3/30「あまんじゃく」続編で唐沢寿明が最凶の敵と闘う|野口五郎と大場久美子が40年ぶり夫婦役で登場

2020年03月29日08時00分ドラマ
©テレビ東京

唐沢寿明主演、現代医療の狂気を鋭くえぐる社会派クライム・サスペンス「あまんじゃく 元外科医の殺し屋 最後の闘い」が、3月30日(月曜、21:00~22:48)テレビ東京で放送!予告動画は番組公式サイトで公開中だ。



「あまんじゃく」は、藤村いずみによる同名小説が原作で、唐沢が長年に亘り映像化を熱望してドラマ化された。2018年9月に第1弾「あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!」が放送され、「元外科医の殺し屋 最後の闘い」は続編となる。

「お前は悪性のガンだ、この世から切除する!」の台詞と共に、元外科医の殺し屋が、法で裁けない悪人を成敗しながら、生死を懸けた闘いを繰り広げる。
続編でも主人公の折壁嵩男(おりかべたかお)を演じるのは唐沢寿明。嵩男は、もともとは大学病院で働く優秀な外科医だったが、恩師の教授に裏切られたことから殺し屋稼業に足を踏み入れることとなった。病院の顧問をしていた弁護士経由で仕事の依頼を受け、法の裁きを擦り抜け悪事を働く医者を次々に始末していく。しかも、銃や刃物ではなく、医学の知識を利用した華麗なる手口の完全犯罪を行ってゆくのだ。前作に引き続き、相棒の弁護士・横倉義實役には橋爪功、嵩男のかつての恋人・梶睦子役には木村多江が続投する。そして木村の息子・優雨役を髙橋來が演じる。
演出も前作に続いて、「99.9 -刑事専門弁護士-」などで大ヒットを連発する木村ひさしが担当した。

「あまんじゃく」には悪人たちがごろごろ登場する。前作では9人、続編でも6人の悪人たちが揃う。大鷹明良(料理評論家)、中村俊介(闇金融の借金取り)、山中崇(ある組織の戦闘要員)、金田明夫(元料理人)、柴本幸(主婦)、松本若菜(謎の美女)の面々。職業や年齢もバラバラな6人はどんな経緯で、どんな手法で、どんな思いで悪事に手を染めていくのか…。これもこのドラマの見どころの一つ。そして彼らが唐沢寿明演じる折壁嵩男とどう絡んでいくのか?

他にもドラマのカギを握る人物として、野口五郎と大場久美子が夫婦役で登場する。野口が演じるのは、嵩男の恩師であり兄代わりでもあった元脳外科の名医・名和潤造。そして、難病にかかり病床に伏す名和の妻・千代乃を、自らの病気を克服しドラマ復帰後初の出演となる大場が演じる。野口と大場は、1979年長編大作ドラマ「大いなる朝」(TBS)で夫婦役を演じており。野口は「僕の最初のドラマの奥さん(役)で、最新のドラマの奥さん(役)、まさか40年経ってまた夫婦役をやるとは思わなかったです(笑)」とコメント。大場も歌番組でも顔を合わせることの多かった野口との共演に「懐かしさと当時も優しく接してくださった思い出がありましたので、今回カラミはほとんどありませんが、安心して現場に望めました」と久々の共演を楽しんだ様子。
この二人の存在が物語の大きな『謎解き』と『ドンデン返し』につながる。

■あらすじ
折壁嵩男(唐沢寿明)は、元優秀な外科医で、現在は法で裁けない悪人を闇へと葬り去る殺し屋。元料理人・宗村将史(金田明夫)が、三波正昭(大鷹明良)という悪徳料理評論家を殺してほしいという依頼が入る。三波には、宗村の娘・亜子を罠にかけ凌辱し、自殺に追いやった過去があった。
そんな中、世間では優秀な人間の死体から心臓や脳が抜かれるという、奇妙な事件が立て続けに起きていた。
一方、三波の暗殺計画を進める嵩男のもとに、嵩男のかつての恋人・梶睦子(木村多江)の紹介で椙山絵麻(柴本幸)が、DV夫・啓介(中村俊介)を殺してほしいという依頼が舞い込む。さらに嵩男は妻・千代乃(大場久美子)の難病に悩む恩師・名和潤造(野口五郎)とも偶然に再会する。運命の糸に手繰り寄せられるように予期せぬ出来事が続き、それは、やがて思いもかけない巨悪の存在に繋がってゆく。

人類の領域を超えた科学を悪用して、世界を変えようとする巨大組織。組織の戦闘員の比留川(山中崇)に息子をさらわれた嵩男は、我が子を救い出すため、これまで対峙したことのないこの強大な敵に立ち向かう決心をしてアジトに潜入する。しかし、それは同時に、自らの命を懸けた闘いを覚悟することに他ならなかった。
現代医療の狂気を鋭くえぐる、クライム・サスペンス。シリーズ最狂にして、最後の幕が上がる!

■キャスト
唐沢寿明 木村多江 橋爪功
野口五郎 金田明夫 大鷹明良 山中崇 中村俊介 大場久美子 柴本幸 松本若菜 髙橋來

■スタッフ
原作:藤村いずみ『あまんじゃく』(ハヤカワ文庫 刊)Amazonでチェック
脚本:泉澤陽子
演出:木村ひさし

テレビ東京「あまんじゃく」番組公式サイト