広瀬すずも育児に悩む!「なつぞら」第22週:「なつよ、優しいわが子よ」あらすじと見どころ、予告動画

2019年08月24日10時00分ドラマ
@NHK

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)第22週の「なつぞら」は、なつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)夫婦は可愛い娘・優を悩みながら育て、アニメーションの仕事にも精を出す姿が!第22週(8月26日~8月31日「なつよ、優しいわが子よ」のあらすじと見どころをご紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中だ。



8月19日から放送された第21週は、なつ(広瀬すず)が産休に入り、無事に子供を出産、仕事復帰するまでが描かれた。初めての妊娠に不安を感じるなつの前には十勝から、富士子(松嶋菜々子)、剛男(藤木直人)、泰樹(草刈正雄)が見守るためにやってきた。十勝にいる時は、母牛の出産に何度も立ち会ったなつであったため、出産の時にもそれを思い返しているのが「なつぞら」ならではである。そして、松嶋菜々子と坂場役の中川大志の二人が台所に立った二人のシーンが流れると、2011年放送の大ヒットドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)を連想した視聴者も多かった。”笑わない家政婦・ミタ”役の松嶋菜々子と、その派遣先の中学生・翔が一緒に料理するというシーンにファンは歓喜の声を上げていた。

また、麻子(貫地谷しほり)の帰国も喜びの声を持って迎えられた。そして、麻子が小さなアニメーションのプロダクションを設立するのだが、その理念を語るシーンで、先日、被害にあった京都アニメーションを思い出す人も多く、多数の声がツイッターにも投稿されていた。

「なつぞら」は朝ドラ100作目となり、2019年4月から9月末までの放送となるが、20日の深夜にそのすべての撮影が終了した。2018年6月にはスタートし、撮影期間1年3カ月の長丁場だった広瀬すずは、「100作目のヒロインとして、その全部には応えられていなかったな、というのがものすごい悔しいんですけど、素敵な人物を演じることができて、心から幸せに思います」と感謝の言葉をコメントしている。

第22週は、子供を育てながら仕事をする苦悩が描かれる、現在の働くママたちにも共感を呼ぶ1週間となる。現在よりも保育園の事情が厳しい昭和40年代に周りの理解を得られるのかも注目されるところである。

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第21週は、無事に赤ちゃんが生まれ、夫婦二人で慣れないながらも子育てを始め、そして仕事へと復帰してゆく姿が描かれた。

なつ(広瀬すず)は、妊娠したことを報告するため風車プロダクションを訪れる。咲太郎(岡田将生)や光子(比嘉愛未)、蘭子(鈴木杏樹)達はなつの妊娠を喜ぶ。そして、なつは電話で十勝の柴田家にも報告し、富士子(松嶋菜々子)に嬉しさの反面、初めて母となる不安を漏らす。数ヶ月後、テレビ漫画づくりの激務の中、なつのお腹はどんどん大きくなっていた。
麻子(貫地谷しほり)が日本に帰ってきた。なつと坂場を訪ねてきた麻子を自宅に招き入れ、三人は久しぶりの再会を喜ぶ。麻子はアニメーションの世界に戻り、製作会社を立ち上げていた。準備を進めている麻子は、一緒にテレビ漫画を作らないかと坂場に持ちかける。同じくアニメーションの世界へ戻りたい坂場にとっては、麻子からの誘いは願ってもないはずだが、坂場は黙り込んでしまった。今、坂場が仕事に復帰すると子供を育てることができない。誘われたからと喜んではいられない。そこで、坂場は麻子の仕事場を訪ねる。帰宅したなつに坂場は、なつの仕事中、麻子の会社に行ってきたことを打ち明ける。坂場は、子供が生まれ、預けやすい年齢になるまで1年間入社を待ってもらうと決めたと言う。なつは茜(渡辺麻友)から坂場が茜を訪ね、保育園のことや子育てのこと、おしめの替え方、作り方なども習っていたことを聞く。保育園の事情を調べ、熟考の上決断をした坂場に感謝し、思わず涙を浮かべる。

いよいよ、出産の日が近づいてきたなつは、仲(井浦新)や下山(川島明)、神地(染谷将太)たちに見送られ、産休に入る。なつは福祉課に出かけ、1歳児から預けられる保育園を相談するが、金銭的事情の人を優先させるといい、母親は子供を育てるのが最優先だと言われてしまう。

なつがお腹の痛みを訴えた時、玄関の呼び鈴が鳴る。慌てて坂場が戸を開けると、富士子の姿があった。さらに、剛男(藤木直人)、泰樹(草刈正雄)までもが十勝からはるばる駆けつけてきたのだった。いったん痛みが治まったなつは、久々に富士子らとともに食卓を囲み、和やかな時間を過ごす。そんな時、富士子から夕見子(福地桃子)について思わぬ知らせを受ける。それは夕見子も妊娠したということだった。そして、なんと、兄・照男(清原翔)のところも第2子が産まれるという知らせに皆が喜んだ。

