こうしてハミルトンを説得した|映画『T:ニュー・フェイト』ジェームズ・キャメロン特別インタビュー映像公開

2020年02月19日11時00分映画

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』先行デジタル配信中で、3月4日(水)にはブルーレイ&DVDがリリースとなるが、これに先駆け、製作ジェームズ・キャメロンの特別インタビュー映像が公開された。



1984年にアクション映画の革命作として世界を騒然とさせた『ターミネーター』から7年後、1991年に驚異のバージョンアップを遂げた『ターミネーター2(T2)』が、ビジュアルとドラマの両面で社会現象を起こした。そしてシリーズの生みの親ジェームズ・キャメロン自らが製作に復帰し、『T2』の正統な続編として『ターミネーター:ニュー・フェイト』が製作された。

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公開されたのは、シリーズの生みの親であり本作の製作を務めたジェームズ・キャメロンの特別インタビュー映像。インタビューでキャメロンは、リンダ・ハミルトンがサラ・コナー役として復帰に至った背景を明かしている。

本作は『ターミネーター2』(1991)以降、28年ぶりにハミルトンが復帰したことが話題となったが、その陰の立役者がキャメロンだ。そのキャメロンは、「リンダはサラ役への復帰をためらっていた」と明かす。復帰をためらうハミルトンに対し、「60歳を過ぎているのだから、かつての自分と比べられたくはないだろう。1991年に自分が残した印象とね」と理解を示していたキャメロンだが、「でも私は彼女に伝えたんだ。いや、思い出させた。みんなサラが好きだと」と、ハミルトンが演じるサラを一番近くで見てきたからこそ、強く出演を望んでいたようだ。
さらに、「彼女が成し遂げたことを多くの人が模倣しようとした。だが誰も成功していない。肉体と繊細な演技の組み合わせだ」と、ハミルトンへの称賛を惜しまない。

また、ハミルトンの復帰にあたり、彼女の肉体を鍛え上げるのには1年もかかったそう。しかし、ハードなトレーニングの末、撮影予定日までに肉体を鍛え上げたハミルトンだったが、諸事情で撮影開始が遅れてしまったとのこと。「リンダは焦ってたよ。『今のうちに撮って!』」と、鍛え上げられた肉体を維持することに焦っていたという裏話も。
28年ぶりにサラ・コナーとして肉体を作り上げたハミルトンに注目だ。