さらば平成 第二夜!金ロ4/12、ジブリ長編アニメーション映画『風立ちぬ』あらすじと予告動画

2019年04月12日14時59分アニメ

日テレ「金曜ロードショー」では「平成さよなら」企画として2週連続スタジオジブリ作品を放送!第二夜となる今夜12日(金)は、ゼロ戦の生みの親・堀越次郎の美しい飛行機を作る夢に向かった半生を描く宮崎駿監督、長編アニメーション映画引退作『風立ちぬ』を放送!予告動画は番組公式サイトで公開。

『ルパン三世カリオストロの城』(1979)、『風の谷のナウシカ』(1984)、『天空の城ラピュタ』(1986)『となりのトトロ』(1988)、『魔女の宅急便』(1989)、『紅の豚』(1992)…数々の大ヒット作品を作り続け『もののけ姫』(1997)では当時の日本映画の興行記録を塗り替え、『千と千尋の神隠し』(2001)では第75回アカデミー賞アカデミー長編アニメ映画賞でオスカー受賞、第52回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞、国内では第25回日本アカデミー賞最優秀作品賞、会長功労賞、教会特別賞を受賞、第44回ブルーリボン賞作品賞など、国内外で高い評価を得、さらに興行収入は300億円を越え日本歴代1位を獲得、2015年現在その記録は破られていない。日本のみならず世界のアニメ界で神的存在とされるのが、宮崎駿監督である。

その宮崎監督が、自身が描いた同名漫画を長編アニメーション映画化したのが『風立ちぬ』である。過去、何度か監督引退宣言をした宮崎監督だが、本作が監督の平成最後の長編映画。
主人公・堀越二郎役には自身もアニメーション監督でもある庵野秀明を起用。異色の起用には賛否両論あったが、庵野は他の声優陣、俳優陣に負けず劣らず唯一無二の存在感を放つ存在となり、作品に色を添えた。

本作の主人公・堀越二郎は実在の人物。東京帝国大学工学部航空学科を首席で卒業後、三菱内燃機製造(現三菱重工業)に入社。大戦中は零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の設計を行う。戦後は中日重工業(のちの新三菱重工業)に勤務。退社後、1963年から65年東京大学宇宙航空研究所にて講師をつとめ、1965年から69年防衛大学教授、1972年から73年までは日本大学生産工学部教授を務めた。1982年1月11日死去、享年78。映画『風立ちぬ』は堀越二郎の半生をベースに、作家・堀辰夫の小説『風立ちぬ』に描かれているエピソードなども織り込まれている。映画ポスターには、堀越二郎、堀辰夫両名の名が記されており、両者に対する宮崎駿のリスペクトの意が込められた作品となった。

■あらすじ
幼いころから美しい飛行機を作ることに憧れていた堀越二郎(庵野秀明)は東京の大学に進学。そして関東大震災が起こった日に運命の人・菜穂子(瀧本美織)と出会う。大学卒業後、日本は戦争に突き進む中、飛行機の設計をするため三菱に入社。その後、ドイツへ研修に行くなど順風満帆だったが、一時スランプに陥る。その時二郎が訪れた軽井沢のホテルで、再び菜穂子と再会。恋に落ちる二人だったが、菜穂子は結核を患っていた…。

【風立ちぬ】(2013)
監督・脚本・原作:宮崎駿
音楽:久石譲
主題歌:荒井由実「ひこうき雲」
出演:庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルバート、風間杜夫、竹下景子、志田未来、國村隼、大竹しのぶ、野村萬斎ほか。
『風立ちぬ』DVD&Blu-Rayはウォルト・ディズニー・ジャパンより絶賛発売中。

日本テレビ「金曜ロードSHOW!」番組公式サイト