【第2部スタート】NHK30日 「いだてん」今度は田畑政治(阿部サダヲ)がオリンピックに向け奮闘!第25話予告動画

2019年06月25日14時50分ドラマ
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浜松のまーちゃんこと田畑政治(阿部サダヲ)が登場!若き政治は朝日新聞記に!震災不況でオリンピック参加に逃げ腰の嘉納治五郎(役所広司)に驚くべき資金援助を取り付けてみせる!NHK総合「いだてん」30日(日)20時より、BSプレミアム18時より、BS4K午前9時より第25話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開。

■シマちゃんよ、永遠に…
16日放送の第23話で関東大震災が発生。その時刻に浅草にいたシマちゃん(杉咲花)の消息がわからなくなる。四三(中村勘九郎)と夫・増野(柄本時生)が必死にあちこち駆けずり回りシマちゃんを探すのだが、その安否はわからぬまま23話の幕は閉じた。

SNSでは放送中からずっと、シマちゃんの安否を心配するツイートが続出。だれもが生きててほしいと願ったが、志ん生(ビートたけし)の弟子・五りん(神木隆之介)がシマの孫だったと判明。さらに五りんは祖母には会ったことがないと言う。それって…!?

多くの視聴者が心配する中、23日放送の第24話では、震災後の東京が少しずつ復興していく様子が描かれた。そして傷ついた人たちを元気にしようと開催された復興運動会のシーンは「神回」と呼べるほど、感動の物語となった。

子どもから大人まで、みんなで40種ものスポーツに参加した復興運動会。大勢の人が集まるから、もしかしたらシマ(杉咲花)も来るかも知れない…とわずかな望みを抱く四三と増野。劇中、竹早の女学生たちによる徒競走シーンで、大勢の観客の中にシマの姿を見つけた増野。しかしそれは幻だった。

この一瞬のシーンだけで、シマがもうこの世にいない。しかしシマの魂はみんなを暖かく見守っている、ということが描かれたのだ。筆者も涙なくして見ることができなかった名シーン。SNSでも大反響で、シマの魂を慰めるツイートがTLにたくさん流れた。



■第2部スタート
30日放送の第25話より、物語は第2部に突入。主人公は東京オリンピク誘致に尽力した田畑政治(阿部サダヲ)を中心に描かれる。これにともない、出演者もガラっと様変わりする。

高橋是清役には、本作が遺作となった萩原健一が出演。政治の妻・菊枝役には麻生久美子。政治のよきライバルでのちに政界
へ進む河野一郎役には桐谷健太が出演。ちなみに河野一郎とは、現外務大臣・河野太郎の祖父である。

その他、宮藤官九郎作品に常連の薬師丸ひろ子、皆川猿時のほかに、塩見三省、じろう(シソンヌ)、リリー・フランキー、斎藤工、林遣都、三浦貴大、上白石萌歌、トータス松本、星野源、松坂桃李、松重豊らが出演する。

■前回(第24話)ネタバレあらすじ
大正12年9月1日に発生した関東大震災により、死者行方不明者は11万人にのぼった。その中に、増野シマ(杉咲花)も含まれていた。

混乱が続く中、四三は一度熊本の実家に戻る。夫の帰りを喜ぶスヤ(綾瀬はるか)だったが幾江(大竹しのぶ)は「なんで帰ってきた!?逃げてきたのか?東京を捨ててきたのか?」と激怒。「こういう時だからこそ、東京に残ってふんばらないでどうする!弱っている人に手を差し伸べないでどうする!」と言う。

幾江は「人々んために走って食いもんば集めて運んだ神様が韋駄天だ」と言って、四三に支援物資を託し東京へ戻るよう命じる。四三が播磨屋に戻ると、たくさんの支援物資が熊本から送られていた。

四三をはじめ、野口(永山絢斗)ら四三の後輩や教え子たちは、物資を背負ってあちこちの避難場所へ届けて回る。その間にも、四三や増野(柄本時生)はシマを探すのだが見つからない。

震災で寄席も閉鎖される中、孝蔵(森山未來)は傷ついた人たちに笑いをとあちこちの避難所で落語をする。人々は孝蔵の落語で少しずつ笑顔を取り戻していた。

そんな中、四三の発案で復興運動会を開催することとなった。上野の避難所で行われた復興運動会には大勢の人が押し寄せる。その中には、日本に帰化し、のちに養護施設を設立した杏仁子(シャーロット・ケイトフォックス)の姿もあった。

子どもから大人まで、大勢の人たちが運動会に参加。そんな中、岡山から人見絹枝(菅原小春)が上京してきた。シマからもらった手紙にはげまされ、スポーツに取り組むようになったという絹枝。その手には、シマから届いた手紙が握られていた。

シマに会ってお礼が言いたいという絹枝に、シマが行方不明になっていることを告げる。四三は増野を紹介し、シマの手紙を増野に読ませる。何かを吹っ切ったような笑顔を見せた増野だった。

■第25話「時代は変る」あらすじ
小さいころから体が弱く、30歳で死ぬと予言されていた田畑政治(阿部サダヲ)は、自分が生きている間に日本水泳を世界レベルに引きあげようと奮闘する。朝日新聞に入社し新聞記者になった政治は、大物政治家・高橋是清(萩原健一)に接触。

さらに、政治は震災不況でオリンピック参加に逃げ腰だった嘉納治五郎(役所広司)や岸清一(岩松了)らが驚くような多額の資金援助を取り付けてみせるのだが…。

NHK 6月30日(日)【総合】夜8時より【BSプレミアム】夜6時より【BS4K】朝9時より大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」(全47話)第25話を放送。再放送は【総合】毎週土曜日午後1時5分より、【BS4K】毎週日曜日午前8時より放送。

脚本:宮藤官九郎。出演:阿部サダヲ/中村勘九郎/桐谷健太/リリー・フランキー/森山未來/ビートたけし/役所広司ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_td_idaten」。第25話予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK 大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」番組公式サイト

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