「不滅の恋人」第14話あらすじと見どころ:チャヒョンが王の側室に?豆知識:経筵を無くした王イ・ガン

2019年11月16日01時10分ドラマ
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王になったイ・ガン(チュ・サンウク)から側室になるよう命じられたチャヒョン(チン・セヨン)は、王に毒を飲ませて凶器で殺害しようとした!一方、計画通り脱獄に失敗して死んだことになったイ・フィ(ユン・シユン)は仲間たちと密かに都に戻るが…NHK韓国ロマンス時代劇「不滅の恋人(大君~愛を描く~」(全20話)1週空いて明日11月17日(日)は第14話を放送!詳しいあらすじと見どころ、豆知識をご紹介、番組サイトで予告動画が公開されている。

以下、詳しいあらすじを知りたくない方は見どころをご覧になり、あらすじは視聴後の確認用にどうぞ。また【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、取材会や直前番組の再現レポートなどまとめている。



■第14話
ついに幼い甥から王座を奪ったイ・ガン。イ・ガンを訪ねたチャヒョンは人払いをさせて、隠し持ってきた毒を飲ませたうえで簪(かんざし)で殺そうとするが、失敗し幽閉される。チャヒョンに嫉妬するナギョムは、チャヒョンに「王に媚薬を飲ませたのか?」と問い、チャヒョンは「毒薬」と答える。怒るナギョムはチャヒョンを平手打ちする。
決して王とは呼ばない上に、命まで狙われるとは。さすがのイ・ガンも怒り狂うと思いきや、まだチャヒョンをかばう。チャヒョンがイ・ガンに飲ませた毒こそが13話の豆知識で説明した「ひまし油」。>

その頃、流刑地の島に残っていたルシゲは、ギトゥクと再会。隠れ家には生きていたイ・フィと北方で捕虜だった3人、そしてもうひとり男がいた。イ・フィの無事を涙で喜んだルシゲはどのようにイ・フィが死を偽装したかを知る。ルシゲは一日も早く都に戻ってイ・フィの無事を知らせてやろうと考える。イ・フィも自分の死体を見てしまったチャヒョンが危険なことをしでかすのではないかと心配する。
再会したイ・フィが生きていることを確かめるためのルシゲの行動が何ともカワイイ。今回の計画は12話から始まった。12話ラストでイ・フィを襲い、13話で3人組がイ・フィを訪ねて来た時の様子を見て、崖の上でイ・フィの胸を射抜いた人物こそが、この計画の協力者であり、イ・フィの味方。果たしてその人物とは?

一方、王宮ではチャヒョンに毒を飲まされたことを否定して酒を呑み過ぎただけというイ・ガン。ナギョムは「手折れぬ花を手に入れようとした報い」といい、チャヒョンを死罪にすべきと訴える。そんなナギョムに「嫉妬は見苦しい、もともとチャヒョンは野に咲く花で自分の物だったと言い放つ。「チャヒョンを手に入れるために王になったのか」と詰るナギョムに、チャヒョンの父ソン・オクのお陰でイ・フィを排除で来た。チャヒョンを側室にするのは大提学であるソン・ソクを抱き込むための作戦だと言い、「妻(ナギョム)の実家が権勢家ならチャヒョンを側室にする必要もなかった」と、ナギョムの痛いところを衝く。激怒したナギョムは、夫イ・ガンの許可なしにチャヒョンを拷問にかける。

臣下たちと国政を論じる経筵(キョンヨン)を開こうとしない王イ・ガンに苦言を呈するが、ヤンアン大君はそれより先に明(中国)に王を認めてもらうことが先決という。チャヒョンが拷問にかけられていると聞いた王イ・ガンは密宮に駆けつけて拷問を辞めさせ、ナギョムが国母の器かどうかまだ判断がつきかねぬと怒りをあらわにする。

