直木賞受賞作『ファーストラヴ』22日放送|上白石萌歌が真木よう子を翻弄する!予告動画とあらすじ

2020年02月22日15時19分ドラマ
©NHK

なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?2018年直木賞を受賞したヒューマンミステリーを真木よう子主演で初ドラマ化した『ファーストラヴ』が、今夜2月22日(土)よる9時からNHKBSプレミアムにて放送!NHKサイトで予告動画が公開されている。



原作は2018年7月、第159回直木賞を受賞した島本理生の同名小説。自分自身も心に傷を負った公認心理師が、美人少女が犯した殺人の真相を探る究極のヒューマンミステリー。
原作者の島本理生といえば、小学生の時から小説を書き始め、15歳で『ヨル』が『鳩よ!』掌編小説コンクールに当選、20歳の時の『リトル・バイ・リトル』が第128回芥川龍之介賞候補、第25回野間文芸新人賞を史上最年少で受賞するなど、早くから注目を集めていた作家。「この恋愛小説がすごい! 2006年版」(宝島社)第1位、「本の雑誌が選ぶ上半期ベスト10」で第1位、本屋大賞で第6位で23万部を超えた『ナラタージュ』は、松本潤(嵐)と有村架純主演で映画化された。
『ファーストラヴ』は、『別册文藝春秋』2016年7月号から2018年1月号に連載され、文藝春秋より2018年5月31日に刊行された。なお、本作は北川景子主演、堤幸彦監督で映画化され2021年に公開予定となっている。

臨床心理士の真壁由紀の元に取材依頼がくる。美人女子大生が父を刺殺し、逮捕後の取り調べで、「(父を殺さなければならなかった理由が自分でもわからないので)動機はそちらで見つけてください」と言い放ち、ワイドショーなどで大きく報道された事件の被疑者、聖山環菜を取材し、1冊の本にまとめてほしいといういうもの。
なぜ少女は父を殺害したのか?次第に明らかになっていく驚がくの事件の真相。罪とは何か? 家族とは何か? 愛情とは何か?を問う究極のヒューマンミステリーとなっている。

昨年夏、韓国ドラマをリメイクした「ボイス 110緊急指令室」(TBS)では女性ボイスプロファイラー役を演じた真木よう子が、本作では公認心理師・由紀を演じる。そんな彼女が向き合う美人女子大生役には、2018年夏期連続ドラマ2020年謹賀新年スペシャルとして放送された“ぎぼむす”こと「義母と娘のブルース」で大ブレイクした上白石萌歌。上白石が真木よう子を翻弄する殺人犯を演じる。、公開された予告動画では、面会に来た真木扮する由紀が「私はまず、あなたを知りたいです」という言葉に、「私も知りたい」と環菜(上白石)が不気味な笑みを浮かべて答える。ぎぼむすでは等身大の女子高生から女子大生を演じた上白石萌歌が、ミステリアスな犯人役をどう演じているのか、興味がわく。

共演者は、環菜の国選弁護人・迦葉役で平岡祐太、母親・昭菜役で黒木瞳。他にも津嘉山正種、吉沢悠らが出演する。

■あらすじ
公認心理師の主人公・由紀(真木よう子)は、「美人女子大生の父親刺殺事件」のルポの執筆依頼を受ける。容疑者・環菜(上白石萌歌)が取り調べで「動機は見つけてください」と警察に言ったことで、波紋を呼んだ事件だ。環菜の国選弁護人で、由紀の義弟でもある迦葉(平岡祐太)からも協力を請われて、由紀は環菜と面会する。カウンセリングのような形で、環菜の家族に何があったのかを突き止めようとするが、環菜は正直に話しているかと思えば、嘘を言い、時には感情を露わにして、由紀を翻弄する。環菜の心に触れることは、由紀自身の辛い過去と向き合う作業でもあった。
真相を探る中、明らかになる環菜と殺された父親、さらには母親・昭菜(黒木瞳)とのゆがんだ親子関係。隠され続けた家族の秘密。そして、環菜はついに「初恋」について語り始める。果たして環菜は、本当に父親を殺したのか。由紀がたどり着いた真実とは―。

女性心理を巧みに描き、目に見えづらい“心の闇”を臨床心理の視点からひもとくという斬新な原作の世界観をドラマはどう表現するのか?

NHKBSプレミアム「スーパープレミアム」
予告動画