NHK 阿部サダヲ「いだてん」前回より2.4Pアップ9.0%!ナチス主導のベルリン五輪開幕!第35話予告動画

2019年09月09日10時54分ドラマ
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ベルリンにてヒトラー率いるナチスドイツ主導のオリンピックが開幕するもいままでとは大違いで田畑政治(阿部サダヲ)圧倒される!一方、四三(中村勘九郎)と同じハリマヤ足袋を履くマラソンランナー出現!15日(日)20時より、BSプレミアム18時より、BS4K午前9時より第35話を放送!予告動画は公式サイトで公開。

8日放送「いだてん」第34話視聴率が、前回より2.4ポイントアップした9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と復調の兆しを見せる。ドラマの内容からして、「226事件」など決して明るい内容ではなかったが、多くの視聴者がそろそろ(?)2020東京大会を意識しはじめた証ではないだろうか。



■ヒトラーによるヒトラーのためのオリンピック
1936年8月1日に開幕したベルリンオリンピックは、参加国・地域数が49、参加選手数4,066人と前回のロサンゼルスオリンピックをはるかに凌ぐ大規模な大会となった。ベルリンオリンピックを主導したのは、アドルフ・ヒトラー総統。ヒトラーは当初、オリンピック反対派だったが、「プロパガンダ効果が期待できる」と側近からのアドバイスにより、開催を決定した。

それまで、オリンピックとはスポーツの祭典だったが、ベルリンオリンピックでは軍主導で政治的要素の強いものとなる。「民族の祭典」と称し、アーリア民族の優秀性とナチスドイツの権力を世界に誇示するための大会となった。

この大会の3年後の1939年第2次世界大戦勃発。それにより1940年東京大会、1944年ロンドン大会が中止となる。嘉納治五郎らがIOCラトゥール会長をおもてなしした努力が、水の泡と化してしまった。

■前回(第33話)ネタバレあらすじ
1936年2月26日、「昭和維新、尊皇斬奸」をスローガンに、若い陸軍将校たちによるクーデター勃発。岡田啓介内閣総理大臣、高橋是清大蔵大臣、渡辺錠太郎教育総監ら多数の閣僚が殺害される。

同じ頃、田畑政治(阿部サダヲ)が務める新聞社にも陸軍将校たちが押し寄せ占拠。報道の自由が奪われた。その後、東京市には戒厳令が発令される。

そんな物騒な東京に、IOC会長ラトゥールが来日することとなった。嘉納治五郎(役所広司)らは、ラトゥールに最上級のおもてなしをすべく、準備を始める。

3月19日、東京にラトゥールが到着。治五郎らによる熱烈な歓迎を受けたのち、清さん(峯田和伸)の車に乗せ、政治がラトゥールに東京案内をする。神宮競技場にやってきたラトゥールに治五郎は、関東大震災で多くの人が被災し、ここで避難生活を送ったことを話す。

そして東京が見事復興したことを世界に知らしめるためにも、1940年ここ東京で、オリンピック開催することに意義があると伝える。さらに治五郎は、ムッソリーニに直談判することを提案したのは自分だと告白。ラトゥールに「あなたの顔に泥を塗ってしまった」と深く謝罪。同じく杉野陽太郎(加藤雅也)もラトゥールに謝罪し、IOC委員を辞任することを申し出る。

2人の謝罪を受け取ったラトゥールは、1940年大会の件は、自分に任せてほしいと治五郎に伝え、帰国の途に就いた。

■第35話「民族の祭典」あらすじ
1936年8月、ベルリンオリンピックが開幕。今大会は、それまでの「スポーツの祭典」ではなく、政権を握るナチスドイツ主導による「民族の祭典」となった。そんなベルリンオリンピックを目の当たりにし、田畑政治(阿部サダヲ)は圧倒される。

一方、日本では金栗四三(中村勘九郎)と同じ、ハリマヤ足袋を履いてマラソンをするランナーが登場。次世代を担う選手達が頭角を現す。

NHK 9月15日(日)【総合】夜8時より【BSプレミアム】夜6時より【BS4K】朝9時より大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」(全47話)第35話を放送。再放送は【総合】毎週土曜日午後1時5分より、【BS4K】毎週日曜日午前8時より放送。



脚本:宮藤官九郎。出演:阿部サダヲ/リリー・フランキー/桐谷健太/森山未來/塚本晋也/麻生久美子/ビートたけし/役所広司ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_td_idaten」。第35話予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK 大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」番組公式サイト

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