3/1松坂桃李主演『微笑む人』貫井徳郎の“最恐”ミステリーが待望の初映像化|あらすじと予告動画

2020年02月28日21時00分ドラマ
©テレビ朝日

松坂桃李が母子殺人事件の容疑者に!尾野真千子演じる女性記者が迫る美しき殺人者に秘められた“謎”とは? 原作者が映像化は困難と語る“最恐ミステリー”初ドラマ化!3月1日午後9時からテレビ朝日「日曜プライム」では松坂桃李主演・貫井徳郎原作「スペシャルドラマ 微笑む人」を放送、予告動画は番組公式サイトで公開されている。



『微笑む人』は、貫井徳郎が2012年に実業之日本社から刊行した衝撃のミステリー。幸せな生活を送っていたはずのエリート銀行員・仁藤俊美が突然妻と娘を殺害。“本の置き場所が欲しかった”という殺害の動機に人々は驚愕する。この事件を追ううち、彼の過去に隠された事実が次々と明らかになっていく。

数々の受賞作を持つ貫井自身に「僕のミステリーの最高到達点」と言わしめたこの作品は、その思いも寄らない展開と結末から「ミステリーの常識を超えた衝撃作!」と大きな話題を呼んだ。脚本家・秦建日子が書き上げた今回のドラマは小説には登場しない女性記者・鴨井晶の目線で語られていく。貫井が描いた世界はそのままに、映像化ならではのスリリングな展開とオリジナルで予測不能な結末が待ち受けている。

主演の松坂桃李は、穏やかな微笑みを湛える謎多き殺人者を演じる。硬軟あらゆる役を演じ分け、そのたびに新たな魅力を発揮し続ける松坂。映画『孤狼の血』では若き刑事、『娼年』では娼夫、『新聞記者』では官僚と、数々の注目作品に出演して役柄の幅を広げてきた。今作では松坂がさまざまな意味を持つ“微笑”を見せる。中でも「人のいい笑顔」が一転して「ぞっとするような微笑み」に変わる様が見どころとなる。

貫井は松坂の印象を「見るからにいい人。爽やかですし、裏に隠していることなどもなさそう」と語り、「でも、そういう人が“本の置き場所が欲しかったから”というわけのわからない理由で妻子を殺す――そのギャップの大きさが、逆に怖さになると感じました」とコメント。「仁藤役に松坂桃李さんをキャスティングしたというだけで、もうこの作品は成功じゃないですか!?と思うくらい、ぴったりだと思いました」と手放しで称賛している。

尾野真千子が演じるのはドラマオリジナルキャラクターの週刊誌の女性記者・鴨居晶。誰もが認める演技の幅広さを誇り、実力派女優として映画・ドラマで活躍する尾野。松坂との共演は二度目。前回は『この世界の片隅に』(2018年TBS)で姉弟役、今回は殺人事件の被告人と週刊誌記者という立場で相対することになった。尾野は“殺害の動機”は異様だと感じさせるが、実は誰もが持ち得る感情かもしれないと語り、「感覚というものは、人それぞれである、という面白さと、現実世界においても理由付けが難しい事柄が起きている怖さを、お見せできたら」とコメントしている。

今作には多くの個性派俳優陣が出演しドラマの脇を固める。晶の上司『週刊海潮』のデスク・井上肇役に生瀬勝久、晶とは旧知の仲で仁藤の事件を担当した所轄の刑事・佐藤役に福田転球、拘置所の刑務官・滝沢役に田中要次が演じる。

■あらすじ
仁藤俊美(松坂桃李)は最難関大学を卒業し、誰もが認める誠実な人柄のエリート銀行員。安住川で妻子を亡くし、当初は遺族としての立場だったが目撃者の証言により事態は一変。妻と娘を溺死させた罪に問われ逮捕される。「週刊海潮」の契約記者・鴨井晶(尾野真千子)は夫・鴨井拓郎(小久保寿人)に家事を任せ、再び第一線の記者として活躍しようと奮闘していた。編集長・井上肇(生瀬勝久)に巻頭特集を約束された晶。仁藤の事件に関係する人物や捜査関係者へ取材を始める。そして、次第に仁藤の表と裏の顔を知ることになるが…。

テレビ朝日3月1日(日)夜9時より日曜プライム「スペシャルドラマ 微笑む人」を放送。出演:松坂桃李/尾野真千子/生瀬勝久/福田転球/田中要次/阿部亮平/薬丸翔/佐藤乃莉/小久保寿人ほか。予告動画は番組公式サイトで公開されている。

ドラマスペシャル「微笑む人」番組公式サイト