NHK 阿部サダヲ「いだてん」226事件勃発で新聞社も襲撃!そしてIOC会長訪日!第33話ネタバレ34話予告動画

2019年09月07日08時40分ドラマ
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1936年2月26日、陸軍将校らのクーデター勃発!閣僚らは暗殺され田畑(阿部サダヲ)の新聞社も襲撃を受ける!そんな中IOC会長が視察のため訪日!一方、四三(中村勘九郎)は五輪招致のため上京したいのだが…8日(日)20時より、BSプレミアム18時より、BS4K午前9時より第34話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開。



■人間国宝が「二・二六事件」に関与していた!
昭和11(1936)年2月26日、雪降る東京で陸軍将校らが1483名の下士官兵を率いてクーデターを起こした。これが世に言う「二・二六事件」である。若き将校らは、「昭和維新、尊皇斬奸」を唱え、元老重臣を殺害すれば天皇親政が復権すると考えた。これにより松尾伝蔵(内閣総理大臣秘書官事務取扱)、高橋是清(大蔵大臣)、斎藤実(内大臣)、渡辺錠太郎(教育総監)が殺害される。

実はこの事件に、後の人間国宝となる人物が関わっていたのをご存じだろうか。現在、落語界で活躍する柳家花緑の祖父で五代目柳家小さん(2002年没)は長きに渡り落語協会の会長を務め1995年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。

前座時代の小さん(当時:栗之助)は徴兵で大日本帝国陸軍歩兵第3連隊に配属され二等兵となる。1936年2月26日、上司から出動命令を受けた小さんは、何も知らされぬまま、警視庁占拠に関与した。あとから自分たちが叛乱軍に参加していることに気づいたという。

さまざまな経歴を持つ芸人(芸能人)はいるけれど、クーデターに参加したという芸人は小さん意外にいない。その貴重な経験が肥やしになり人間国宝にまでなった…かどうかはわからないが、柳家小さんが昭和を代表する名人になったことは間違いない。

■前回(第33話)ネタバレあらすじ
嘉納治五郎(役所広司)の突拍子もない発案で、ムッソリーニに直談判してオリンピック誘致を譲ってもらおうということになったのだが、肝心の治五郎は持病の腰痛が悪化し動けなくなる。代わりにIOC委員の副島道正(塚本晋也)が渡伊。田畑政治(阿部サダヲ)は記者として同行した。

現地では、イタリア大使を務める杉村陽太郎(加藤雅也)と合流。杉村の手配でさっそくムッソリーニと会見を行うことになったのだが、直前、副島が急病で入院してしまう。ストレスと過労で肺炎になってしまった副島は、生死を彷徨うが、なんとか持ち直して2週間後に再びムッソリーニとの会見を行うことになった。

病み上がりの副島は、フラフラしながらもムッソリーニに会い、そして力強くプレゼンを行い、日本誘致に向け協力してほしいと直訴。その熱意にほだされたムッソリーニは、副島の意向に同意した。

再入院した副島と付き添いの政治をイタリアに残し、杉村1人でオスロで行われるIOC総会へ出席。ところがその総会で、1940年オリンピック候補地として、ローマが辞退していなかったことが判明。イタリアのIOC委員に杉村は「ムッソリーニが辞退してくれることに同意した」と抗議するのだが、IOC委員はスポーツと政治は別だと突っぱねる。

開催地決定する投票日までの数日間、杉村はイタリアIOC委員を説得。なんとかムッソリーニの意向に従ってくれ、総会で候補地辞退を申し出てくれたのだが、IOC総会ラトゥールは「政治的圧力がある」とし、候補地決定の投票を来年に持ち越すと言いだした。

杉村はラトゥールをはじめ、大勢のIOC委員から「カノウはどうした?」「なぜジゴロウは来ない?」と散々言われた。そして改めて、嘉納治五郎の人徳の高さを痛感する。これまで日本がIOCに支持されていたのは、日本だからではなく嘉納治五郎だったからなのだ。

帰国した副島、政治を前に嘉納治五郎は「ラトゥールを東京に招待しよう。復興した東京がどんなにオリンピックに相応しいかを、直接見てもらおう」と言いだす。さすがにそれは無理じゃないか…と誰もが肩を落とすのだが、治五郎は「もうラトゥールに手紙出しちゃった」と言った。

そのころ、熊本にいる金栗四三(中村勘九郎)のもとに、嘉納治五郎から手紙が届く。手紙には、いよいよ東京にオリンピックを誘致するから、手伝って欲しいと書かれていた。いてもたってもいられなくなった四三は、さっそく上京しようとするのだが…。



■第34話「226」あらすじ
1936年2月、陸軍青年将校らによるクーデター勃発。閣僚らが暗殺され、田畑政治(阿部サダヲ)が務める新聞社も襲撃を受ける。戒厳令下の東京で、オリンピック誘致活動をすることに葛藤を覚える政治。

そんな中、IOC会長ラトゥールの訪日が決まった。政治は嘉納治五郎(役所広司)からラトゥールの案内役を命じられる。

一方、熊本では金栗四三(中村勘九郎)がスヤ(綾瀬はるか)と幾江(大竹しのぶ)を前に、嘉納治五郎のもとへ行きたい、東京へ行きたいと訴えるのだが…。

NHK 9月8日(日)【総合】夜8時より【BSプレミアム】夜6時より【BS4K】朝9時より大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」(全47話)第34話を放送。再放送は【総合】毎週土曜日午後1時5分より、【BS4K】毎週日曜日午前8時より放送。

脚本:宮藤官九郎。出演:阿部サダヲ/リリー・フランキー/桐谷健太/森山未來/塚本晋也/麻生久美子/ビートたけし/役所広司ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_td_idaten」。第34話予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK 大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」番組公式サイト

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