山田孝之×重松清『ステップ』秦 基博描き下ろしの主題歌「在る」MV公開

2020年03月19日15時36分音楽

劇中のロケ地で秦 基博が歌う!山田孝之、白鳥玉季の“父娘”映像と共に綴る『ステップ』(4月3日より公開)製作陣の熱烈オファーを受けた秦が本作を観て書き下ろした渾身の主題歌「在る」のミュージックビデオが映画公式サイト解禁された。

4月3日(金)より全国ロードショーとなる映画『ステップ』は、天国から見守ってくれている妻を近くに感じながら、“うまくいかないことだらけ”の毎日を娘とふたりで過ごしていく健一を中心に描く感動作。



聴く人を優しく温かく包み込む、大切な人たちへの想いが込められた歌詞とメロディが、早くも評判となっている。映画公開を記念して作られた今回のミュージックビデオでは、作詞作曲を手掛けた秦自らが出演し、演奏と歌唱を披露。また、映画で山田演じる健一の娘・美紀の6~8歳時代を演じた人気子役の白鳥玉季も、美紀役としてミュージックビデオに出演。健一と美紀の父娘を中心に展開される映画本編のシーンと、今回新たに撮影された秦、白鳥のシーン、そして主題歌「在る」の歌詞とメロディがリンクし合い、観る者の心を揺さぶる珠玉のミュージックビデオが誕生した!

step

撮影は、実際に映画に登場するロケ地で実施。健一が幼い娘・美紀をベビーカーに乗せて歩く坂道や、陸橋、三差路など、登場するのはいずれも父娘が人生の重要な一歩を踏み出すシーンで度々映し出される、象徴的なスポットだ。そこに秦が降り立ち、ギターを弾きながら「在る」を繊細に歌い上げている。秦が陸橋で歌唱するシーンでは、ちょうどサビの部分で陸橋の下を電車が走る様子をおさめることに成功。メガホンを取った飯塚監督は「とてもいいタイミングで電車が通るところを撮れたので、効果的な絵になっていると思います」と自信をのぞかせている。

また飯塚監督は、「どんな場所で秦さんに歌ってもらおうかと考えた時に、妻を亡くした健一と美紀が再出発する場所じゃないと、何も撮れないと思った」と語り、「映画で美紀の成長に合わせて俯瞰で撮っていたあの場所以外で撮ることは、思いつかなかったですね。その場所で、見る人の背中を押すようなものが撮れればいいなと思っていました」と“場所”にこだわって撮影したことを告白。出来上がりについても、「この場所で主題歌と映画がうまくリンクしたんじゃないかな」と手ごたえを感じていることを明かしている。

秦も、映画のキーとなる場所での撮影に「そこで自分が歌っているというのは、不思議な気持ちでしたが、とても嬉しかった。」と素直な気持ちを語りつつ、あらためて主題歌「在る」の曲作りについても言及。「映画を見させていただいた後、エンドロールにどんな曲が流れたら良いのかなというのをイメージしていて、それであのギターのフレーズだったり、歌詞のいくつかが出てきたという感じでした。そこから完成に至るまで、映画からいただいたインスピレーションをもとに楽曲が生まれていきました。」
また、今回曲作りにおいて重きを置いたのは、映画の主人公・健一が妻を亡くしたことに代表される「喪失感」だったという。
「誰かがいなくなってしまうこと、だけどそこに存在するということ、それは映画からすごく感じたことでした。」と、主題歌との向き合い方を語った。

また「在る」Music Videoの公開を記念して、秦 基博のYouTubeチャンネルにて過去作品のMusic Videoが、フルサイズで一挙公開となっている。「在る」Music Videoと合わせてチェックしたい。

公式YouTube

■映画『ステップ』概要
■あらすじ
健一はカレンダーに“再出発”と書き込んだ。始まったのは、2歳半になる娘・美紀の子育てと仕事の両立の生活だ。結婚3年目、30歳という若さで突然妻を亡くした健一はトップセールスマンのプライドも捨て、時短勤務が許される部署へ異動。何もかも予定外の、うまくいかないことだらけの毎日が始まった。そんな姿を見て、義理の父母が娘を引き取ろうかと提案してくれたが、男手一つで育てることを決める。妻と夢見た幸せな家庭を、きっと天国から見ていてくれる妻と一緒に作っていきたいと心に誓い、前に進み始めるのだ。美紀の保育園から小学校卒業までの10年間。様々な壁にぶつかりながらも、前を向いてゆっくりと<家族>への階段を上る。泣いて笑って、少しずつ前へ。

■原作/重松 清「ステップ」(中公文庫)
■監督・脚本・編集/飯塚 健(『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』、『笑う招き猫』、『虹色デイズ』)
■出演/山田孝之、田中里念、白鳥玉季、中野翠咲、伊藤沙莉、川栄李奈、広末涼子、余 貴美子、國村 隼 ほか
■主題歌/秦 基博「在る」(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
■製作プロダクション/ダブ
■配給/エイベックス・ピクチャーズ 
■コピーライト/(C)2020映画『ステップ』製作委員会

公式サイト
◇公式SNS/@step2020movie #ステップ