「麒麟がくる」第11話ネタバレと12話予告動画:光秀(長谷川博己)義輝(向井理)と面会。将軍涙のわけ!?

2020年04月04日07時00分ドラマ
©NHK

ついに織田と今川の和議が叶ったにも関わらず三河を制圧されてしまい、織田家ピンチ!一方美濃は光秀(長谷川博己)と照子(木村文乃)の祝言に沸き立つ!4月5日(日)NHK総合夜8時、BS午後5時30分、BS4K午前9時より長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第12話「十兵衛の嫁」を放送、NHKオンデマ見逃し配信、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。



◼️本木雅弘が作り上げる斎藤道三
「麒麟がくる」でひときわ異彩を放つ斎藤道三役の本木雅弘。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(3月28(土)9日放送)で自身初の密着を受けた「本木雅弘スペシャル」にも「麒麟がくる」の現場にカメラは潜入し、モッくんの素顔を追いかけていた。⇒3/27navicon記事

11話では、国衆からの人望薄く、まとめ上げることすらできず空回りがちの斎藤道三。油売りだった父と親子二代で美濃の国盗りを果たしたが、最期は息子との争いに敗れ命を落としてしまう。

大河ドラマ出演は本木が主演した「徳川慶喜」以来22年ぶりであり、今回彼が演じる道三は戦国時代屈指の悪党でアクの強い役どころ。今まで主役を引き受けてきた本木が脇役を受けることも珍しく、悪役を演じることで演技の幅を広げたいという挑戦であったという。これを見て驚かされるのは、どう動いたら一番「道三」になるかを徹底的に追求していたことだ。真っ直ぐに駆けていくような光秀とは対照的に、マムシと恐れられ、仲間をも欺く狡猾さを持つ道三をどう演じるか、どう見せるかをストイックに突き詰める。リテイクを何度も繰り返し、監督に直訴しながらも理想の「道三像」を作り上げているのを見ると、作中で道三の視線や顔の動き一つ一つに重みが増す。

2008年にアカデミー賞外国語映画賞を獲得した『おくりびと』(滝田洋二郎監督)で見せた厳かで静謐な青年から12年、壮年期に突入した稀代の俳優、本木雅弘が作り出す斎藤道三に今後も注目したい。

◼️前回(第11話)ネタバレとあらすじ
天文18年、今川方に捕らえられていた信秀の息子、信広(佐野泰臣)と、織田方に人質として置かれていた三河の松平竹千代(岩田琉聖)との人質交換が行われた。竹千代を手に入れたことで三河の支配権を強めた今川義元(片岡愛之助)は、翌天文19年、兵を率いて再び尾張に攻め入り、次々と織田方の領地を掌握していく。これにより信秀は自身の無力さを露呈するかたちとなった。尾張が攻められれば次に標的になるのは美濃である。信秀と盟約を交わしていた斎藤道三(本木雅弘)はそれを案じたが、稲刈りの季節もあり、徴兵は難しいと家臣たちから反対される。道三は援軍要請をしてきた織田の家臣平手政秀(上杉祥三)に「米は出せても兵は出せぬ」と返答するよう家臣明智光安(西村まさ彦)に命じるのであった。

それを伝える使者役を仰せつかった光秀(長谷川博己)は再び尾張に向かうが、このままでは人質同然で信長に嫁いだ帰蝶(川口春奈)の命が危うい。そこで信長(染谷将太)は織田と今川との和議を提案する。以前、美濃の内紛を将軍家に収めてもらった話を思い出した光秀はさっそく道三にそのことを相談するが、元がケチな道三は和議に大金がかかることを懸念し、それを拒否。どうしても戦を止めたい光秀は高政(伊藤英明)に中立してもらい、将軍家にとりなしてもらうため美濃の守護大名土岐頼芸(尾美としのり)に面会する。本来ならば道三が出すべき和議の資金を打診された頼芸であるが、自分を美濃から追い出し、守護に就こうとしている道三に大金は出したくない。そこで以前より父に不満がある高政は父道三を討つことを条件に金10枚を頼芸に確約させる。(金貨1枚は現在の約100万。金10枚はおよそ1000万円ほどの高額なものだ)

一方、三好長慶(山路和弘)による下克上は将軍足利義輝(向井理)も巻き込み、義輝は近江に落ちのびざるを得なかった。義輝との面会を望む光秀は近江で偶然再会した細川藤孝(眞島秀和)を通じ、無事義輝に和議の承諾を取り付ける。そして義輝は戦乱の世を治められない己の非力を悔やみ、幼少の頃に父から聞いた「麒麟」の話を語りだすのだった。世の中に平和をもたらす者だけが連れてこれる「麒麟」という生き物がいる。自分はまだ「麒麟」を連れて来ることはできず、そして、その道は遠いと目に涙を浮かべる義輝であった。

◼️第12話「十兵衛の嫁」あらすじ
織田と今川が和議を結ぶが今川の勢力は強く、尾張の目前まで攻められてしまう。自分の命が短いことを悟った信秀(高橋克典)は信長(染谷将太)らを集めて織田家のこれからを話し合う会議を開くことになる。不甲斐ない長男信広(佐野泰臣)や何を考えてるかわからない次男信長に不安を覚えた信秀が出した結論は末弟信勝(木村了)に織田勢にとって重要拠点となる末盛城を委ねるというものだった。一方、美濃では光秀と照子(木村文乃)の祝言が執り行われお祝いムードに包まれていた。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第12話は4月5日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/川口春奈/染谷将太/本木雅弘ほか。公式Twitter アカウントは「@nhk_kirin」。第12話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。NHKオンデマンドはU-NEXTからも視聴できる⇒ドラマ観るなら<U-NEXT>


NHK大河ドラマ「麒麟がくる」番組公式サイト

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