【韓流コラム】オクニョが育った典獄署って?地下牢ではオクニョ(チン・セヨン)とテウォン(コ・ス)がお出迎え?

2019年10月05日11時10分ドラマ
©MBC

テレビ東京で平日毎日(朝8時15分~)好評放送中の「オクニョ 運命の女(ひと)」の舞台となっている典獄署、そしてヒロインの人生を変える人物との出会いがあった秘密の地下牢・地下監獄について詳しくご紹介!ドラマの予告動画は公式サイトで公開中だ。



「オクニョ 運命の女(ひと)」は、朝鮮時代の監獄「典獄署(チョノクソ)」や弁護士制度「外知部(ウェジブ)」を舞台に繰り広げられる、監獄で生まれ育った天才少女オクニョの痛快サクセスストーリー。【「オクニョ」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や見どころ、各話の詳しいあらすじ、キャストの紹介などをまとめて紹介しているので、参考にどうぞ。

典獄署「龍仁大長今パーク」典獄署(撮影:navicon)■典獄署は実在のお役所
これまでの韓国時代劇でも監獄のシーンは劇中で多く登場したが、監獄をメイン舞台にしたのは本作が初めて。ヒロインのオクニョは生後間もなく捨てられ、この典獄署(チョノクソ)で暮らすことになった。典獄署は、朝鮮時代に囚徒に関する業務を行った実在の役所で、初代国王・太祖元年(1392年)に典獄署の官制が定められた。人事構成は、主簿(チュブ)=署長、奉事(ポンサ)=署長の補佐、参奉(サムポン)=役人、書吏(ソリ)=雑務係、茶母(タモ)=下働きとなっている。但し、ハ・ジウォンが茶母を演じた「チェオクの剣」のように、茶母は、犯罪捜査も手伝うこともあった。これこそがオクニョが茶母を目指した理由。

■典獄署はオクニョの学校?
ここに収監されているのは、殺人などの極悪人、盗み、詐欺、そして汚職などの政治犯や、儒教の教えに反した思想犯なども収監された。典獄署で育ったヒロイン・オクニョは、ここでたくさんの愛情をもらい、愉快なおやじたちから豊富な知識や機転など様々なことを学んでいるが、ありえない設定ではない。(参考:典獄署と愉快なオヤジたち紹介

キョンボックン景福宮(撮影:navicon)■典獄署の場所は?
実際の典獄署は当時の都である漢城府の端麟坊(ソリンバン)にあった。ここは、現在のソウルの鐘路区。景福宮や優雅な曹渓寺など、人気の観光地があるソウルのど真ん中!近くに取り調べなど警察業務を担当する義禁府(ウィグムブ)もある、いわゆるお役所街だった。



地下牢「龍仁大長今パーク」地下牢(撮影:navicon)■典獄署と地下牢は離れている?
撮影はソウルから車で1時間半くらいの京畿道龍仁市にある「龍仁大長今パーク」で行われた。地図の⑨に「オクニョ」のために円形獄舎が造られた。オクニョ(チン・セヨン扮)の武芸の師であるパク・テス(チョン・グォンリョル扮)と出会い、秘密の訓練を受けた地下牢もある。
ヨンイン「龍仁大長今テーマパーク」(撮影:navicon)
劇中では典獄署の敷地内にある設定になっているが、撮影は地図の⑩にあるセットで行われた。地図で見るとお隣のセットだが、何しろ「龍仁大長今パーク」は250万平方メートルもの広大な敷地に、東京ドーム約4つ分に当たる16万5千平方メートルにドラマ撮影セット場がある韓国最大規模のオープンセット場。筆者は今年6月に訪れたが、パーク内の専用カーで回った。
yonin「地下監獄」地上セット。オクニョ(チン・セヨン扮)とテウォン(コ・ス扮)がお出迎え。(撮影:navicon)
地下牢は実際には地上に設えており、チン・セヨンとコ・スの等身大パネルが出迎えてくれる。また、この地下牢は、ユン・ギュンサン主演の「逆賊-民を盗んだ英雄-」でもアジトとして使われた。(※参照:【韓流コラム】ロケ地②

近年、長編時代劇は減ったと言われている韓国時代劇だが、短編は相変わらず豊富だ。そんな時代劇を撮影するオープンセット場が、韓国では各所にある。【韓流コラム】では、そんな撮影場をまとめて紹介しているので、気になる方はチェックをしてみて!⇒ロケ地①

■キャスト
オクニョ役:チン・セヨン「ドクター異邦人」「蒼のピアニスト」「不滅の恋人」
 少女時代:チョン・ダビン「彼女はキレイだった」「根の深い木」
ユン・テウォン役:コ・ス「黄金の帝国」「クリスマスに雪は降るの?」
文定王后役:キム・ミスク「妻の報復」「華麗なる遺産」「インス大妃」
ユン・ウォンヒョン役::チョン・ジュノ「逆転の女王」「ママ~最後の贈りもの~」
チョン・ナンジョン役:パク・ジュミ「ホジュン 宮廷医官への道」「女人天下」



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 2019.09.30スタート 月~金8:15-9:11
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