「100日の郎君様」第3話詳しいあらすじと見どころ:D.O.(EXO)の不愉快極まりない初夜!豆知識:尻叩きの刑

2020年05月30日11時00分ドラマ
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キム・チャオン(チョ・ソンハ)の命を受けた刺客ムヨン(キム・ジェヨン)らによって命を狙われた世子イ・ユル(D.O.)だったが、ドンジュ(ト・ジハン)の自ら望んだ犠牲で助かるが、矢に射られて世子も昏睡状態に!ヨン氏(チョン・ヘギョン)の介護で意識は戻るが…K-POPグループEXO(エクソ)のD.O.(ディオ)ことド・ギョンス×ナム・ジヒョン共演の韓国ドラマ「100日の郎君様」第3話の詳しいあらすじと見どころをご紹介、番組公式サイトで予告動画が公開されている。
(※NHKBSプレミアムにて2019.07.21-11.03放送時に紹介したものです。)

【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころと共に、時代背景やキャストの魅力、豆知識などを紹介していく。詳しいあらすじを知りたくない方はネタバレなしの3話あらすじと見どころをどうぞ。



■第3話:不愉快極まりない初夜
結婚しないため、役所で尻叩きの罰を受けていたホンシム。そこに養父ヨン氏が連れてきた許嫁「ウォンドゥク」が現れる。ホンシムはウォンドゥクと結婚すると言って解放される。ウォンドゥクは兵役に行ったまま戻らぬ男性だと聞いていたが、実は会うのは初めて。記憶を失い、自分は「ウォンドゥク」だとヨン氏から教えられた世子イ・ユルは、覚えていない女性とは結婚できないと言い出し、姿を消す。
ナム・ジヒョンの名演技にこちらまでお尻が痛くなる“尻叩きの刑”韓国時代劇でおなじみの罰。これについては下の「■豆知識」で解説している。1人では歩けないホンシムを見ても手を貸そうともしないユル。記憶を失くしても不機嫌で意地悪なところは元のまま。黒目を上にした意地悪そうな目つきで「不愉快極まりない」の言葉の後、アイドルD.Oがどんな災難に遭うのかお見逃しなく。

王宮では王妃が邪魔な世子が居なくなったことでほくそ笑み、国王は行方不明の息子ユルを心配していた。一方、ユルの遺体が見つからなかったことを不安視する世子嬪ソヘは、父キム・チャオンに会いに行くが、父は世子以外の男の子を身ごもった娘ソヘに冷たい態度で宮殿に戻るよう告げる。
ユル暗殺に失敗したムヨンへのソヘの冷たい態度と視線に注目しよう。

村では、ホンシムたちが必死でウォンドク(ユル)を探していた。その頃、ウォンドクはパク令監の屋敷に入り込み、真新しい服に着替えた上に食事まで平らげる。怒るパク令監だが、駆けつけたホンシムからウォンドクが記憶喪失だと聞き、ウォンドク自身も結婚する気がないというのを聞いて喜ぶ。このままではパク令監の5番目の妾にされると焦ったホンシムは、口から出まかせで「水車小屋」での秘め事を匂わせ、パク令監を追い払うのに成功する。それでもウォンドクは結婚しないの一点張り。養父ヨン氏はそんなウォンドクを思わずビンタ!
ビンタされ、頬を押さえて目をまん丸にしたD.O.表情が愛らしい。知らないとはいえ、世子の頬をビンタしたヨン氏。後で事情を知った時の驚愕が今から心配だ。

王は唯一の目撃者である生き残り兵が治療中に死亡したと知り、世子捜しを左議政キム・チャオンに任せたのを後悔し、自ら現場のチョヌ山へ馬を走らせるが、チャオンに行く手を阻まれてしまう。一方、漢城府の役人キム・ソノは、世子が出題した穴埋め問題の正答『民草[懐]願』を見つめ、なぜ世子が医女殺しについての捜査を打ち切れと命じたのか理由を考えていた。そして自分を庶子だと知っても評価してくれた世子の帰りを待ち望む。
ソノが思いついた[四]も名答だが、書き足して[懐]を正答とした世子がお見事。まるで「東大王」クイズのような2人の納得の解説をお聴き逃しなく。
王を演じたのは「大風水」で刺客に扮したチョ・ハンチョル。時代劇の所作や乗馬姿はさすがだ。


