【新作韓ドラ】キム・テヒが5年振り母親役でドラマ復帰した「ハイバイママ!」韓国での評判は?

2020年04月24日11時30分ドラマ
©tvN

歌手で俳優のRAIN(ピ)と2017年1月に結婚し、実生活でも2児の母親であるキム・テヒが5年ぶりの復帰作として話題となった最新ドラマ「ハイバイママ!」の韓国での評判をご紹介!4月25日(土)からNetflix「Nシリーズ」として配信され、予告動画が視聴できる。

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「ハイバイママ!」は、事故で家族のそばを離れるチャ・ユリ(キム・テヒ)が、死別の痛みを乗り越えて新しい人生を始めた夫チョ・ガンファ(イ・ギュヒョン)と娘の前に再び現れ、繰り広げられるゴーストママの49日のリアルな生まれ変わりストーリーを描く。

「生涯を共にすると約束した大切な人がある日突然事故で自分の元を離れ、そしてまたある日突然... 生き返ったとしたら?」本作品は'母性愛’を中心軸として展開され、韓国では2020年2〜4月にtvNにて放送された最新ドラマだ。

主演のキム・テヒは何と5年ぶりのドラマ復帰。これまでは常に視聴者からの憧れとなるヒロインを多く演じてきたキム・テヒだが、 自身も結婚・出産を経験して今回初めて母親役を演じることもあり、放送前から多くの話題を集めた。 本作品では不慮の事故によって突如この世を去るも、夫と娘が気がかりで幽霊として傍で見守る主人公チャ・ユリを演じる。一見とても不憫でかわいそうな母親にしか思えないが、幽霊界でも完全に適応して元気に過ごしてしまうほど、明るくて元気溌剌な性格の持ち主だ。そんなユリが突然人間として生き返ることになる。現世で49日間審判を受け、それまでに自分がもともと生きていた頃のようにガンファの妻、娘のママとなれば、再び人間に戻れるというが…。
ユリとその家族たちだけに焦点が当てられている訳ではなく、ユリ同様に様々な事情を抱えた幽霊たちも登場し、優しいユリが彼らを手助けしながら更にストーリーが広がっていく。彼らもまた人間と何ら変わりなく、時に人間以上に人間的な彼らを通じ、悲しみだけでなく笑顔がふっとこぼれるような温かい作品となり多くの評価を得た。

ユリの夫であるチョ・ガンファは情熱溢れる有能な医者であったが、ユリが亡くなってからはその情熱や使命感も失い、冷たい人間と変わってしまう。現在は同じ病院の看護師であったミンジョンと再婚して娘ソウと3人で暮らしている。そんなガンファを演じたのはイ・ギュヒョン。「刑務所のルールブック」を視聴済の方なら、あのキュートな彼が!と思わず笑ってしまうはず。しかし本作では180度雰囲気の異なるキャラクターを演じており、改めて彼の演技力の高さに感心するだろう。
ユリとガンファの娘ソウ役を演じたのはソ・ウジン。愛らしい女の子役を愛嬌満点で演じているが、何と実際は男の子!本当にキム・テヒの子供のような可愛さということで放送前から注目を浴びており、ドラマでも本当に天真爛漫な笑顔を見せてくれた。ソウに癒されるためにこのドラマを見るという視聴者も多数いたほど。早くも将来に期待したくなる存在だ。
ガンファの再婚相手のオ・ミンジョン役を演じたのはコ・ボギョル。ガンファと同じ病院の看護師出身で現在は母親としてソウを育てているが、クールな性格で幼稚園のママ友も作らず一匹狼として過ごす。一見何を考えているか分からないが、ドラマが進んでいくにつれ彼女の人間的な部分も垣間見れ、またユリとはまたタイプが違う母親としてどのように生きているかなど、じっくり見てもらいたい。

視聴率は4〜6%台を安定的に推移しながら、最終回は5.1%で幕を閉じた(最高視聴率は第4話:6.5%)。韓国人視聴者は本当にシビアで辛辣に評価する人も多く、キム・テヒの演技力に関する評価で意見が分かれたり、また一部からは「母親は何でも自身を犠牲にしている、といった典型的な固定観念から抜け出すことができていないのでは」などとドラマ内容に対して冷たい意見もちらほら見えたものの、多くはこの愛で溢れたストーリーに涙しながら最後まで見守ったようだ。結末に関しても納得いかないという意見も複数見られたが、それだけ視聴者達が熱心に本作品を視聴していたからこその意見のように伺える。
またタイトルからして子供を持つ母親世代に人気かと思いきや、意外にも学生や社会人など、若い女性たちの支持者も多かった模様。「家に居る時間にこのドラマを一気に見た!」という声が多数見られ、彼女たちは家で過ごすことが多くなったこの時期に、まったりと休息時間を本ドラマと共に過ごしたようだ(韓国はやはりネット社会、日本以上に学校のオンライン授業や会社のリモートワークが浸透しているように見られるため、現在一日中家にいるという人も多い様子)。

また、ヒョンビン×ソン・イェジン主演の「愛の不時着」が大ヒットしたことで、後続となった本作品にも、F4の1人であるピョ・チス役を演じたヤン・ギョンウォンが特別出演していることも大きな話題となった。(キャラクターF4+1の紹介記事はこちら)。このように、韓国ドラマの多くは有名俳優のカメオ出演や他作品のパロディなどが盛り沢山なのも大きな見どころであり、韓国ドラマ好きの視聴者たちの楽しみの一つではなかろうか。本作品でもどこで登場するのか?しっかり注目してもらいたい。

視聴率だけで見ると、tvNの歴代ヒット作品と比較すると数値としては低いと感じるかもしれないが、ネット配信サービスなどが台頭してきたこのご時世、視聴率だけで決めつけてしまうのは勿体ない! もし自分が家族を残してこの世を去ることになってしまったら?家族とは何か、自分の大切なものは何か考えさせられるだろう。
特にこの時期は家にばかりいて、ただでさえ気が滅入りストレスが溜まる人も多いのではないか。そんな時に暗い作品を見るよりは、笑って心が温かくなる作品が絶対オススメ。そのような観点からすれば本作品は母親の子供に対する愛に、時には涙しながらも笑って明るく見ることができる作品だ。GWなどの連休も目前に控え、家でどうやって過ごすか?どんなドラマや映画を観ようか?迷っている人は是非とも視聴していただきたい!

■キャスト
チャ・ユリ役:キム・テヒ
チョ・ガンファ役:イ・ギュヒョン
チョ・ソウ役:ソ・ウジン(子役)
チャン・ピルスン役:イ・シウ
オ・ミンジョン役:コ・ボギョル

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