【新作韓ドラ】2PMジュノ、入隊前最後の主演「自白」で人生キャラクター更新!韓国での評判レポートと予告動画

2019年06月10日13時20分ドラマ
©tvN

一度判決が確定した事件は再び扱うことができないという“一事不再理の原則”、その法の枠に隠れた真実を追う者たちを描いた法廷捜査ドラマ、「自白」の韓国での評判に関してレポート!韓国tvN番組サイトには予告動画公開されている。

本作品は、一度判決が確定した事件は再び扱うことができない“一事不再理の原則”を素材として、犯人の自白にも処罰をできない法のアイロニーに立ち向かい、その法の枠に隠れた真実を追う者たちを描いた法廷捜査ドラマ。大人気K-POPグループ2PMのジュノが主演を務め、「Mother」を演出したキム・チョルギュ監督の新作として注目を浴びた。

2PMのジュノは、現在歌手だけでなく俳優としても第一線で活躍している。「記憶〜愛する人へ〜」「キム課長とソ理事 ~Bravo! Your Life~」「ただ愛する仲」「油っこいロマンス(原題:油っこいメロ)」等、シリアス役からコミカルな役までを見事に演じ、実力派俳優としての立ち位置を確立した。5月には邦画『薔薇とチューリップ』にも主演し、1月には横浜パシフィコにて試写会とプレミアム上映イベントが公開され話題になった(⇒ナビコン「再現レポート」を読む)。今回は死刑囚の父を助けるため弁護士となったチェ・ドヒョン役を演じる。冷徹で知的な目つきや低い声でクールな弁護士役を完璧に演じ、またストーリーが展開するにつれ次第に高まる感情演技は、多くのメディアや視聴者たちに絶賛され「“人生キャラクター”を更新した」と評判となった。
また過去の判決を不服として一人で真実を追い求める元刑事キ・チュンホ役を演じたユ・ジェミョンは、「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」で見せたユニークな姿とは全く異なる姿を見せた。一度掴んだ事件はどんな手段をつかってでも犯人を追いかける、怖いほどの執念を持ったキャラクターとして、重厚感ある演技で改めて評価された。


ストーリーのクオリティの高さも本作品が評価されている部分の一つだ。作家イム・ヒチョルは、いくつかの事件や人物を組み合わせ、1つの大きなパズルを完成させるような細かい構成を作り出し、高く評価された。そしてそこにキム・チョルギュ監督の演出、俳優陣の隙のない完璧な演技が相まり、まるで映画をみているかのような完成度の高い作品が誕生したと言われている。

事件の真相を追う法廷捜査ドラマは過去にも多くの作品があるが、本作品では何と言っても“一事不再理の原則”に関して扱われていることが、最大の特徴であろう。判決が重要なのか?真実が重要なのか?主人公チェ・ドヒョンは、自身が弁護する容疑者が無罪であることを証明するために容疑者の過去の事件を「自白」させようとする等、今までの犯罪捜査モノにはない観点がドラマの軸となっており、新鮮な内容に視聴者は一気に引き込まれた。
実際、今回の新たな素材を扱ったtvNの斬新な試みは、今回も視聴者に多く受け入れられたようだ。視聴率は初回は4.6%を記録し出発、中盤は3〜4%台と多少下降線を見せたものの、最終回は6.3%と、最高視聴率を記録し有終の美を飾った。特に最終回は40代女性の視聴者が最も多く、7.7%を記録した。
tvNはトレンドを先導するチャンネルらしく、新鮮な素材のドラマを着実にリリースして視聴者たちの多様なニーズを満たしていると評価されている。昨年12月から今年の頭に放送され、拡張現実(AR)ゲームを素材にした「アルハンブラ宮殿の思い出」は、‘斬新な素材の良い例’で挙げられる程ヒットを記録し、そして今回本作品の成功と共に、「tvNが作れば違う」というお茶の間の認識を確かなものにした。 直近ではアイドルオタクを素材にした「彼女の私生活」なども熱い話題を呼び起こしており、今後もどんな素材が扱われるか引き続き期待していきたい。

そんな「人生キャラクター」を更新したと本作品で絶賛されたジュノは、先日5月30日(木)、社会服務要員として静かに入隊した。2PMメンバーとしては4番目の入隊となった。ファンからは「発表から入隊までが急すぎる」「覚悟していたが、いざとなると寂しい」といった驚きや悲しみの声が聞こえたが、それ以上に、ジュノに対する暖かい声援がSNS上に多く集まった。
2PMは2008年のデビュー当初より、アクロバティックなパフォーマンスを売りとしており、ジュノはその活動中に肩を負傷し脊椎骨折の診断を受けたことが原因で今回4級判定を受け、社会服務要員としての入隊となった。リハビリを続けてきたが、歌手としてだけでなく俳優としても日々ハードスケジュールをこなし、鎮痛剤を打ちながら仕事に取り組んでいたという。これにはファンも「そんなにひどい怪我だったのか」と驚きを隠せなかった。そんなストイックな完璧主義者であるジュノは、先日除隊した2PMメンバーのテギョン(→関連記事)と入れ替わりの入隊となり、除隊は2021年3月の予定だ。2PMメンバーのチャンソンも6月11日に入隊を控えており、2PM完全体としての活動まではもう少し時間がかかりそうだ。

しかしながらジュノは入隊ギリギリまで精力的に活動し、最後までファンに向けて素晴らしい作品を残してくれた。本作品も、ジュノが入隊前最後となる自身のソロライブと掛け持ちというハードスケジュールながら、最後の最後まで精力的に取り組んだ作品である。また韓国では、男性のキーセン役として主演を果たした映画『妓房の郎子』も間もなくの公開を控えており、それを心待ちにするもよし!現在予告動画も公開され、ファンは期待でいっぱいであろう。



今までとはまた違う、新たな法廷捜査ドラマが誕生したと言える本作品。ジュノの引き込まれるような素晴らしい演技、クオリティの高いストーリーに是非どっぷりとはまっていただきたい!!

■スタッフ
監督:キム・チョルギュ
脚本:イム・ヒチョル

■キャスト
チェ・ドヒョン役:イ・ジュノ
ギ・チュノ役:ユ・ジェミョン
ハ・ユリ役:シン・ヒョンビン
チン女史役:ナム・ギエ
 ほか

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