『グリンチ』リリース記念!主役グリンチの声優ベネディクト・カンバーバッチのインタビュー到着!

2019年04月23日15時14分アニメ

ミニオンを生み出したイルミネーション最新作映画『グリンチ』が、NBCユニバーサル・エンターテイメントより4月24日(水)に待望のブルーレイ&DVDをリリース!これを記念して主役のグリンチの声を担当したベネディクト・カンバーバッチのインタビューが到着、予告動画はYoutubeにて公開されている。

『グリンチ』は、イルミネーション・エンターテインメントによる3DCG・アニメーション映画。原作は1957年のドクター・スースの児童文学『いじわるグリンチのクリスマス』で、1966年のテレビスペシャル番組『How the Grinch Stole Christmas!』、2000年の長編映画『グリンチ』に続き3回目の映像化となる。⇒映画公式サイト

グリンチ自前の緑の毛皮が自慢のグリンチは、村の人々に意地悪をすることが楽しみという超ひねくれ者。そんなグリンチが世界で一番嫌いなものとは!? 主役のグリンチはもちろん、ひねくれる前のつぶらな瞳が超キュートな幼少期のベイビーグリンチ、グリンチに献身的な愛を捧げる愛犬マックスらに魅了される。そんな愛しきキャラクターたちとキラキラと美しく心躍る映像で、ほっこりと心が癒されることうけあい!
そして、強烈キャラであるグリンチの声には大泉洋が抜擢!その他、杏、ロバートの秋山竜次、宮野真守をはじめとする豪華吹替キャストが華を添え、グリンチの声を本家アメリカではベネディクト・カンバーバッチが演じたことも、世界中で大きな話題に!

――『グリンチ』はとても笑える映画でありながら、切ない部分もありますが、どのようにこの独特なグリンチを見つけ出したのですか?
それは僕の手柄じゃなくて、脚本家や監督、プロデューサーのおかげなんだ。この役を演じるにあたって、家族やアニメーションに対してこんなにバラエティに富んだことを描けるキャンバスを与えられたことはすばらしい。それに、人々に愛されているこのキャラクターは一般的に意地悪なことで有名だけれど、そうなったことへの理由が描かれているんだ。さらに、彼に対する思いやりもある。クリスマスの時期になると、どうして彼はあるがままに振る舞うのか、その理由は胸が張りさけるものだよ。メッセージとしては二つあって、まず、クリスマスが単なる物質主義に関連したことだらけだと僕らは信じるべきではないということ。そして、憎しみや怒りに満ちた人も受け入れるべきということなんだ。

――グリンチにもいいところがありますよね。そうだね。僕は彼がこんなにも焦っていらいらしているところがとても気に入ってるんだ。僕らはグリンチの意地の悪さにスリルを味わうべきだよ、それはとても面白い。

――グリンチ はイギリス人っぽいと思いますか?
そう、ちょっとイギリス人っぽいんだ。僕の頭の中の考えでは、彼は風変わりなイギリス人の気取った態度を取っているね。おそらく、僕がキャストされた理由のひとつは、僕が気難しくて、人づきあいが苦手な役柄を演じていることが多いからだね。

――そもそもグリンチのクリスマスに対する嫌悪や不信感に共感はできますか?
そうだな、まったく同じように気持ちが芽生えることはないね。かわいそうな孤児だったグリンチに比べて、子供の頃の僕には幸せな思い出がある。僕が嫌悪しているのはクリスマス商戦でたくさんのプラスチックを使って包装することなんだ。それは使われなくなった時どうなるのかを考えるとイライラしてしまう。そこが、僕がグリンチのようになるところだね。それから、僕は以前クリスマスの時期にお店で働いていたから同情するけど、カセットテープの担当で何度も同じ曲を繰り返し再生させる仕事をしていると、かなりのグリンチ状態になるよ(笑)。でも、お店の中にいたみんなで一緒になって、かなりはしゃぎまくったね。とても楽しかった。クリスマスの時期には、人間の行動の良い事も悪い事も見られる。

グリンチ――製作スタッフから、「ぜひグリンチを君に演じてほしい」と言われた時、若干の不安はありましたか?
「この役を演じるのにぴったりなのは君だが、どう思う?」と言われたんだ。僕はこの人たちとなら一緒にやっていけると思った。過去にも、同様のキャラクターを演じたことがあったからね。でも、そのあとに彼らからは「我々はただ君の声が好きなんだ」と言われた。だから、僕は言ったんだ。「グリンチはアメリカ人だよね」って。 それでも彼らはまた「君の声がとても気に入っている」と言ったので、僕はしっかりと断った。「『グリンチ』を英国風にするんだったら僕はこの仕事はやらない」ってね。彼らは僕が少し変なアクセントでやり通すことを心配していたと思う。僕はすでに『8月の家族たち』や『ブラック・スキャンダル』などのいろんな映画をやっていたから、ボストンのアクセントがあったんだ。だから、アメリカのアクセントで演じられることは証明済みだった。それでも、彼らはアクセントのことでナーバスになっていたね。

――ヘレン・ミレンが『モンスターズ・ユニバーシティ』で、声優の仕事をする時、ドレスアップして、ハイヒールを履くと言っていましたが、あなたは『グリンチ』を演じる時に特別な衣装は身につけましたか?
僕は何も着なかった。イヤホンから下は何もね(笑)。きっといい記事のネタになるね(笑)。でも、僕はそういったものが何もいらないし、必要なかったんだ。ハイヒールは僕の声にかなり独特な影響を与えるけれども、グリンチは緑色の裸足でパタパタと動き回る必要があるんだ。僕は裸足で歩くのは慣れていたし、足の裏に靴以外のものを感じるのが好きなんだ。天気によっては服を少し脱いで、Tシャツとズボンだけを着ていたよ。特別な衣装はないね。

――マイクしかない収録スタジオにこもるメリットはありますか?
とても開放感があるんだ。バミリも無ければ、衣装もないし、シーンごとの繋がりを気にする必要もない。他の俳優や時間と空間を必要とする技術的な事に罪悪感を抱くことなく、その部屋を独り占めにして一息つくこともできる。今までとまったく違う仕事のやり方で、想像力がたくさん必要になるし、その挑戦にとてもやる気を感じたね。

――声の仕事をした役者から、声の仕事は今まで最高の仕事だとよく聞きます。
あなたは柔軟性があるから声の仕事はとても楽しめたと発言されましたね。
そうなんだ。それが楽しむための現実的な理由なんだけど、声の仕事はとても新鮮で最高なんだ。他の芸術とは異なるし、自由がたくさんある。それに、部屋には他の俳優がいないけれど、監督と製作チームとは深い仲間意識があるんだ。他の芸術作品の場合と同じように、それは小さな家族のようなものだね。

――あなたの女性ファンが自ら“カンバービッチ”と呼んでいた頃がありましたが、今、ファンの新しい呼び方はありますか?
今は、コレクティブ、“カンバーコレクティブ”に変わっている。それはファンが名づけただけで、僕の提案じゃない。“カンバービッチ”を初めて聞いた時、ちょっと楽しそうで、不快にはならなかったね。イギリス人が「ファンはみんなカンバービッチだ」って言うのは面白い。だから、僕は彼女たちがしたことを嬉しく思うね。

『グリンチ』ブルーレイ+DVDセット  ¥3,990(税別) 4月24日(水)発売!
レンタルブルーレイ&DVD同時レンタル開始
発売・販売元 NBCユニバーサル・エンターテイメント

『グリンチ』ブルーレイ&DVD公式サイト
予告編