NHKなのに日テレ伝説のドラマ「太陽にほえろ!」を特集!「アナザーストーリーズ」予告動画

2019年06月16日21時30分芸能
出典:NHKBS番組サイトより

石原裕次郎、萩原健一、松田優作ら数多くの人気俳優が出演した伝説の刑事ドラマ「太陽にほえろ!」(日本テレビ)の舞台裏に迫る!小野寺昭、竜雷太が当時を語る!NHK BS 18日(火)夜9時より「アナザーストーリーズ『太陽にほえろ!』誕生 熱きドラマ、若者たちは走った」を放送。予告動画は公開されている。

近年、刑事ドラマといえば「相棒」シリーズや現在放送中「緊急取調室」や「特捜9」(すべてテレビ朝日)が人気だが、これらの刑事ドラマでは激しい銃撃戦や主役級の刑事の殉職などがほとんどない。

かつて、刑事ドラマといえば「太陽にほえろ!」(日本テレビ)と「西部警察」(テレビ朝日)の二大巨頭で、ともに石原裕次郎が主演を務めていた。今回、NHK BSプレミアム「アナザーストーリーズ」では、NHKなのに日本テレビの看板番組だった「太陽にほえろ!」を特集する。

「太陽にほえろ!」とは新宿区にある警視庁七曲警察署(捜査第一課)を舞台にくりひろげられる刑事ドラマで、1972年からスタートし1986年まで続いた人気長寿番組だった。

もともとは萩原健一演じるマカロニ刑事(早見淳)の成長を描いたドラマになるはずだったが、ショーケンが早々にドラマ降板を申し出る。さらに劇中で死にたいという本人からの要望に応え、マカロニ刑事は通り魔に刺殺された。

それ以降、主役級の人気刑事がドラマを卒業するのは「殉職」をキッカケとすることが定番となり、松田優作演じるジーパン、勝野洋演じるテキサス、宮内淳演じるボン、沖雅也演じるスコッチ(病死)、岩城創演じるロッキー、渡辺徹演じるラガー、世良公則演じるボギー、竜雷太演じるゴリさん、小野寺昭演じる殿下(事故死)らが次々と殉職。どの殉職もドラマ史上に残る名シーンとして今もなお語り継がれている。

そのほか神田正輝演じるドク、石原良純演じるマイコン(時代を感じるニックネーム)、地井武男演じるトシさん、又野誠治演じるブルース、西山浩司演じるDJなど人気キャラが出演した。

また、石原裕次郎が病気療養中、裕次郎演じる藤堂に変わって七曲署に着任したのが、渡哲也演じる橘兵庫。「西部警察」ファンにとって、渡哲也(大門)が「太陽にほえろ!」に出演するということは、かなり大きなショックだったことを、ここに書き記しておこう。

番組終了から33年経った今、NHKが「太陽にほえろ!」の知られざる舞台裏に迫る。「殿下」役の小野寺昭、「ゴリさん」役の竜雷太が当時を語り、さらにボスこと石原裕次郎からのラストメッセージが贈られる。

NHK BSプレミアム6月18日(火)夜9時より「アナザーストーリーズ 運命の分岐点『太陽にほえろ!』誕生 熱きドラマ、若者たちは走った」を放送。再放送はBSプレミアム24日(月)夜11時45分より。ナビゲーター:松嶋菜々子。予告動画は番組公式サイトで公開されている。

NHK BSプレミアム「アナザーストーリーズ」番組公式サイト