なつの陣痛が始まり、富士子、泰樹たちが病院にやってきた。いても立ってもいられない坂場と咲太郎、剛男の男性陣であったが、やがて病室から女の赤ちゃんの元気な産声が聞こえてくるとみんな喜びの表情を浮かべるのだった。赤ちゃんの名前は、なつたちの希望により泰樹に名付けてもらうことになる。その名前は優・ゆうだった。なつのおうに優しくなってほしいという願いが込められていた。富士子は1か月東京に残り、優の世話をしてくれた。

産休が明け、再びアニメーションの仕事に戻るなつは優のことを気にしながらも出社する。しかし、仲から新しい作品の作画監督ではなく「魔法少女アニー」の原画として復帰するよう言われる。そんな中、なつは仕事に集中しようとしても優のことが気になってしまうのだった。一方、自宅では坂場が翻訳の仕事をしながら優の面倒を見ているが、坂場もまたアニメーションのことが気になって、麻子に電話をかける。麻子たちが取り組む次のアニメーションにアイデアを出したいと思っていた。

そして、優が産まれて1年が過ぎ、なつは保育園のことで再び福祉課へむかうと、意外にも福祉課の人は優しく接し、保育園を紹介してくれた。いくつかの保育園に入園の申し込みをするものの結果はすべてダメだった。



【第22週(2019/8/26-2019/8/31)あらすじ
■第121話(月)
産休が明けてアニメーションの会社に戻ろうとしていたなつ(広瀬すず)は、娘の優を預ける保育園がなかなか見つけられないでいた。そんなとき、仲(井浦新)から呼び出されたなつは、作画監督の話がきていると伝えられる。改めて、社長の山川(古屋隆太)と制作部長の佐藤(橋本じゅん)から、スポーツ漫画を原作にしたテレビ漫画の作画監督の打診を受ける。この主人公の境遇は、なつになら描けるはずだと言われて…。

■第122話(火)
娘の優を預ける保育園が見つからないなつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)。個人で保育を引き受けてくれる保育ママを探すため、駆けつけた麻子(貫地谷しほり)とともに近所に配るビラを作っていた。そこへ明子を連れた茜(渡辺麻友)と下山(川島明)が訪ねてくる。神地(染谷将太)から話を聞いた茜は、誰よりもアニメーションの仕事の厳しさを知る戦友として、なつが働いている間、自分たちが優を預かると申し出て…。

■第123話(水)
なつ(広瀬すず)は仕事中に娘の優(増田光桜)が熱を出したと茜(渡辺麻友)から連絡が入る。仕事が忙しいなつは、麻子(貫地谷しほり)のもとで働く夫の坂場(中川大志)に連絡し、優を迎えに行ってもらおうとするが、連絡が取れない。その夜、なつが急いで仕事から帰ってくると、眠る優のそばに咲太郎(岡田将生)の姿が。なつは大事な時に優と一緒にいられないことを痛感し、作画監督を引き受けてしまったことを悩み始め…。

■第124話(木)
ある朝、なつ(広瀬すず)が目を覚ますと娘の優の姿が見当たらない。慌てて探すと、優はなつが仕事で持ち帰った動画用紙に絵を描いていた。なぜこんなことをしたのか問いただすと、優からは思いもよらない言葉が返ってきて、思わず言葉を失うなつ。そんな優の描いた絵を見て、坂場(中川大志)はあることに気付く。その日、なつが東洋動画に出社すると、制作部長からは「キックジャガー」の最終回をどう描くのかと問われ…。

■第125話(金)
なつ(広瀬すず)が、茜(渡辺麻友)の家に預けている優を迎えに行く。すると茜の娘の明子の誕生日を一緒に祝いたいから家に帰りたくないと言われる。さらに、茜と一緒がいいと言われ、言葉を失うなつ。帰宅した坂場(中川大志)に、ずっと優を茜に預けてきたことの不安を口にするなつ。その夜、優のいない布団の中で眠れずにいたなつだったが、そこへ突然、電話が鳴り響き…。

■第126話(土)
なつ(広瀬すず)の娘の優が5歳になったある日、優は雲を指差し、その形が馬に似ているとなつに言う。本物の馬が見たいと言う優になつは夏休みになったら十勝に連れていくと約束する。だが、なつはその頃テレビ漫画の「魔界の番長」で再び作画監督を任されており、引き受けた以上はヒットさせようと必死になっていた。そんなある日、北海道から遊びに来た夕見子(福地桃子)が天陽(吉沢亮)について気になることを言い…。

【作】大森寿美男
【出演】広瀬すず、(なつの家族)中川大志/岡田将生/松嶋菜々子/藤木直人/草刈正雄/比嘉愛未、(なつの同僚)井浦新/川島明/小手信也/渡辺麻友/染谷将太、貫地谷しほりほか
【語り】内村光良
Twitter公式アカウント「@asadora_nhk」。

「なつぞら」公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
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