「麒麟がくる」ついに信長桶狭間へ!対戦相手はあの竹千代!?第20話予告動画と19話ネタバレあらすじ

2020年05月30日09時00分ドラマ
©NHK

長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)5月31日(日)放送の第20話「家康への文」あらすじと第19話「信長を暗殺せよ」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。
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※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため収録を見合わせている大河ドラマ「麒麟がくる」は、6月7日(日)第21話の放送を持って、一時休止。



24日放送の19話「信長を暗殺せよ」では、斎藤義龍(伊藤英明)と明智光秀(長谷川博己)の本当の決別が描かれた。以前別れ際に「次会ったら首をはねる。」と脅し、逃げる隙を光秀に与えた義龍。今回も再会したにも関わらず、光秀を殺すどころか再び国作りの勧誘をし、失敗するという悲しい結果にネットでは同情の声も上がった。そして、久々の京都編なので吉田鋼太郎始め懐かしい面々も登場。光秀が若い頃に訪れた京都とは状況が変わっており、今回その比較が面白い回となった。

31日放送の第20話「家康への文」では、ついに織田信長(染谷将太)と今川義元(片岡愛之助)の決戦、桶狭間の戦いに物語が突入していく。今川軍が再び尾張への侵攻を開始し、その先鋒をかつて織田方の人質であった松平竹千代改め元康(風間俊介)が務めることになる。ついにのちの家康、松平元康役の風間俊介が登場!そして天下分け目の大決戦、桶狭間の戦いがついに幕を上げる。

■光秀、義龍が観た『春日龍神』
久々の再会を京都で果たした光秀と義龍。共に育ち、学んだ旧知の仲だった2人が袂を分けてから2年が過ぎ、再び共に政を行おうと誘う義龍に対し、美濃を飛び出した光秀が頑なに拒むところが印象的だった19話。

将軍足利義輝(向井理)の為に催された能の席で再会する2人。その時の演目は『春日龍神』。天竺へ修行しに行こうとする明恵上人の才能を惜しんだ春日大社の龍神が、明恵を引き留めようとする。これは神託と思った明恵は海外へ行くことを諦めると、龍神が神々を引き寄せ、龍女が舞うなど不思議な世界に包まれる中、龍神は去っていくという物語。

明恵は鎌倉時代に仏道に励んだ僧で、物語には彼の様な国の宝と言える人物を海外に流出したくないという強い思いが込められている。別の場所に道を求めるのではなく、今いる場所で道を追求する大切さを表しているそうだ。まさにこの日、義輝の為に用意された舞台と言えるだろう。

しかし、「龍」が「明恵」を止めるとは、義龍と光秀の関係性を揶揄するのにぴったりの演目でもあった。能では明恵は他国へ行くことを思い留まるが、義龍はついに光秀を説得することは出来ず、奇跡を見ることは叶わなかったとなる。

■前回(第19話)ネタバレあらすじ
織田信長は弟信勝(木村了)が自分を殺そうとしていることを察し、信勝が持参した毒入りの清水を飲ませて弟を亡き者にした。最愛の息子信勝を殺した息子信長に対して母土田御前(檀れい)は悲しみをぶつけ、「そなたは弟を殺しただけでなく、母も殺した。」と泣きながら信長を責める。そして帰蝶(川口春奈)の元へ戻った信長は、父だけでなく、弟と母も失ったと静かに告げるのだった。

永禄元年(1558年)、斎藤道三の死から2年が経ったこの年、戦火を逃れ、近江朽木にいた将軍、足利義輝は5年振りに京都へ戻った。義輝は政権争いで対立していた三好長慶(山路和弘)と和睦し、相国寺で三好とその家臣、松永久秀(吉田鋼太郎)と会見。三好は多くの贈り物を義輝に送り、敬意を持って将軍の帰還を喜ぶが、ただ頷くばかりの浮かない表情の義輝に心配の色を滲ませる家臣たちだった。

一方越前では、光秀(長谷川博己)は朝倉家から給金をもらわず、子供たちに学問を教えながら浪人暮らしをしていた。ある日、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)に呼び出され一乗谷の朝倉館を訪れた光秀は、そこで義景から京都へ行ってほしいと頼まれる。義輝と三好の和睦により、京都へ戻った将軍へ謁見するよう各地の諸大名は上洛の命が出されていた。和睦したとは言え、将軍家の面倒事に巻き込まれたくない義景は、献上品の鷹と共に様子を見て来て欲しいと光秀に依頼するのだった。

その夜、光秀は煕子(木村文乃)に将軍に鷹を届ける任務を任されたことを嬉しそうに報告する。久々の大仕事に加え、義輝に再会できることを喜ぶ光秀に、煕子は子供ができたことを伝え、さらに喜びが爆発する光秀だった。

