沢口靖子「科捜研の女19」第20話、前妻と後妻の闘いは、乳酸菌と納豆菌の闘い?予告動画と第19話ネタバレあらすじ

2019年11月08日09時30分ドラマ
@テレビ朝日

沢口靖子主演の「科捜研の女season19」第20話は、”菌”が犯罪を暴く!被害者の前妻は納豆研究、後妻はヨーグルト研究!マリコたち科捜研メンバーが菌と戦う!11月14日(木)夜8時よりテレビ朝日にて第20話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開中!見逃し配信は公式サイトやTVerなどにて、ビデオパスで見放題配信中。



11月7日放送の「科捜研の女season19」第19話は、今や刑事部長となった藤倉甚一(金田明夫)と、幼馴染で交番勤務の巡査・平野頼通(菅原大吉)が互いの職位を超えた昔からの友情が見られる話であった。藤倉は、もともとは奈良県警で鑑識として活躍していた。仕事には厳しい態度で接し、京都府警に移った後は、現場に入ろうとする科捜研のマリコ(沢口靖子)にも厳しい態度をとることも多かった。そんな藤倉が平野にかかった容疑を晴らすために、鑑識として現場を再調査してみる。中年男性二人の職位を超えた友情に思わずほっと笑顔になる話であった。

ドラマのラストシーンは、マリコと土門(内藤剛志)のほのぼのとした会話で終わることが多い「科捜研の女」だが、第19話もそのシーンは健在であった。マリコが藤倉と平野の友情に感動して、土門にも同じような仲間がいるかと聞いたが、土門は「悪いな、お前に話せるようなことはない」となぜかそっけない態度だ。土門の過去に一体何があったのか?

11月14日放送の第20話は、納豆研究家の前妻とヨーグルト研究家の後妻を持つベーカリー店主が殺害される。パンの発酵には酵母菌が必要だし、納豆には納豆菌、ヨーグルトには乳酸菌と”菌づくし”だ。本来、いるはずのないベーカリーに納豆菌がいたり、ヨーグルト酵母には秘密があったりと、”マニア”のように菌と向かい合い真実を探り当てるマリコの姿に期待がかかる。

■ポスターギャラリー紹介
20周年を迎えた「科捜研の女」シリーズだが、公式サイトで、初代からの歴代のポスターを見ることができる。真実を”キッ”と見つめる目が特徴となるポスターが多いが、シーズン2などは沢口靖子のセクシーな表情をみることもできる。ぜひ見てみてほしい。



■前回(第19話)ネタバレあらすじ
榊マリコ(沢口靖子)は、府警本部の刑事部長・藤倉甚一(金田明夫)に、地域課巡査の平野頼通(菅原大吉)が親しげに声をかけるのを見た。小中高が一緒で親友だという2人。片や、警察組織の頂へ昇りつめた藤倉と、対照的に地域課の仕事にこだわってきた平野の友情は、階級や立場を越え、変わらず続いていた。

平野巡査は近隣の人からの苦情も茶飲み話として気軽に聞いてくれるような勤務態度だった。その平野が巡回中に資材置き場で若い男の遺体を発見した。被害者は深田明良(永沼伊久也)で、死亡推定時刻は遺体発見の直前だった。死因は脳挫傷で致命傷は後頭部の傷だ。傷口の形状から凶器はモンキーレンチと推定されたが、現場に該当する物はなく犯人が持ち去ったらしい。深田は特殊詐欺で逮捕され、執行猶予中だったことも分かる。

現場で鑑識係の発見した血液の付着したガラス棒を鑑定すると、大麻などを吸引するパイプの一部と分かり、被害者の唾液と、被害者以外の指紋が検出される。なんと、その指紋はなんと平野巡査のものだったのだ。

平野は被害者と面識はなく、パイプにも見覚えがないというのだが、その態度にマリコは不審を抱く。同じ交番に勤務する同僚巡査からは、平野が被害者を恫喝していたという証言もあがり、平野への容疑が高まってゆく。

平野と関係の深い藤倉は自ら捜査を外れるが、捜査資料に疑問を抱いて独断で現場へ向かい、鉢合わせたマリコと再検証を行う。藤倉は、懐中電灯だけでみていた。それは、鑑識が捜査を行う際はこうこうとした証明の元に証拠を探すが、犯行があった際の照明とは異なる。同じようにしたうえでわかる真実もあると、マリコに教える。

