【2019秋ドラマ】NHKBS 千葉雄大「盤上の向日葵」白骨死体が抱いていたのは高価な駒!?第1話予告動画

2019年09月02日09時00分ドラマ
©NHK

『孤狼の血』の柚月裕子が第15回本屋大賞で2位を獲得した話題作が早くも実写ドラマ化!元IT企業社長が実業界から突如引退し将棋界へ転身!最高峰の将棋のタイトル最終局に挑む異端の棋士・上条桂介(千葉雄大)には隠された過去があった!NHK BS 8日(日)夜10時より「盤上の向日葵」がスタート!予告動画は公式サイトで公開。

原作は役所広司主演で映画化され大ヒットした『孤狼の血』(KADOKAWA)や上川隆也主演でシリーズ化された『佐方貞人シリーズ』(角川文庫)など、数々のヒット作を生んでいる柚月裕子の長編ミステリー。2017年、中央公論新社より刊行された『盤上の向日葵』は、奨励会を経ずにプロになった異端の棋士・上条桂介の数奇な半生を描いた物語である。

同作は第15回本屋大賞で2位にランクイン。その話題作が早くもNHK BSプレミアムで実写ドラマ化された。将棋の棋士が主人公だが、たとえ将棋のことを全く知らなくても、多くの視聴者は物語に引き込まれるはず。筆者は将棋に関して何の知識もないのだが、原作小説はあまりの面白さに一気に読破してしまうほどだった。

主人公・上条桂介を演じるのは千葉雄大。イケメン俳優の登竜門、戦隊シリーズ(天装戦隊ゴセイジャー)で主演を務め注目を集める。近年は、北川景子主演で大ヒットした「家売るオンナ」(日本テレビ)シリーズに出演。2017年にはドラマ版「ファイナルファンタジーXIV光のお父さん」(TBS)で主演を務めるなど、主役、脇役と幅広いキャラで人気を博している。

今回、千葉雄大が演じるのは将棋の棋士。本格的に将棋を指す演技は初めてとあって、手元の寄りは、どのシーンよりも緊張したと述べている。主役の上条桂介を育てた真剣師・東明重慶を演じるのは竹中直人。実はこの東明重慶は実際の棋士をモデルとしている。

真剣師とは賭け将棋で生計を立てている闇プロで、大きな将棋タイトルに挑戦するプロ棋士とは一線を画する。東明重慶のモデルとなったのは、実在の真剣師・小池重明(1992年没)。アマチュアの棋士だが、真剣師としては伝説的な強さだったことで有名。

波乱万丈な人生で、SM作家で大の将棋好きとして有名な団鬼六も小池のタニマチだった。団鬼六は小池重明の半生を描いた著書を多数執筆。なかでもオススメなのが『真剣師小池重名の光と影』(小学館)である。興味ある方はぜひ。

■第1話「諏訪の神童」あらすじ
将棋の奨励会を経ずプロになった異端の棋士・上条桂介(千葉雄大)は、タイトル6冠・壬生芳樹と最高峰のタイトル「将棋竜昇戦 最終局」に挑む。同じころ、所沢山中で白骨遺体が発見される。その遺体は将棋の駒を抱き抱えていた。調べると、この世に7つしかない、江戸時代の名匠・初代菊水月の作で貴重な駒と判明。

刑事・石破(大友康平)は、奨励会の経験を持つ佐野(蓮佛美沙子)とタックを組み捜査を開始するのだが…。

NHKBSプレミアム9月8日(日)夜10時よりプレミアム「盤上の向日葵」(全4話)第1話を放送。4日(水)午後8時40分よりBS4Kにて先行放送。原作:柚月裕子『盤上の向日葵』(中央公論新社)。出演:千葉雄大/柄本明/竹中直人/蓮佛美沙子/大友康平/檀ふみ/渋川清彦ほか。予告動画は番組公式サイトで公開されている。

NHKBSプレミアム プレミアムドラマ「盤上の向日葵」番組公式サイト

【2019年秋ドラマ一覧】【関連記事】