怒りの収まらないナギョムは、王と共に大王大妃シム氏に挨拶に出向いた際に、チャヒョンが王宮に来たのかと確認するシム氏に「チャヒョンがイ・フィの一件で王を恨んでいて、王に害を加えようとした」と口を滑らしてしまう。「お前たちがイ・フィを殺したのか」と詰め寄るシム氏は、醜聞が広まる前にチャヒョンを帰すように命じる。ナギョムはシム氏に、王妃の冊封を受けていないために妙な噂が立ったと言い、シム氏はこれを認めて手続きを進めるよう告げる。
チャヒョンを守るため、ナギョムにしてやられたイ・ガン。それでもチャヒョンへの想いが立ちきれないのか。

イ・フィたちは秘密裏に都に戻り、寺に身を隠す。チャヒョンがイ・ガンの側室になったというウワサが耳に入る。イ・フィはこの噂にショックを受けるも、何か事情があるはずだとチャヒョンを信じようとする。イ・フィの名を騙って刺客を雇った女が芸妓ヨギョンではないかと睨む協力者は、彼女に会って探りを入れ、確信する。
チャヒョンが後追い自殺をしないか案じていたイ・フィは甘い。チャヒョンが王に毒を飲ませ凶器で殺害しようとしたと知ったら、イ・フィはどんな顔をするだろう?

ソン・オクは大王大妃シム氏に会って、チャヒョンを帰らせてほしいと頼むが、チャヒョンを救うには尼寺に送るしかないとシム氏。チャヒョンは王宮を出る前に、ひと目だけイ・フィの部屋に入らせてほしいと頼み、部屋でイ・フィを偲んで涙する。王宮を出るチャヒョンに「敗者」となじるナギョム。チャヒョンは寺で「因果応報」を祈ると言い返す。チャヒョンを乗せた輿を見送る王イ・ガンは、チャヒョンを連れ戻すよう部下に命じる。寺に待ち伏せして遠くからチャヒョンの無事を見たイ・フィだったが、チャヒョンが別の籠で連れ去られそうになるのを見て…。
さあ、イ・フィはどうするのか?尼寺に向かうチャヒョンを乗せた輿は白。ドラマ「チャン・オクチョン」第26話でも、オクチョンが尼寺に行くときに乗せられたのは白い輿。



■豆知識:経筵を無くした王
経筵(キョンヨン)とは、王と重臣たちが政治問題を討論し、対話する場。今回中盤、経筵をしない王に文句を言う臣下たちに向かって、王イ・ガンが「余は建国なさった君主の意志を受け継ぎ、この国の王権を強化したい」というシーンがある。イ・ガンのモデルとなっている世祖(首陽大君)の願いがまさにこのイ・ガンのセリフ通り。そのために実在した世祖も議政府(役人が管理する最高官庁)の政策決定権を廃止し、宰相(首相)の権限を縮小して王の権限を強くし、経筵を無くした。ドラマの展開を見ると、チャヒョンにこっぴどく振られて政務にやる気が失せたようにも見えるが、実はこれは史実通りの展開なのだった。

■キャスト/少年時代相関図(NHK番組サイト)
イ・フィ/ウンソン太君役:ユン・シユン/チョン・ジンソ
イ・ガン/チニャン大君役:チュ・サンウク/チェ・グォンス
チャヒョン(ジャヒョン)役:チン・セヨン
大王大妃シム氏役:ヤン・ミギョン
ヤンアン大君役:ソン・ビョンホ
パク・ギトゥク役:ジェホ/チョン・ジェヒョン
ルシゲ役:ソン・ジヒョン
ソン・オク役:イ・ギヨン
アン氏役:キム・ミギョン
クッタン役:ムン・ジイン
ユン・ナギョム役:リュ・ヒョヨン

NHKBS「不滅の恋人」番組サイト
 2019.08.04スタート 毎・日23:00~ 地上波初放送
 2019.03..03-07.14 毎・日21:00-22:00
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kandoratop【作品詳細】【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】