京都へ到着した光秀は相国寺へ向かい、三淵藤英(谷原章介)と細川藤孝(眞島秀和)と再会した。さっそく光秀は義景からの献上品である鷹を2人に見せるが、藤英からは義景が上洛しなかったことは残念だったと言われてしまう。京内での争い事を治める為にも諸大名に上洛してもらい、将軍の権威を諸国に知らしめたい狙いがある藤英らにとって、京に上る大名が少ないことが悩みの種だった。その中で、信長が近々上洛するという。何やら話がありそうな藤英たちは、義輝が招かれている能を一緒に見に行くよう光秀に命じるのだった。

義輝と9年振りに再会し、能の同席を許された光秀は少し興奮気味。しかし、二条の館で藤英らと廊下を歩いていると、同じ時期に上洛し、能の席に招かれていた斎藤義龍と鉢合わせになる。「次会ったときは首をはねる。」と別れ際に義龍に言われたことを思い出す光秀に緊張が走る。

目を輝かせて能を楽しむ義輝。居並ぶ武家衆の中に義龍の姿もあり、光秀は末席からその後ろ姿を見つめていた。その夜、藤孝から信長の命を義龍が狙っていると聞かされた光秀は、義輝に義龍を説得するよう提案するが、今の義輝にそこまでの力はなく、実権を握っているのは三好長慶だと言われてしまう。そして、現在京都を管理している松永久秀に相談するのが良いと勧められるのだった。松永の元を訪ねると、光秀を温かく迎え、以前三好が襲われた際助けてくれた光秀に借りがあると言う。そこで光秀は義龍が企てる信長暗殺を、松永に止めてもらうことを思いつく。

信長が上洛途中にある中、京都では松永が義龍の元を訪ねていた。松永は将軍が京へ戻り、平穏が訪れると思ったが、その中でも狼藉を働こうとする動きがあるので、斎藤家に力を貸して欲しいと願いでる。続けて、上洛する信長の暗殺計画があることを明かした松永は、厳しく取り締まらねばならないと強い口調で義龍に訴える。近々、将軍家の要職に就く義龍にとって、京都の平和を守ることはその役目の1つと説く松永に、それを黙って了承するしかない義龍だった。

裏で光秀が手を引いていたことを察知した義龍は光秀を呼び出し、今回は松永の手前、信長は殺せなかったがいつか自分の手で討つと宣言する義龍。さらに光秀に、再び美濃へ戻り共に豊かな国作りをしようと持ち掛ける。しかし光秀は今更義龍に仕える気はないとその申し出をきっぱりと断るのだった。美濃の発展を願う義龍に対し、光秀は亡き主君道三(本木雅弘)に言われた美濃より大きい国を作ることを目指している説明し、義龍の誘いには乗らなかった。

その3日後、上洛した信長が義輝に謁見した。尾張平定の報告をする信長だったが、隣国の今川義元(片岡愛之助)と斎藤義龍が手を組み尾張を狙っているので、兵を引かせて欲しいと願い出る。すると義輝は信長に左京大夫という今川より上の官職を与え、それで今川を封じ込めるだろうと提案する。それで今川が引き下がらなければ将軍家の相伴衆(幕府のナンバー2にあたる管理職)になるよう命じる。義輝は長きに渡る争いに疲弊した様子で、帝も京の様子も変わった今、自分に実権はなく役職を与えることが精一杯だと悲しい表情を浮かべるのだった。

その夜、松永の宿所で光秀は、信長が酒を持参して松永の元を訪ね、尾張と摂津を取り換えて欲しいと妙な提案をしてきたことを聞かされる。信長曰く、尾張は敵に囲まれ戦が絶えない。堺で商いをしたいから国を替えて欲しいのだと言う。元々、摂津は三好の領土なので国替えは無理な話だが、その突飛な提案に信長像が掴めず困惑する松永。話題は将軍、義輝に移り、大名同士の仲立ちも出来ない様子の義輝に希望が見えず、武士を束ねることが出来る者が誰なのかわからなくなったと、松永と酒を飲む光秀だった。

■第20話「家康への文」あらすじ
尾張を狙う駿府の今川義元がついに再び侵攻を開始する。その先鋒を任されたのはかつて織田家に人質として捉えられていた松平元康(旧名、竹千代)だった。そのことに目をつけた光秀は、戦を食い止めるべく、熱田宮にいる元康の母、於方(松本若菜)と伯父の水野信元(横田栄司)と接触するよう仕向けるが・・・。ついに織田と今川が直接対決、桶狭間の戦いへ!

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第20話は5月31日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/向井理/風間俊介/ユースケ・サンタマリア/檀れい/吉田鋼太郎ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第20話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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