【最終週】「スカーレット」第25週「炎は消えない」喜美子や武志の陶芸への炎は燃え続ける!あらすじと予告動画

2020年03月21日09時33分ドラマ
@NHK

朝ドラ「スカーレット」最終週となる第25週は、喜美子(戸田恵梨香)が八郎(松下洸平)と共に、息子・武志(伊藤健太郎)の人生を支える!武志は陶芸を通じ、生きがいを感じながら命を燃やす!ドラマの最終週となる第24週「炎は消えない」(3月23日~3月28日)のあらすじと見どころをご紹介、予告動画が番組公式サイトで公開中だ。



3月16日から放送された第24週は、病を戦いながら”今”を懸命に生きる武志(伊藤健太郎)とそれをささえる喜美子(戸田恵梨香)、八郎(松下洸平)の姿が描かれた。辛い闘病生活ではあるが、真奈(松田るか)との恋や、打ち込める陶芸という目標をもった生活は、武志が望んだ”普通の一日”を重ねている日々となっていた。

武志のドナーのために大勢の人が適合検査に参加してくれた。画面上に現れた人たちだけでなく、喜美子が書いた一覧の中には、武志の陶芸の先生である掛井先生夫妻や丸熊陶業食堂の槙場緑、草間流柔道の仲間である所沢有子、百合子の同級生である近藤彰、そして、小学生の喜美子にボコボコにされたこともあるガキ大将・黒岩次郎の名前まであった。闘病で辛いシーンも多いが、喜美子一家がみんなに好かれていたことがわかるシーンとなった。

半年に渡り働き女子を描いてきた「スカーレット」も3月16日からの第25週で最終週となる。戦後から昭和50年代までが描かれ、貧しくとも負けない自分の意志をしっかりと持った女性・喜美子が描かれてきた。最終週の一番の注目は、もちろん息子・武志の病気である。骨髄バンクが整備された現代でも闘病している希望者が必ず移植できるわけではない。しかし、確実にドラマで描かれている時代からは進んでいる。そんな骨髄バンクの立ち上げに尽力する喜美子と武志のことを応援しながら、最終週を見守る視聴者も多い。

■第24週ネタバレあらすじ
武志(伊藤健太郎)のためドナー適合検査を受けた喜美子(戸田恵梨香)だが、白血球の型が一致せずドナーになれないことが判明する。落ち込む喜美子は大崎(稲垣吾郎)から同じ病を抱える患者と家族の会の話を聞くも、父親である八郎(松下洸平)の検査にかすかな望みをかける。照子(大島優子)や信作(林遣都)の家族も検査を受けてくれる。そんな中、ちや子(水野美紀)から連絡があり、ちや子自身だけでなく、広く声をかけてくれるという。何も返せないと恐縮する喜美子に「作品で返したらいい」と諭す。

一方、武志は病を友人たちに明かしたところ、友人たちは驚くもドナーを探すために力になってくれた。大勢の人に協力してもらったが、適合者は現れなかった。その間に徐々に武志の病気は進行していっていた。

大崎から喜美子は白血病患者の会を紹介してもらう。武志と同室だった患者の花親の里香子も誘った。訪ねた会の代表・日高(楠見薫)は明るく振る舞っていたが、里香子はその様子をみて、自分の息子の病気が進行しているのでそんなに前向きになれないという。しかし、実は日高の娘はずっと前に亡くなっていたのだった。

武志のアルバイト先に、真奈(松田るか)が訪ねてくる。しかし、武志はもう会わないというしかし、真奈は工房に訪ねてきて武志の作陶を眺めていた。喜美子は作陶に夢中の武志に代わって、真奈と話をする。真奈は喜美子に武志への秘めた思いを明かす。そして休憩に入った武志にも真奈は気持ちを伝える。武志は自分が病気だから会うことができないというが、真奈はそんなことは理由にならないと帰って行った。

数日後、仕事で出かける喜美子に代わって、八郎が武志を見守ることになった。陶芸に励む武志を八郎が手伝っていると、武志が発熱してしまう。八郎は大崎に連絡するが、様子を見るように言われる。横になっている武志は、降り始めた雨を見てひらめきを感じ、制作中の皿のイメージを膨らませる。八郎と駆けつけた大崎にアイデアを伝えていると、喜美子が帰宅する。早速、武志が作陶を始め、大崎もその様子を見学した。照子(大島優子)は家族と共に、武志に思いを寄せる。だが武志に再び異変が。

一方、信作(林遣都)の家では、密かに大野(マギー)が薬を飲んでいて、陽子(財前直見)や百合子(福田麻由子)が心配するが、ひざが痛いだけだという。健康の大切さをかみしめている家族は健康であることの幸せをかみしめる。

