映画『リトル・フォレスト 春夏秋冬』と日本版原作漫画、共通点と相違点は、ココ!古家正亨夫妻トークイベント決定!

2019年05月15日11時00分映画

2014年に橋本愛主演で映画化された五十嵐大介の大人気コミック「リトル・フォレスト」を韓国で映画化した『リトル・フォレスト 春夏秋冬』(配給:クロックワークス)が、5月17日(金)より全国ロードショー!これに先駆けて本作が、原作漫画「リトル・フォレスト」から、どのような要素を活かし、どのような要素を加えて大ヒットに結びつけたのか!日本版原作と韓国版映画を比較!映画公式サイトは予告動画で公開している。

本作は、恋愛、就職と何一つ思い通りにいかない主人公ヘウォン(キム・テリ)が、何もかもを後にして故郷に帰り、幼馴染のジェハ(リュ・ジュンヨル)、ウンスク(チン・ギジュ)と共に、春夏秋冬・特別な四季を送り、新たな自分の生き方を探していくストーリー。※映画について⇒映画詳細

リトル2018年の韓国映画界をリードした作品は、なんと!日本映画や小説、漫画を原作とした韓国版リメイク映画。公開からわずか15日で動員200万人を突破し、韓国における恋愛映画で最速記録を打ち立てた『Be With You 〜いま、会いにゆきます』に加え、2018年“韓国版リメイク映画ブーム”を巻き起こした話題作のひとつが、この『リトル・フォレスト 春夏秋冬』。韓国的な感性を活かした要素が若い世代を中心に高い支持を受け、『リトル・フォレスト 春夏秋冬』=《退職推奨映画》といった面白そうなあだ名が付けられるほど、話題だった本作。そんな、2018年"韓国版リメイク映画ブーム"の代表作『リトル・フォレスト 春夏秋冬』は、原作漫画「リトル・フォレスト」から、どのような要素を活かし、どのような要素を加えて大ヒットに結びつけたのか!日本版原作と韓国版映画を比較してみた!!

リトル#ストーリー
都会から田舎に帰ってきた若い女性が主人公で、田舎の四季を背景に家族や友達、隣人と共にささやかな日常を自給自足しながら過ごす、というメインストーリーは同じ。しかし、原作では<自給自足している料理>に集点を合わせたとすれば、韓国版では<登場人物のストーリーと関係性>に集点を当てている。教員採用試験、恋愛、就職…何一つ思い通りにいかない都会の日常から離れ故郷に戻ったヘウォン(キム・テリ)は、いつの間にか諦めてしまった夢見る人生を探し求めているジェハ(リュ・ジュンヨル)と、ウンスク(チン・ギジュ)、このふたりの幼馴染と共に、丁寧に料理をして作った食べ物を一緒に分かち合いながら、お互いが抱えている過去の傷を癒やし合い、新しい未来に向けて一歩踏み出す。

リトル#料理
本作のもう一つの主人公、それは「料理」。四季の旬の食材を活用して丁寧に料理をする、というところは同じで、<栗の甘露煮>、<ジャガモパン>、<すいとんみ>といった料理は、原作でも韓国版でも登場する食べ物。しかし、韓国版では韓国的な感性を活かすために、<クレーム・ブリュレ>、<マッコリ>、<トッポッキ>など、韓国の伝統料理を披露。韓国版の料理企画を担当したフードスタイリストは「<栗の甘露煮>と<お好み焼き>以外は原作に登場する料理を全て変えました。シナリオで提示した料理それぞれにストーリーが組み込まれていたので、原作側にも確認してOKを頂くことができました。」と料理選定の秘話を明かし、韓国版で登場する料理は、単なる食事ではなく、劇中、人間関係をつないでいく媒体として重要な役割を担うところが特徴。

#猫と犬
原作漫画で主人公のペットは<猫>。しかし、韓国版ではオグという名の<犬>が登場。イム監督は「田舎で女性が一人暮らしをする設定ですから、(猫より)犬の方が防犯面で心強いし、観客が安心して見届けられると思いました。」という理由を明かした。

ちょっと休んでも、他と違っても、不器用でも大丈夫――。自然の恵みと豊かな暮らしが教えてくれる、本当の幸せ、そして生きることとは――?人生に迷えるすべての人へ贈る、癒やしと休息の特別な四季に期待したい!

古家正亨ritoru★「リトル・フォレスト 春夏秋冬」公開記念トークイベント決定!

韓国映画『リトル・フォレスト 春夏秋冬』から観た“韓国と韓国料理”本編中に登場する韓国料理にも注目が集まる映画『リトル・フォレスト』。

そんな料理の魅力を中心に、この映画をこよなく愛する韓流ファンにおなじみのMC古家正亨と妻であり韓国ではシンガーソングライターとしてもおなじみ、現在日本でコリアン・フーディストとして料理教室や料理本を出版するなど、多彩な活動を続けているMina Furuyaを迎えてトークを展開。

5月25日に発売される韓国料理レシピ本の新刊『やさしい韓国ごはん』を書店での販売を前に、会場で販売および2人によるサイン会も実施する。

●場所:シネマート新宿
●日程:5月20日(月) 18時30分の回 上映後(トーク+本の販売サイン会)
●登壇者:古家正亨様(ラジオDJ・テレビDJ・韓国大衆文化ジャーナリスト)/ Mina Furuya様(アーティスト、コリアン・フーディスト)

チケット販売:劇場窓口、オンライン予約ページにて好評発売中
http://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/topics/20190520_15659.html