歌舞伎界の名門一家・尾上菊之助の長男・丑之助(5歳)デビュー!TBS 18日「バース・デイ」で密着!予告動画

2019年05月17日10時00分芸能
©TBS

【古典芸能・演芸】祖父は人間国宝・尾上菊五郎と同じく人間国宝の中村吉右衛門、父は尾上菊之助!そんな歌舞伎界随一の名門の長男として生まれた寺嶋和史くんが七代目尾上丑之助を襲名!5/2から歌舞伎座にて初舞台を踏む!その模様をTBS 18日(土)午後5時より放送の「バース・デイ」にて密着!予告動画は番組公式サイトで配信。

歌舞伎界に新たなスターが誕生した。父方の祖父は人間国宝・尾上菊五郎、母方の祖父も同じく人間国宝・中村吉右衛門。そして父はドラマ「下町ロケット」やNHK大河ドラマ「西郷どん」、などお茶の間でも人気の歌舞伎俳優・尾上菊之助。その菊之助の長男・寺嶋和史くん(5歳)が、2019年5月3日より七代目尾上丑之助を襲名し、東京・歌舞伎座にて1カ月間の襲名披露興行に出演している。

演目『絵本牛若丸』で丑之助は源牛若丸、父・菊之助は弁慶を熱演。祖父である菊五郎は鬼次郎、吉右衞門は鬼一法眼役で出演。菊五郎と吉右衞門に手を取られた丑之助が舞台に登場すると、客席から割れんばかりの拍手で迎えられた。

筆者はかれこれ20年以上、吉右衞門の舞台を見続けてきたが、これほどまで終始満面の笑みを浮かべた吉右衞門は初めて見た。自身が出演しているというより、完全に「おじいちゃん」として「孫」を見守る吉右衞門と菊五郎。それがまた、微笑ましい。

丑之助初舞台を引き立てるのは、市川海老蔵、尾上松緑、尾上松也といった若手人気役者が顔を揃える。賑々しく披露された初舞台は多くの観客を喜ばせた。

大名跡の襲名披露興行となると、ご贔屓の著名人から祝幕(緞帳)が贈られるのだが、七代目尾上丑之助初舞台祝幕を手がけたのは、スタジオジブリの宮崎駿。幕の中央には勇ましい弁慶と、可愛らしい牛若丸が描かれている。5歳の子どもの初舞台に、宮崎駿とは驚きだ。言い換えれば、それほど歌舞伎界にとって丑之助デビューは大ニュースであり、希望の星でもあるのだ。

尾上丑之助初舞台となる「團菊祭五月大歌舞伎」は5月3日(金・祝)から27日(月)まで、東京・歌舞伎座にて上演。『絵本牛若丸』は夜の部(午後4時30分より)にて上演。詳細は歌舞伎座ホームページを参照。
歌舞伎座公式サイト

18日放送TBS「バース・デイ」では、尾上丑之助初舞台を支える家族に密着。音羽屋(尾上)と播磨屋(中村)の血を引く歌舞伎界のサラブレッドの誕生、そして初舞台までの2カ月におよぶ稽古の模様を番組で放送する。

TBS 5月18日(土)午後5時より「バース・デイ」を放送。セレブレーター:東山紀之。番組公式Twitterアカウントは「@tbs_birthday」。予告動画は番組公式サイトにて視聴できる。

TBS「バース・デイ」番組公式サイト

【古典芸能・演芸を楽しむ】