を送るようになる。四三は、進学させてくれた家族のため、そしてお国のために海軍に入りたいと決意を実次に打ち明ける。そして猛勉強して海軍兵学校進学をめざすのだが、視力検査で落第してしまった。

激しいショックを受けた四三。しかし、四三は嘉納治五郎が校長を務める「東京高等師範学校」へ入学することを決意。進学のため上京することとなった。

明治43年。浅草で「飲む、打つ、買う」と三拍子そろった根無し草の生活を送っていた美濃部孝蔵(森山未來)は、たまたま入った寄席で運命の出会いを果たす。高座に上がっていた橘家円喬(松尾スズキ)の落語を聞き、一瞬にして聴き惚れてしまった。

■第3話「冒険世界」あらすじ
東京高等師範学校に進学するため上京した金栗四三(中村勘九郎)。寄宿舎での寮生活が始まったが、なかなか周囲に馴染むことができなかった。夏休みに帰郷すると、スヤ(綾瀬はるか)に見合い話があると聞き、少なからずショックを受ける。

傷心で東京に戻った四三は、三島弥彦(生田斗真)ら天狗倶楽部による奇妙な運動会を目にする。それが四三にとって初めて目にした「マラソン」だった。

NHK 1月14日(日)【総合】夜8時より【BSプレミアム】夜6時より【BS4K】朝9時より大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」(全47話)第3話を放送。再放送は【総合】毎週土曜日午後1時5分より、【BS4K】毎週日曜日午前8時より放送。

脚本:宮藤官九郎。出演:中村勘九郎/阿部サダヲ/綾瀬はるか/生田斗真/杉咲花/永山絢斗/勝地涼/橋本愛/竹野内豊/中村獅童/シャーロット・ケイト・フォックス/古舘寛治/ピエール瀧/森山未來/神木隆之介/峯田和伸/川栄李奈/松尾スズキ/山本美月/田口トモロヲ/宮崎美子/佐戸井けん太/高橋洋/小澤征悦/白石加代子/荒川良々/満島真之介/杉本哲太/大竹しのぶ/池波志乃/平泉成/井上肇/役所広司/ビートたけしほか。

番組公式Twitterアカウントは「@hnhk_td_idaten」。第3話予告動画は番組公式サイトで視聴できる。最新話は放送から役2週間、NHKオンデマンドにて見逃し配信。

NHK 大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」番組公式サイト

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