BS日テレ「大王世宗」第41-45話あらすじと見どころ:集賢殿の役割~対馬討伐の宣言|予告動画

2020年12月03日13時50分ドラマ
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太宗の粛清がまたもや始まる!果たして生け贄となるのか?そしてこれがきっかけで、あれほど仲睦まじかった世宗と昭憲王后(シム氏)の間にも、隙間風が…BS日テレで再放送中、いろいろな思惑が渦巻く「大王世宗」12月4日(金)第41話~第45話のあらすじと見どころを紹介、Youtubeにて予告動画が視聴できる。

大王世宗(대왕세종)はハングルを創製した朝鮮王朝第4代王・世宗のこと。当時の時代背景は、【「大王世宗」を2倍楽しむ】の(2)①~③で紹介しているので、ドラマ視聴の前にざっと目を通しておくことをお勧めしたい。



■第41 話 集賢殿の役割
世宗は精鋭たちを選抜し、集賢殿(王立アカデミー)の役人とした。そして対馬の情報収拾を指令するが、左議政と集賢殿の長を兼任することになったパク・ウンは、軍務は上王・太宗の業務だと反対する。それでも外交政策のためとして世宗は任務を遂行させ、情報部員の養成も開始する。一方、世宗の動きを太宗に報告する知申チョ・マルセンは、パク・ウンに、自分の見かたを集賢殿に引き入れるように唆す。さらに、太宗は対馬から使者を呼び出し宣戦布告する。外交問題に口出す太宗に文句のユン・フェだが、太宗は「下三道を荒らす倭寇対策は軍事問題」と考えており、世宗には明の冊封に専念するよう指示するのだった。そのとき現れた明の使者は急な王の譲位に憤慨し、明との関係に陰りが出る。
太宗とチョ・マルセンの強力タッグ前に世宗たちもタジタジ。同じ時代を描いた「根の深い木」では、太宗の死後もマルセンにはいろいろやりこめられる世宗を描いている。

■第42 話 カン・サンインの忠義
領議政で世宗の義父であるシム・オンは、誥命(コミョン=中国皇帝の任命書)をもらう特使として明へ出発。そして太宗は不在のシム・オンを使ってあることを計画する。
世宗は太宗の宣戦布告を知り、ユン・フェを対馬に潜入させようとするが兵曹参判のカン・サンインがそれを見つけて連行する。一方、東莱では対馬側に軍事機密が漏れていることが発覚しカン・サンインは太宗に報告しようとする。しかし、ユン・フェは、機密を漏らしたのが元倭人で帰化したピョン・ドジョンの息子だから、これを太宗が知れば、罪のない倭人が皆殺しにされると警告。結局太宗は、軍務を世宗に報告する。そのことにより逆徒として捕らわれるが、太宗に裏切った理由を問われ「上王の臣下ではなく朝鮮国の臣下になりたい」と答える。
2話~43話にかけて描かれているカン・サンイン(姜尚仁)の事件が「姜尚仁の獄事」。この事件こそが、太宗が外戚を一掃するために企てた陰謀で、もちろんえん罪だ。「根の深い木」で主人公が巻き込まれる悲劇の始まり、第2話で描かれている。

■第43 話 王の敵を一掃せよ
太宗は敵となりえる人物の一掃を開始し、カン・サンインを処刑する。また明に特使として向かわせたシム・オンを逆徒の黒幕に仕立て、彼の身柄拘束を許可する書類に世宗は苦渋の決断を下す。昭憲王后が密かに派遣した女官のイソンがシム・オンに事態を伝え、チェ・マルリらは明へ亡命すべきだと強く説得する。しかしこれが王后廃妃の理由づけになってしまう。さらに、シム・オンは太宗の粛清は自分で終わらせると帰国を決意し、待ち構えていたホ・ジョやキム・ジョンソらに捕えられる。しかし、キム・ジョンソらは、すべてが上王・太宗の仕組んだ粛清と知っているだけに頭を下げて連行する。
カン・サンインの酷い処刑。これ以上の犠牲を防ぐために、妻である昭憲王后(シム氏)の父、シム・オンを差し出すしかなかった世宗。あれほど仲睦まじく、自分に尽くしてくれた妻の頼みを聞くことのできない世宗も辛い。そしてシム・オンの潔さに注目。

■第44 話 上王との取引
臣下はシム・オンの娘、昭憲王后の廃位を強く求める。しかし昭憲王后は動じることなく、廃妃したければしろと強気。一方、世宗も「祖父を倒した父が今は理解できる。自分はどこに刀を向けるべきか」と世宗は直接、太宗に問う。そして、粛清はシム・オンで終わりにする約束を受け入れるが、妻の王后は国母として守り抜くと申し入れる。そんな妻思いの世宗に、太宗は昭憲王后を廃妃しないための条件を出す。その条件とは夫婦仲の良かった王夫妻にとってとんでもないものだった。こうして外戚であるシム・オンは賜薬を下される。そんな折、戦船作りの拠点である忠清道庇仁県が倭寇に襲撃される!
今回は、昭憲王后に泣かされる。廃妃を覚悟し子供たちにいろいろと言い聞かせるシーン、自分に尽くしてくれたイソンとの会話、そして父シム・オンとの別れのシーンなどお見逃しなく。

■第45 話 対馬討伐の宣言
太宗は軍部へ東菜の倭館の焼き討ちを命じるが、チェ・ユンドクら幹部は「民を斬ることはできない」と拒否する。今回ばかりはチョ・マルセンも彼らの言い分を支持し、太宗を説得。太宗は、軍の内部を把握させるために側近のチョ・マルセンを兵判に任命する。そんなマルセンに、世宗は、王になって一番の功績はマルセンを側近に置いたこと、と言い、さらには、太宗がマルセンを兵判に任命したのは、かねてから世宗が訴えてきた情報収集の重要性を認めたからに他ならないと喜ぶが…。
一方、ユン・フェは対馬に潜入し対馬が九州と手を結ぼうとしていることを嗅ぎつける。援軍を得た対馬側は、食糧援助を掲げて交渉を望むユン・フェの交渉をはね除け交渉は決裂。宗貞盛は単なる海賊ではない。世宗はついに覚悟を決め、太宗に勝つために対馬討伐を宣言するのだった。世宗1年(1419年)、朝鮮初の征伐戦が始まる。
この征伐戦は、韓国では当時の干支から「己亥東征」、日本では「応永の外寇」と呼ぶ。226隻の兵船と1万7千の大軍が動いたとのこと。

■キャスト
忠寧(チュンニョン)大君/後の世宗役:キム・サンギョン
太宗(テジョン)役:キム・ヨンチョル
世子役:パク・サンミン
シム氏役:イ・ユンジ
ほか

BS日テレ「大王世宗」番組公式サイト
 2020.10.09スタート 月~金 13:00-14:00 再放送
 2020.03.27-07.24 月~金 13:00-14:00 再放送
Youtube予告動画

kandoratop【作品紹介】【「大王世宗」を2倍楽しむ】