BS日テレ「大王世宗」第31-35話あらすじと見どころ:世子の正統性~忠臣たちの決断|予告動画

2020年11月19日20時20分ドラマ
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強い朝鮮にあこがれる世子、民に優しい朝鮮を願う忠寧大君…太宗に決断の時が迫る!BS日テレで再放送中、いろいろな思惑が渦巻く「大王世宗」11月20日(金)第31話~第35話のあらすじと見どころを紹介、Youtubeにて予告動画が視聴できる。

大王世宗(대왕세종)はハングルを創製した朝鮮王朝第4代王・世宗のこと。当時の時代背景は、【「大王世宗」を2倍楽しむ】の(2)①~③で紹介しているので、ドラマ視聴の前にざっと目を通しておくことをお勧めしたい。



■第31話 世子の正統性
孝嬪は、以前息子の敬寧君への暗殺計画が元敬王后の陰謀だったことを知り、太宗に知らせる。太宗と向き合った王后は、自分の女官を側室にしたことが許せなかったと怒りを高笑いで表し、太宗は驚く。一方、世子は孝嬪と敬寧君に暴言を吐き、独断で捕らえていたミン兄弟を釈放する。重臣たちは、庶子とはいえ王族を狙った王后の過去の罪を問い、そのことにより王后は廃位を覚悟したが、太宗から世子の正統性を守るためにも王后としての責任を果たすべきだと止められる。そして、パク・ウンに廃妃論を鎮めろと命令し、パク・ウンは王后を守るため、ミン兄弟を再び獄中へと送る。
一方、鏡城では、イ・チョンが前線基地化を進め、軍器体系を整え始めたことにより、女真族との間に緊張が走る。
冒頭、夫である王の太宗と王后とが対峙する場面は必見。これまで以上に強気の姿勢でありあがら、女性として妻としての怒りをぶつける王后が憐れだ。最後の頬を伝う涙に鉄の女の悲しさが隠されている。

大王世宗■第32話 外戚ミン家の終焉
ミン兄弟は敬寧君への暗殺疑惑に加え、財産の一部といえる下三道(ハサムド)の土地が明るみとなる。「自害せよ」との世子の命令に背いたミン兄弟は結局、賜死を下される。王后は流刑される弟に「守れなかった姉を許すな」と泣き崩れるのだった。悲しみに暮れる母からも一線を引かれた世子は人間不信に陥り、そんな世子に太宗は、「今後はむやみに心を開いて側近を置いたりするな。王にはかなわぬ夢だ、友のいない孤独に打ち勝てるのが王なのだ」と悲しい王道を解く。ますます人間不信に陥った世子は、「臣下は服従か背くかしかない」と言い放ち、ファン・ヒを困らせる。そして世子は、鏡城指揮官の節制使ユンドクの後任にイ・チョンを任命。鏡城の指揮権を握ったイ・チョンは早速大砲で女真族を威嚇し、一触即発状態になる。鏡城にやってきたチェ・ヘサンやチャン・ヨンシルらは軍器制作を進めようとし、その腕を認めたユンドクはアドバイスを残して去っていく。
賜薬を渡されても素直に従わないミン兄弟。世子に対しても迫力の悪態をつくのでお見逃しなく。何とも往生際の悪い兄弟だ。さて、鏡城節制使をクビになったユンドクが、森に村人を集めて何をするのか、お見逃しなく。