マリコはどうして藤倉が現場に出かけていたのかと思う。藤倉が元鑑識のエースであったことから考えて、なにか鑑識として不信に思ったことがあったのではと考え、証拠品をすべて復元し、藤倉に再鑑識をしてもらうことにした。藤倉はマリコたちに鑑識としての仕事を説明しながら、再鑑識をしていった。その結果、物的な証拠を表す番号札の置き方に不一致な点が見つかった。実際に鑑識作業で物品を扱った菅野(小澤亮太)に話を聞くと、誤って証拠のパイプの上に自分の汗がかかってしまったため、別の証拠で捏造したという。藤倉は厳しく怒るが、マリコに「こいつのミスをカバーしてやってくれ」と、隠していた証拠の鑑定を頼む。

そして、マリコが再鑑定をしたところ、唾液から、被害者の深田が出所後に働いていた焼き鳥店の店長のDNAと一致した。店長は、非行歴や犯罪歴のある人物も自分の焼き鳥店で働かせて、”更生”に寄与していると思われていたが、実際は前科のある人が大麻を縁をきれずに薬物をもっていると、それを取り上げ転売して稼いでいたのだった。そして、自分も大麻を手にするようになっていた。その現場を深田に見られて、警察に自首したほうがいいといわれて殺してしまったのだった。深田が最初に注意してきたときにパイプを渡し、深田も仲間にいれようとしていたのだが、深田は平野に相談して、店長にも自主を勧めていたのだった。

平野の指紋がついていたのは、深田が相談に来た時に触ってしまったものだとわかった。また、交番に愚痴を話すようにして赤ん坊の泣き声を相談にきていたことも児童相談所に話をつなげ虐待から幼児をまもることもしていた。平野は出世はしないが、地域に根差した防犯にとても尽力している人物だった。そんな平野と藤倉は、互いの職級などは忘れて酒を酌み交わす約束をする。



■第20話あらすじ
パン工房で男の遺体が見つかり、榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研の面々が臨場する。被害者はこのベーカリーの店主・長内保男(小川剛生)。後頭部に裂傷と陥没があり、作業台の角に本人の血痕が付着していたことから、そこに頭をぶつけたものとみられた。

第一発見者は保男の妻・長内花野(大路恵美)。ヨーグルト研究家で、パン発酵に使うヨーグルト酵母を届けに来て遺体を見つけたという。夫とその連れ子である翔(折原海晴)の3人で円満な家庭を築いていた花野は悲しみに暮れる。

犯人が証拠隠滅を図ったらしく証拠は極めて少なかったが、被害者が死亡する直前に焼いていたパンからは納豆菌が検出された。繁殖力が高く熱にも強い納豆菌は、酵母菌で生地を発酵させるパン作りの天敵。にもかかわらず、なぜベーカリーに持ち込まれたのか不審に思うマリコたち。

そんな折、被害者の前妻であり、納豆研究家として有名な登矢奈津(西尾まり)が京都に滞在中だと判明。しかし奈津は、仕事上、保男のベーカリー2号店に関する電話はしたが、私的なつながりは一切断ち、離婚以降は全く会っていないと主張する。

一方、保男の店に務めるパン職人と販売員から、翔を実の子のように可愛がっていた花野が、前妻・奈津のことで保男ともめていたという証言が…。ベーカリーにあってはならない納豆を何者かが持ち込んだ。それがどうしても気になるマリコは、科捜研のメンバーたちとともに、納豆菌がパンに入った理由を徹底的に検証!さらにヨーグルトの酵母菌からも意外な事実が見えてきて…!?菌たちが語る事件の真相とはいったい…?

木曜ミステリー「科捜研の女season19」はテレビ朝日にて毎週木曜夜8時より放送。出演:沢口靖子/内藤剛志/若村麻由美/風間トオル/斉藤暁/渡部秀/山本ひかる/金田明夫/西田健/石井一彰/松澤一之/萩尾みどりほか。Twitter公式アカウントは「@kasouken_women」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「科捜研の女season19」番組公式サイト
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