韓国ドラマ「100日の郎君様」第9話あらすじと見どころ:D.O.(EXO)王宮へ!豆知識:テンギモリって?

2020年07月11日11時30分ドラマ
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村人たちのサプライズ誕生会のお陰で、ウォンドゥク(ド・ギョンス(EXO-D.O.))とホンシム(ナム・ジヒョン)の絆は深まるが、自分がウォンドゥクではないと知り、記憶を取り戻すために都へ…一方、玉璽を押印した白紙をキム・チャオンがついに使う!NHKBSプレミアムにて放送の韓国ロマンチック時代劇「100日の郎君様」第9話のあらすじとみどころをご紹介、番組公式サイトで予告動画が公開されている。
(※NHKBSプレミアムにて2019.07.21-11.03放送時に紹介したものです。)

「100日の郎君様」は、記憶を失った世子の100日間の愛を描く前代未聞の世子失踪事件を背景にしたミステリーロマンス・フィクション時代劇。タイトルの“郎君様”は“旦那様”という意味。
【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころと共に、時代背景やキャストの魅力、豆知識などを紹介していく。詳しいあらすじを知りたくない方は9話ネタバレなしのあらすじや、見どころだけを先にチェックして、詳しいあらすじは見逃した時や視聴後の確認用にどうぞ。



■第9話:ウォンドゥク都、そして王宮へ
ウォンドゥク(ド・ギョンス(EXO-D.O.))は、自分が本当は「ウォンドゥク」ではないことをホンシム(ナム・ジヒョン)から打ち明けられてショック受ける。なぜ、自分をウォンドゥクに仕立てたのかと聞くウォンドゥクに、「世子が出した結婚令のせいだ」と答えるホンシム。記憶喪失の自分が何者かわからずに混乱するウォンドゥクは、ホンシムの養父ヨン氏に、自分を見つけた場所に案内してもらい、誰かに命を狙われていたから傷の手当てをして連れ帰ったと聞く。ヨン氏の父親は無実の罪を着せられ、ホンシムの家族も汚名を着せられて死に、ホンシム自身も死ぬ運命にあったから、ヨン氏が引き取ったと打ち明け、このままウォンドゥクとして生きていくのはダメかと尋ねる。
これ以上嘘はつきたくない。真実の中で生きたいと思い告白したホンシムだが、ウォンドゥクは不快感をあらわにする。騙されたことより真実を打ち明けた理由が、「同じ部屋で寝ることを迫ったせい」かどうかが何より気になる。「望み通りにしてもいい」というホンシムに、「私の心は…」と続けるウォンドゥクの言葉は「好きだ」の告白と同じ。ふて寝のふりするウォンドゥクに布団をかけてやるホンシムは実にいい世話焼き女房だ。

都では、世子嬪ソヘと密会していたムヨンが何者かの矢で射られる。命に別状はないものの、意識が戻らない。父キム・チャオンを疑うソヘだが…。

1人で山を歩くウォンドゥクは、突然、暗殺されそうになった記憶がよみがえる。一方、少しでも借金を多く返せるように山に薬草取りに行ったホンシムは、親友クンニョにウォンドゥクが偽ものだと涙ながらに打ち明ける。クンニョは「大丈夫よ!仮に彼の記憶が戻っても彼はホンシムを愛し続ける」と言って、ホンシムを元気づけ、二人は川で水遊びをする。笑顔で水遊びするホンシムを見たウォンドゥクは、帰宅したホンシムに文句を言い、これまで聞いた思い出がどこまでが真実で、嘘なのかを確認し、ホンシムが始めたこの結婚を終わらせるのは自分だといって「お前は俺の女で、俺はお前の旦那様だ」と告げる。
いつの間にかウォンドゥクを頼りにしてしまっている自分を持て余すホンシム。冒頭からのウォンドゥクのぶっきらぼうな言葉は全て「好きです!」の裏返し。ウォンドゥクが気になるのは何より「水車小屋のあんなことやこんなこと」。本物のウォンドゥクへの嫉妬心が膨らむ。

ホンシムたちが暮す地方の長官、県監に任命されたチョン・ジェユンは、妓生エウォルに今後も、キム・チャオンが誰に会ってどんな話をするのかを報告してくれるよう頼む。ジェユンは死んだはずのある人物をかくまっていた。
世子の遺書の件で世話になったエウォルとの花見に連れていく約束をジェユンはどんな形で果たすのか?男前な台詞もお聴き逃しなく。そして、まだ意識は戻らないもののジェユンがかくまっている人物は?

全て正直に話してくれたことで、ウォンドゥクはホンシムとの夫婦関係を継続することに。だが、ウォンドゥクにはやり残したことがある。意を決してホンシムを部屋に呼び、雰囲気作りをして大勝負に出るが、ホンシムが居眠りしてしまい、部屋から追い出す。せっかく温存していた体力を持て余すウォンドゥクはその夜、悪夢を見る。愛するホンシムのそばにいていいのか、立ち去るべきかは、自分が何者か明確にならなくては決められないと考える。
これが雰囲気作りになるかどうかは別にして、二人でウォンドゥクの本当の名前を考える。イ・ファン、イ・サン、イ・セン、イ・ジョク、イ・ユン…苗字が“イ=李”というのは2人とも同じ。歴代の王の名前が出てくるのもいたずらっ気ある演出だ。(参照:王族の名前(「不滅の恋人」16話、豆知識より)

その頃、ウォンドゥクが乗り捨てた馬を見つけ出したホンシムは、持ち主に返すために馬に乗るが、馬が暴走。赴任してきたチョン・ジェユンとあわや正面衝突!振り落とされそうになったホンシムをジェユンが抱きとめる。しかし、そのために見つけた馬は走って逃げてしまう。感謝どころが文句を言われるジェユンだが、自分を覚えてくれていたホンシムに満面の笑み。追い返そうとするホンシムに村の県監だと明かす。
すでに結婚しているというホンシムの言葉を嘘と決めつけて信じないジェユン。さあ、いよいよホンシムを巡る三角関係の勃発か?