大王世宗■第33話 女真族の攻撃
ユンドクは、女真族が襲ってきたときのための村人を集めて非常訓練をしていたのだった。忠寧大君は、これまで、ユンドクが何をしようとしていたのか、村の事情も把握せず無関心に過ごしていた日々を悔やむ。しかし、ユンドクの訓練もむなしく、女真族が軍器監のイ・チョンからの挑発を受けついに反撃に出た為、村が襲われ結局大勢の民が殺される。惨劇を見た忠寧大君は、2 年間もの間、毎日会っていたのに村人のことを何も知らなかったと改めて思い知り、母を亡くして泣きじゃくる幼子を抱きしめ、涙ながらに謝罪する。そのころイ・チョンは北伐に打って出る大義名分ができたと世子に報告。世子派は北伐を主張するが重臣らは急変した情勢を疑う。太宗は真実を究明するため領議政(宰相)のユ・ジョンヒョンを任命する。慌てた世子は、戦を起こして実地調査を防ごうとする。王后は孝寧と誠寧大君を引き連れ、戦場となる鏡城から忠寧大君を呼び戻してくれと太宗に頼む。しかしやるべきことを見つけた大君は鏡城に残って民のために働こうと決意する。ところがこれがあらぬ疑いを抱かせてしまう。
忠寧大君が村の惨劇に胸を痛めるシーン。幼女の嘆きは絶品!韓国には、名子役後ゴロゴロいるようだ。

大王世宗■第34話 国母の重圧
ユン・フェらが世子の密命を受けた兵士を捕らえた。重臣たちは世子に罪を追求しようとするが、自ら過ちを認める機会を与えようと忠寧大君は止める。オリは忠寧大君の義父シム・オンに「私は世子様の女。私たちの噂を広めてください」と申し出る。そこには世子の座を剥奪されれば忠寧大君が王となり、哀れな世子と一緒に暮らしたいという、女としての希望があったからだった。一方、世子妃は自分の実家に愛人のオリを囲っていることを知り、逆上!元敬王后とともに、世子の行動をなじるが、これがますます世子を刺激する。さらに、オリが妊娠したことを知り、王后が倒れ、誠寧大君は母王后を徹夜で看病し、太宗に治療のために母と湯治に行ってくれと頼むのだが…。
太宗と世子。共に似た性格で、似たような夫婦生活。そんな中でも素直に育った心優しき四男・誠寧大君の存在に救われる。しかし、誠寧大君の“父へのお願い”こそが、世子の仕組んだもの…。誰か世子を止める者はいないのか!!

大王世宗■第35話 忠臣たちの決断
王妃の病気治癒のために太宗と王后は湯治に出かける。これこそが世子の企みだった。2人が不在の隙に、世子は中央軍を従え鏡城へ向かう。
その頃鏡城では、ユン・フェが忠寧大君を連れ戻そうとするが、大君は頑として首を縦に振らない。とうとうユン・フェは「私には使う資格がありません」と、もらった筆を返す。
一晩悩んだ挙句、ファン・ヒは、急いで世子の率いる軍へ向かい、「世子は過ちを犯し王材として適任ではない」と、責めながらも「それでも諦めきれない」と、とうとう世子に同行する道を選ぶ。一方、シム・オンはオリから世子の北伐作戦を聞き、太宗に報告。怒った太宗は王宮に戻りイ・スクボンらを捕らえる。
忠寧大君は、ユン・フェから突き返された筆を見つめ考える。そして、都へ戻る領議政に預け、ついに本音を語る。果たして大君の本音は?そして…。
不穏なムードの王宮に比べ、鏡城の忠寧大君の周りは何ともほのぼの。すっかり仲良くなったイ・チョン、チェ・ヘサン、そしてチャン・ヨンシルらがおもちゃ作りに精を出す様子をお見逃しなく。また、太宗は、今回また一人の貴重な人材であり、かつての友を失うことになる。げに(実に)“王道”とは孤独なもの…。

あれほど、長子継承にこだわる王が、なぜ、三男の忠寧大君(後の世宗大王)に譲位したのか?いよいよその答えが…。次回のあらすじ更新で、また大きく物語が動くのでお楽しみに!

■キャスト
忠寧(チュンニョン)大君/後の世宗役:キム・サンギョン
太宗(テジョン)役:キム・ヨンチョル
世子役:パク・サンミン
シム氏役:イ・ユンジ
ほか

BS日テレ「大王世宗」番組公式サイト
 2020.10.09スタート 月~金 13:00-14:00 再放送
 2020.03.27-07.24 月~金 13:00-14:00 再放送
Youtube予告動画

kandoratop【作品紹介】【「大王世宗」を2倍楽しむ】