喜美子(戸田恵梨香)は里香子に皿をプレゼントしようと病院を訪れる。しかし闘病中の子供の容体が急変し、大崎の懸命な処置もむなしく、亡くなってしまう。ショックを受けた喜美子は八郎に相談する。以前、同室だった武志に伝えるかどうか悩んでいると、喜美子の大阪時代の知り合い、さだ(羽野晶紀)と圭介(溝端淳平)が訪ねてくる。ちやこから武志のことを聞いてやってきたのだ。圭介は医師として「医療の発展は素晴らしい。待っていれば白血病にも薬ができるかもしれない」と慰めた。

秋になり、喜美子は穴窯の準備に忙しい。武志の闘病が続く中、友人たちがドナー探しに奔走するも、未だ見つからない。落ち込む友人たちに八郎は武志の思いを密かに告げる。体調が芳しくなく、アルバイトを辞めた武志はより一層、陶芸に情熱を燃やす。やがて窯焚きが終わり、喜美子も見守る中、作品を取り出してみる。

一方、直子(桜庭ななみ)がスッポンを買って食べようとするが真奈がやってきた。友達と大阪への買い物から帰ってきた武志も加わって、すっぽん鍋を囲む。直子は武志に真奈との恋を応援するという。つらい日々でも楽しいことをしたほうがいいと二人を応援していた。

■第25週あらすじ
■第145話(月)
武志(伊藤健太郎)は念願の作品を完成させる。その出来と充実した武志の表情に喜美子(戸田恵梨香)も喜ぶ。しかし達成感を味わう武志に異変が起きていた。通院して大崎(稲垣吾郎)に薬の副作用で味覚がおかしいと告げる武志。家では八郎(松下洸平)が武志の作品完成を祝おうと食事を準備中。だが武志は八郎に突っかかり、やり場のない感情を初めて爆発させる。実は闘病していた高校生が亡くなる前に書いた手紙を受け取っていた

■第146話(火)
完成した武志(伊藤健太郎)の大皿が小さな音を立てていることに気づいた喜美子(戸田恵梨香)。本焼きした陶器を細かなひびが彩るときの現象だが、武志は“生きている”皿に勇気をもらう。しかし日に日に武志の食欲が落ちて、案じる喜美子。ある日、市役所の若手が訪ねてきて、信楽の作品を集めた陶芸展に喜美子の陶芸教室から出品してほしいと頼まれる。喜美子は快諾し、作品を仕上げた直後の武志にも知らせる。武志は考えた末…

■第147話(水)
信楽の作品を集めた陶芸展に出品することにした喜美子(戸田恵梨香)と武志(伊藤健太郎)。事前に関係者に作品を見せたところ、好評で自信を深める。照子(大島優子)が野菜を持ってくるが武志の作品のことは内緒に。後日、直子(桜庭ななみ)の計らいで武志は真奈(松田るか)とドライブに出かける。帰宅後、二人きりになった武志と真奈。武志はおもむろに真奈の似顔絵を描き出す。一方、喜美子は直子の誘いで飲み屋に出かけて…

■第148話(木)
武志(伊藤健太郎)の恋愛を後押しした直子(桜庭ななみ)は喜美子(戸田恵梨香)に別れた元夫を探して、やり直したい気持ちを打ち明ける。喜美子は直子の背中を押して送り出す。数ヶ月後、信楽の陶芸展の開催が近づく頃、照子(大島優子)と信作(林遣都)が武志を見舞いに来る。しかし武志の衰弱ぶりに言葉を失う。八郎(松下洸平)も看病に忙しい中、信作は陶芸展に特別ゲストを呼びたいと言い出し、喜美子に相談を持ちかける。

■第149話(金)
信作(林遣都)が企画した信楽のみんなの陶芸展が開催。喜美子(戸田恵梨香)と武志(伊藤健太郎)はそれぞれ作品を出品。八郎(松下洸平)も来て、家族で見に行くことに。会場には知らせを受けた草間(佐藤隆太)やちや子(水野美紀)の姿。ジョージ富士川(西川貴教)もやってくる。武志はジョージのワークショップに参加。喜美子は見守りながら、武志と過ごす日常をかみしめる。そして喜美子は武志や仲間を連れてびわ湖へ。

■第150話(土)
喜美子(戸田恵梨香)は武志(伊藤健太郎)と信楽の仲間とびわ湖に出かけ、すがすがしい思いに満たされる。武志は闘病しつつ作陶を続け、側で喜美子も陶芸に励む日々。喜美子は武志との時間を大切に過ごしながら、ふと武志に問いかける。喜美子に強く抱きしめられる武志。2人は幸せを胸に刻む。二年後、喜美子は武志の作品を大崎(稲垣吾郎)と共に見つめていた。作品作りに挑戦する大崎。そして八郎(松下洸平)が訪ねてきて…

【作】水橋文美江
【出演】戸田恵梨香、松下洸平、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、大島優子、林遣都、財前直見、マギー、伊藤健太郎 他
【語り】中條誠子アナウンサー
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

「スカーレット」公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
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