【最終回ネタバレ】NHK井上真央主演「少年寅次郎」寅次郎13歳、柴又から旅立つ!NHKオンデマで見逃し配信

2019年11月17日12時20分ドラマ
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寅次郎出生の秘密から柴又を旅立つ13歳までを描いた「少年寅次郎」!感動の最終回(第5話)は16日放送された!母・光子(井上真央)の愛は空よりも高く海よりも深く!SNSでは井上の演技大絶賛!感動の最終回含めた全話はNHKオンデマンドにて見逃し配信中。



国民的映画『男はつらいよ』の主人公・車寅次郎の少年時代を描いた「少年寅次郎」。初回から評判がよく、全5話で終わるのはもったいないという声が続出。毎回、感動のシーンに涙する視聴者も少なくなかった。SNSではもっと続きが見たい、ぜひ朝ドラで放送してほしいという声がTLに多く流れた。

特に母・光子を演じた井上真野の演技は大絶賛。SNSでも井上真央の演技に感動した、涙を流したというツイートが多出。血の繋がらない息子・寅次郎を愛する母の大きな愛がひしひしと伝わるドラマだった。

■最終回(第5話)ネタバレあらすじ
父とケンカして家出した寅次郎(井上優吏)。数日戻って来なかった息子のことを心配するそぶりを見せる母・光子(井上真央)だが、実は寅次郎が近所に潜んでいることを見抜いていた。寅次郎は帝釈天の防空壕に潜んでいたのだ。

さくら(野澤しおり)に弁当を持たせた光子はこっそりさくらの後をつけ、寅次郎のもとへ。「寅ちゃん、帰っておいでよ。お母ちゃんさみしいよ」の一言に根負けした寅次郎は家に戻ることに。帰り際、腰を痛がる光子を寅次郎が背負って家路についた。

そんな中、しきりに腰を痛がる光子。家族は心配して病院へ行くよう促すのだが、忙しいと言って病院へは行かない光子。散歩先生(岸谷五朗)は寅次郎に、「お母さんの腰の具合は以前から悪いのか?うちの亡くなった女房と同じ症状のようだ。心配だから病院へつれて行きなさい」と言う。

無理矢理光子を病院へ連れて行ったのだが…。光子はすい臓を患っていた。病状はすでに末期で手の施しようがなかった。結局、そのまま光子は入院してしまった。

寅次郎とさくらは毎日お見舞いへ行くのだが、夫・平造(毎熊克哉)は「オレは認めねぇ!死ぬはずがねぇ!」と現実逃避し酒に逃げる。その後、光子が亡くなるも平造は家に帰らず、葬式では寅次郎が喪主代理を務めた。

ベロベロに酔っ払って帰ってきた平造は「お前が喪主代理を務めたんだってな。捨て子だったのに偉くなったもんだ。お前は光子がいなきゃ、あの寒空の下で死んでたんだぞ」と寅次郎をなじる。じっと堪えていた寅次郎だったが、「母ちゃん、ごめん」と小さく呟くと平造に殴りかかった。

これまで耐えてきた思いを平造にぶつけボコボコに殴りつける寅次郎。平造は敢えて殴られ続けていた。そして寅次郎は身仕度をして「おいちゃん、おばちゃん、申し訳ない。おれはこの家を出ます。さくらを頼みます」と言って家を出た。

泣きながら寅次郎の後を追うさくら。柴又駅のホームで電車が来るのを待つ2人。さくらは寅次郎に「お兄ちゃん、お金もってる?」と尋ねる。「持ってるよ」と答える寅次郎だが、財布の中は…。さくらは自分の財布からお金を取りだし、兄の財布の中に入れた。そして寅次郎は電車に乗って旅立って行った。後日、さくらの元には寅次郎から「元気でやっている」という手紙が届いた。

■そして物語は続く…
生まれた時から父・平造との折り合いが悪かった寅次郎。それまでは母・光子が潤滑油となって家族は成り立っていたが、その母も亡くなった。自分がこのまま家にいたのでは、父との関係はさらに悪化。おいちゃん、おばちゃん、さくらにも迷惑をかけると判断した寅次郞は、13歳という若さで家を出た。これが「フーテンの寅」誕生の秘話である。

「少年寅次郎」最終回で柴又から旅立った寅次郎。その後、どうなったかは、劇場版『男はつらいよ』へと続く。特に映画第1作目は、20年ぶりに柴又に戻ってきた寅次郎を迎えるおいちゃん、おばちゃん、そして妹・さくらが描かれる。その後の寅次郎がどうなったか知りたい方は、ぜひ劇場版『男はつらいよ』(全49作)をご覧いただきたい。AmazonPrime Video、Hulu、Netflixなど動画配信サービスにて配信されている。



NHK総合土曜ドラマ「少年寅次郎」最終回(第5話)は11月16日に放送された。再放送は総合・毎週20日(水)深夜24時55分より。原作:山田洋次著『悪童(ワルガキ)小説寅次郎の告白』(講談社)。脚本:岡田惠和。出演:井上真央/毎熊克哉/泉澤祐希/岸井ゆきの/石丸幹二ほか。予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドで見逃し配信あり。

NHK総合 土曜ドラマ「少年寅次郎」番組公式サイト

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