韓ドラリメイク好発進!トップは「サイン」14.3%、「ボイス110」「TWO WEEKS」は?原作と比べて深堀チェック!

2019年07月17日13時20分ドラマ
(左から) (C)テレビ朝日 (C)NTV (C)カンテレ
「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」大森南朋
「ボイス 110緊急指令室」唐沢寿明
「TWO WEEKS」三浦春馬

7月11日の大森南朋「サイン」を皮切りに、13日には唐沢寿明「ボイス110緊急指令室」、16日には三浦春馬「TWO WEEKS」が初回放送し、それぞれ好スタートを切った!そんなリメイク3作を原作と比べて深堀チェック!各ドラマの予告動画は番組公式サイトで公開している。

「サイン」(木、よる9時)は、法医学vs.絶対的権力“真実”をめぐる壮絶な戦いを描くメディカルサスペンス。⇒第1話ネタバレあらすじと2話予告
「ボイス110緊急指令室」(土、夜10時)は妻を殺された敏腕刑事と父を殺された声紋分析官がタックを組む犯罪サスペンス。⇒第1話ネタバレあらすじと2話予告
「TWO WEEKS」(火、よる9時)は殺人容疑の濡れ衣を着せられた男が、白血病の娘のために2週間に及ぶ逃亡劇を繰り広げるサスペンス。⇒第1話ネタバレあらすじと2話予告

■リメイク3作好発進!
リメイク(左から)(C)SBS、 (C)OCN、
(C)SAMHWA NETWORKS all rights reserved
「サイン」パク・シニャン
「ボイス~112の奇跡~」チャン・ヒョク
「TWO WEEKS」イ・ジュンギ
3作共、韓国ドラマの大ヒット作をリメイクしたサスペンスで日本でも多くの韓国ドラマファンに愛された作品。
(原作紹介⇒「サイン」「ボイス~112の奇跡~」「TWO WEEKS」)

リメイクしたテレビ朝日、日本テレビ、カンテレはいずれもジャンルモノ(サスペンス、ミステリー、犯罪もの)を得意としているだけに、初回から丁寧に作りこまれて視聴者を引き付けた。(【夏ドラマ】韓国リメイクでテレ朝・日テレ・フジがタイプ違いのジャンルものに熱視線!

これまでのところ、2019年の夏ドラマはどれも好スタートを切っているが、その中でも「サイン」は14.3%で7月17日現在夏ドラマのトップ、「ボイス110」も12.6%で上位に位置している。少し遅れを取った「TWO WEEKS」も8.4%と健闘している。(数字は全てビデオリサーチ、関東地区調べ)

■安定感ある主役陣の演技に好評価
韓国ドラマ特有の熱情ある演技に比べるとやや抑え目だが、主役の南森、唐沢、三浦が安定感のある実にいい演技をしている。韓国版に比べて放送時間も全話数も短くなる日本版だが、ショッキングな冒頭シーンや各シーンは多少短縮された感が残ったものの、原作を知らないドラマファンを引き付けるには十分の展開だったようで、SNSには「次回も絶対見る」など好意的な書き込みが多く見受けられた。

それでも「サイン」については、「ご遺体を私服のまま、素手のまま触らないで」「解剖着を着てください」「『科捜研の女』の解剖医さんの方が優秀な気がする」と言ったメディカルサスペンスを得意とするテレビ朝日らしからぬ演出に苦言を呈する書き込みもあった。「ボイス」に関しては「怖すぎ!」「心臓止まりそう」と第1話にして恐怖に音をあげたファンが、「TWO WEEKS」ではこのところ舞台での女装など演技の幅を広げている三浦に「柄シャツ、煙草の掛け合わせ、良すぎてウケる」とヤサグレ感を絶賛する書き込みも見受けられた。

「ボイス」と「TWO WEEKS」は先の読めないストーリーもさることながら、激しいアクションも見どころ。原作で演じたのがチャン・ヒョクとイ・ジュンギというアクションにも定評のあるトップスターだけに、唐沢と三浦のアクションにも大いに期待が集まる。もっとも「ボイス」では第1話にして、唐沢がほんのちょっぴり重い動作で中年刑事のリアルアクションを披露してくれたが、まだまだこれからが本番。2人とも怪我なく最終話まで走り抜けてほしい。

■こだわりのキャスティングとロケーション
主役以外の登場人物も注目を集めた。「TWO WEEKS」で三浦の娘・はな役を演じる稲垣来泉の可愛さは早くも視聴者のハートをがっちりつかんだようで、SNSでは「カワイイ!」「もう出ないのかな?」と言う書き込みも。そんな方は安心してほしい。原作ストーリーと同じなら、来泉ちゃんの出番はまだまだある。ハラハラシーンや無菌室を挟んだ三浦との名シーンも展開されるはずなのでお楽しみに。

「ボイス」では、唐沢をその甘い声で「兄貴!」と呼ぶ、NEWSの増田貴久にハートを射抜かれたファンが続出。SNSでも大いに盛り上がったが、他にもジャニーズファンには嬉しいキャスティングがあった。増田がプライベートで“アニキ”と慕う嵐の櫻井翔も出演した「山田太郎ものがたり」で、二宮和也の母・綾子役を演じた菊池桃子が唐沢の妻役で、妹・五子役の吉川愛(子役時代は吉田里琴)が誘拐された女子大生を熱演した。

また、「サイン」ヒロインのひとりが韓国版では検事であるのに対して、日本版では警視庁の管理官に変更されたが、韓国版と同じく主人公の元彼女として松雪泰子が登場した。裾ひらひらのパンツルックの松雪が、キッチンカーで高杉真宙相手に管を巻くシーンは韓国ドラマのようで、テーブルのアルコール類も韓国の酒という念の入りようだった。
「ボイス」も唐沢たち刑事の行きつけの場所が焼き肉店だったり、「TWO WEEKS」で三浦が自分に娘がいて白血病だと知ったガラス張りのカフェも韓国版を彷彿とさせ、ロケーションにも制作サイドのこだわりが感じられた。

■ドラマ音楽も話題沸騰!
「サイン」の東方神起「ミラーズ」は印象的なチャンミンの高音に痺れた視聴者が多かったようで、SNSにも「チャンミンの高音シャウトはピカイチ」「めっちゃいい感じにドラマにマッチしてる」と言った声であふれた。「TWO WEEKS」では主演の三浦が主題歌「Fight for your heart」を歌っており、SNSには「今まで聴いたことのない春馬さんの歌声に鳥肌。」「めっちゃいい」「カッコいい」と演技力に加えて歌声も絶賛されていた。

現在のところ、「サイン」が夏ドラマ全体でもトップの座にいるが、第2話からいよいよ本格的に物語が動き出す。「TWO WEEKS」は三浦が逃走途中に様々な変装をし、「ボイス」はまだまだ視聴者を震え上がらせる仕掛けが満載なので、「サイン」もうかうかしていられない。

ドラマ初回を見逃した方は「テレ朝キャッチアップ」「hulu」「FOD」などで見逃し配信中!また以下のページでネタバレあらすじを紹介しているので、参考にどうぞ。

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