役場に着任したジェユンは、下っ端役人パク・ボンウンの特長を頭に叩き込む。その頃、ウォンドゥクは、村とチョヌ山で起きた事件の記録簿を見るために役所の書庫に忍び込んでいた。そこにパクに案内されたジェユンがやってきて、書庫から逃げようとするウォンドゥクを見つけ広場へ連れていく。そして前県監の不正を暴いた功により、王からの褒美として最高級の絹4反を与える。これをホンシムに渡して、記憶を取り戻すために、都に行くクドルについて行くと告げるウォンドゥク。
ウォンドゥクは記憶がなく、ジェユンも人の顔が識別できない。二人がお互いの正体を知る日は?王からの下賜品で借金も返済できる。ホンシムは、これですっきりと村を離れられるはずだが、心が晴れないのは…。

村人全員が集められ着任の挨拶をするジェユンは、自分が庶子であることを明かし、村人と自分の身分は何も変わらず、みんなの気持ちが理解できると話し、村人からの好感を得る。しかしその後、パク・ソンド邸の井戸を満たすための水汲みに村人たちを借り出し、前任者より酷いと評価はがた落ち。それは、キム・チャオンに指示された、パク・ソンドに取り入るためだった、
ジェユンが識別できるのはホンシムだけ。都で出会った時は未婚だったホンシムが、世子の下した命令により仕方なく結婚したと聞き、落胆する。

王宮に品物を届けたウォンドゥク一行。見覚えのあるウォンドゥクは勝手に宮中を歩き回り、兵士たちに捕まる。クドルのお陰で事なきを得るが、その様子をキム・チャオンの息子スジが見かけ、世子にそっくりだと驚く。父に話すべきか迷ったスジは、意識の戻ったムヨンに、世子そっくりの男を宮殿で見かけたと話す。その頃チャオンは、妓楼で王妃の右腕である重臣と会い、王妃は陰謀を企てていると聞く。
城外をうろつくウォンドゥクはキム・チャオンの輿とすれ違うが、果たしてお互い相手の顔を見るのか?そしてチャオンが知った王妃の陰謀とは?今回、キム・チャオンがなぜパク氏を王妃に就けたのかが分かる。王妃の陰謀にどう対処するのか?

城外の市場でウォンドクを見かけたムヨンは尾行し、気配を察したウォンドクと戦う。ムヨンを制したウォンドゥクは、剣を突きつけて…。
これまでにも小枝の殺陣や乗馬、アクションなど魅せてくれたD.O.だが、今回はムヨン役のキム・ジェヨンと壮絶な格闘があるのでお見逃しなく。

一方、村では評判を落としたジェユンがホンシムに落とし穴に落とされてしまう。そして、都で会った時はいい人だと思ったのに、失望した。これ以上がっかりさせないでほしいと、言われてしまう。

不機嫌なまま自宅に帰るホンシムは、途中クドルを見かけ、ウォンドゥクは確かめることがあるから都に居残ったと知り、もう帰ってこないと胸を痛めるが、家の前でウォンドゥクの姿をみて…。
さあ、都から戻ったウォンドゥクはどんな答えを出したのか?次回が待ちきれない。

■豆知識:髪型で見分ける未婚・既婚
第1話で少女イソ(ホンシム)が、怪我をしたユル(ウォンドゥク)の腕にリボンを結んでくれたシーンがあったが、このリボンがテンギ。
今話でホンシムが既婚者だと聞き「テンギモリ(댕기머리)だったはず」とチョン・ジェユンが言う。「テンギ(댕기)」とは髪に結ぶリボンのことで、「モリ(머리)」は「頭」「髪」という意味。
テンギモリテンギモリ朝鮮時代、未婚女性は髪を束ねて後ろで長く垂らした先に赤紫のテンギ(リボン)をつける「テンギモリ」をしていた。
一方、良家の夫人たちや高位の女官は髪を長く編んで頭の周囲でグルリと巻き上げた形でこれを「オンジュモリ(얹은머리)」と呼ぶ。얹은머리は直訳する「乗せ髪」と言うところ。

既婚者かそうでないかをアピールすることは、女性にとって大切な問題。独身なら街で声をかけられ素敵な恋が芽生えるかも知れないからだ。日本でも江戸時代は未婚女性は島田髷(しまだまげ)、既婚は丸髷(まるまげ)にするのが基本だった。



■キャスト
イ・ユル/ウォンドゥク役:ド・ギョンス(EXO-D.O.)
ユン・イソ/ホンシム役:ナム・ジヒョン
左議政 キム・チャオン役:チョ・ソンハ
王役:チョ・ハンチョル
漢城府参軍従7位 チョン・ジェユン役:キム・ソノ
世子嬪 キム・ソヘ役:ハン・ソヒ
ムヨン役:キム・ジェヨン
ほか

NHK「100日の郎君様」番組サイト
 2020.05.17スタート 日23:00-24:00 地上波放送 NHK総合
 2019.07.21-11.03 日21:00~22:00 NHKBSプレミアム
Youtube「100日郎君様」予告動画
◇公式Twitter:roukunsama_PR

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