挙式の準備は着々と進む中、依然としてウォンドク(ユル)は結婚をしないと言い張る。だが、結婚できないとホンシムはパク令監の5番目の妾になるしかないと聞き、仕方なく結婚することに。その夜、新郎新婦は何とも「不愉快極まりない」初夜を過ごす。深夜、養父ユン氏はウォンドクを発見した時に着用していた衣服を土中に埋める。
結婚しないと言い張るウォンドクを説得するために、グドルがウォンドクを連れて水車小屋に出向くシーンが傑作。今後もこの2人の頓珍漢な関係が続く。水車小屋でホンシムと向き合っても「私の心は何も感じない」という台詞。2話で世子嬪に言い放った「私の心をどうにもできない」よりは柔らかい表現だ。「ユルの心がときめく」のはいつか?本作は1話でD.O.とナム・ジヒョンの口から「トッケビ」というセリフが飛び出したが、水車小屋を出た後にも、まるで「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のソバ畑を彷彿とさせる迷(?)シーンがあるのでお見逃しなく。それにしてもD.O.とナム・ジヒョンの新郎新婦の姿が人形のように愛らしい。朝鮮時代の婚礼服や新婦の赤い丸については【韓国の伝統的な婚礼衣装】で詳しく解説している。初夜、ウォンドクをからかおうとしたホンシム!その後の展開は?

ホンシムと出会った毛塵(モジョン)橋で、ソノは悲し気な表情の男とすれ違う。
悲し気な表情の男は誰で、彼はなぜこの橋でたたずんでいるのか?回想シーンで明らかに。

翌朝、いつの間にか服を脱がされたウォンドクは、質素な布団の中で目を覚ます。用意されたのは着古した服に粗末な食事。記憶を取り戻すためにホンシムは不機嫌極まりないウォンドクを連れて彼の実家に行こうとするが、ウォンドクが天涯孤独の無一文だと養父から聞き、新婚夫婦はショックを隠し切れない。それでも納得できないホンシムはウォンドクを連れて村に行こうとするが…。
甘い初夜を拒否した二人だが、今話ラストは抱き合って目覚める。果たして爆笑のその理由は?

■豆知識:尻叩きの刑
韓国時代劇にたびたび登場する尻叩きの刑。「イニョプの道」第8話では、ヒロインがこの刑に遭い、奴婢仲間のみんなが肉を使って痛みを和らげるよう工夫した。「テバク」では、主人公のチャン・グンソクもまた30回もお尻ぺんぺんされた。
この尻叩きの刑は、杖刑(または笞刑)と呼ばれる刑罰。正確にはこの2つは別の刑で、体罰の中で最も軽いのが笞刑、それより重く場合によっては死に至ることもあるのが杖刑。
●笞刑:細い棒でたたく。回数は、10回、20回、30回、40回、50回の5段階。
●杖刑:太い棒で臀部を叩く。回数は、60回、70回、80回、90回、100回の5段階。
※刑罰や拷問に関しては豆知識:ホンシムのお尻ペンペンの罰とその他の刑罰・拷問 で詳しく解説。



■キャスト相関図(NHK)
イ・ユル/ウォンドゥク役:ド・ギョンス(EXO-D.O.)
ユン・イソ/ホンシム役:ナム・ジヒョン
左議政 キム・チャオン役:チョ・ソンハ
王役(イ・ホ/ヌンソン君):チョ・ハンチョル
漢城府参軍従7位 チョン・ジェユン役:キム・ソノ
世子嬪 キム・ソヘ役:ハン・ソヒ
ムヨン役:キム・ジェヨン

NHK「100日の郎君様」番組サイト
 2020.05.17スタート 毎・日23:00-24:00 地上波放送 NHK総合
 2019.07.21-11.03  毎・日21:00~22:00 NHKBSプレミアム
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