3月22日(日)に行われる防衛大学校の卒業式(帽子投げ)をライブ配信

2020年03月22日04時18分暮らしと文化

3月22日(日)10時から行われる防衛大学校の卒業式を生中継で配信を行う。本来は、来賓や家族の参加のもとで行う予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、防衛省が主催する行事について中止もしくは簡素化の方針が出ており、本式典においても来賓や家族の参加見合わせの中での卒業式となる。

【卒業式典内容】
・安倍晋三 内閣総理大臣 訓示予定
・河野太郎 防衛大臣 訓示予定

・卒業生が一斉に投げる(帽子投げ)
防衛大学校は、帽子を天井に向かって投げるパフォーマンスで有名である。
もとは、アメリカの海兵士官学校の卒業式からとされ、士官学校時代に使っていた帽子はその後、士官用の帽子に代わるため不要となる。
不要になった帽子を投げることで、士官学校からの開放感と達成感を現したとされている。のちに海を越えて、防衛大学校に伝わったそうである。
22日の卒業式典で全内容を見る事ができるのか、ニュースなどでは、一部しか見れないこともあり、卒業を祝うと共に、帽子投げの全パフォーマンス必見のライブ配信。

ライブ配信は、防衛大学校のYouTubeチャンネルとニコニコ生放送で行われる。

令和元年度 防衛大学校 卒業式典 インターネット中継

ニコニコ生放送

防衛大学校は防衛省機関として、自衛隊の幹部自衛官を養成する教育・訓練施設である。教育課程は、大学の学部に相当する課程として修業年4年の「本科」と、大学院相当の「理工学研究科」「総合安全保障研究科」の3科が設置されている。
防衛大学校は一般の大学と同様に入学試験に合格することが条件となっているが、入学後は特別職の国家公務員として課業を務めるため、入学試験ではなく、採用試験が正式な名称である。

講義や訓練は、課業であるため学費は必要なく、毎月学生手当(2019年12月現在:117,000円)が、6月と12月には期末手当(年間 397,800円)が支給される。
また、入学と同時に全員学生宿舎で団体生活をおくり、服、寝具、食事などが貸与支給される。職務専念義務によりアルバイトなどの副業は禁止されている。

入学(採用試験)の応募条件は年齢や日本国民であることなど、自衛官となる条件を満たしていることが必要で、一般の大学出願条件とは違う。
かつては男子のみであったが、現在は女子も入学が可能で、募集は専攻単位で行われ、自衛官募集のサイトに募集要項が掲載されている。