NHKBSP「太陽を抱く月」第5話詳しいあらすじと見どころ:世子の涙にかすむ月|子役たちによる神回

2020年05月31日21時55分ドラマ
(c)2012MBC

フォン(ヨ・ジング)とヨヌ(キム・ユジョン)との悲恋に号泣必至のこの回は、前半の神回!NHKBSプレミアム海外ドラマ枠で再放送中「太陽を抱く月」6月7日(日曜、夜9時~)第5話の詳しいあらすじと見どころを紹介、本作はブルーレイとDVDも発売しており予告動画はYoutubeにて視聴できる。

※詳しいあらすじを知りたくない方はネタバレなしの5話あらすじをどうぞ。【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】ではキム・スヒョンとハン・ガイン。キム・ユジョンが来日したイベントの再現レポートや見どころなどまとめて紹介している。



■キャスト(少年・少女期)
ホ・ヨヌ/ウォル役:ハン・ガイン(キム・ユジョン)
イ・フォン役:キム・スヒョン(ヨ・ジング)
陽明君役:チョン・イル(イ・テリ=旧イ・ミノ)
ユン・ボギョン/ポギョン役:キム・ミンソ(キム・ソヒョン)
ホ・ヨム役:ソン・ジェヒ(イム・シワン)

■第5話「涙にかすむ月」
世子嬪に選ばれたヨヌは、その日から別宮の隠月(ウノル)閣で、世子嬪としての礼儀作法を学ぶ。気軽に会えないフォンは、慣れぬ作法の習練に苦労するヨヌをご馳走のお膳と共に手紙などで励ます。
優秀なヨヌも王妃の行儀作法には手を焼いている様子。そんなヨヌを慰めるフォン世子からの熱烈ラブレターにはなんと書いているのか?

一方、外戚を警戒し、朝廷から一掃しようする成祖に対抗する大妃は、ユン・デヒョンの娘ポギョンが世子嬪に選ばれなかったことで、自分に刃向かう成祖を戒めるためにも、ヨヌを消そうと考える。そこでヨヌの殺害を国巫チャン・ノギョンに命じる。星宿庁の存続のため大妃の命令に従うしかないノギョンは呪術を始める。すると黒い煙が立ち上がりその煙りはヨヌの寝所まで流れていく。大妃はその一部始終をミナ王女に見せつける。
本作が当時の時代劇と一線を画したのがこの怪しく不気味な映像。得体のしれない黒い煙に悶絶するヨヌに注目。そして大妃は何故、この呪術の様子をミナ王女に見せつけたのか?

ノギョンの呪術によってヨヌは得体の知れない病気にかかり、朝廷では世子嬪となったヨヌを宮中にとどめるべきかどうか論戦が始まる。王・成祖は宮中で養生させたいと言うが ユン・デヒョンが、持病のあるヨヌを世継ぎを生む使命の世子嬪として認められない。世子嬪を選び直すべきと言い張り、ヨヌを宮廷から追い出してしまう。病がうつると見舞うことも許されないフォンは「私の妃だ」とヨヌを止めようとするが適わない。大妃はフォンを部屋に呼び、世子がヨヌを世子嬪にしたばかりに彼女は辛い思いをしたと告げ、この先、道理にしたがわなければ、災いが生まれるから何もするなと言い聞かせる。
フォンとヨヌが引き裂かれるシーンがあまりにも切ない。フォンが子供で政治には疎いとみている大妃に対して、デヒョンはそう装っているだけだと見破っている。

家に帰っても依然として快方に向かわないヨヌ。ノギョンはヨヌの父ホ・ヨンジェの元を訪ね、「ヨヌの病は“神病”で巫女にならない限り病は癒えない。この苦しみを終わらせるにはヨヌ自身の命を差し出さねばならない」と予言する。その頃、デギョンは人望のあるヨンジェが失脚するよう手を回し、ポギョンにも世子嬪になるための覚悟を持たせる。
“神病”とは、“巫病(ふびょう)”とも呼ばれ、呪術者・巫(シャーマン)がシャーマンになる過程(成巫過程)において罹患する心身の異常状態をいう。シャーマンとは、神霊・祖霊などと直接に接触・交渉し、卜占(ぼくせん)・予言・治病などを行う呪術・宗教的職能者で巫師を意味する言葉。詳しくは【「新羅王国」豆知識】【シャーマニズム】で解説している。

一方、朝廷では「世子嬪の再選出」の上訴が後を絶たず、気が気でないフォンはヨムの友人のキム・ジェウンに手伝わせ、王宮を抜け出しヨヌの元へ向かう。フォンは「きっと治る」とヨムを励まし、“太陽を抱く月”と名付けた簪(かんざし)を渡し「太陽は王で月は嬪だ」と教える。父は世子の師であるヨムに病がうつるのを避けるために、叔父の家にいくように言い聞かせ、ソルにも次の奉公先を見つけてやる。
お忍びで見舞いに来てくれたフォンに、運命を悟ったようなヨヌの台詞に胸が痛む。そして今回のお忍びでのお見舞いでウンがフォンの唯一心が許せる腹心となる。ウンことキム・ジェウンの少年時代を演じたのはイ・ウォングン。「推理の女王」「秘密の扉」に出演した爽やかイケメンだ。ところで使用人のソルが焦がれている人は?兄ヨムの勘違いをお見逃しなく。

ヨヌの苦しみは癒えることなく、ついに父はノギョンから渡された薬を煎じ飲ませようとするが、ヨヌはすべてを察しており、フォンへの想いを認めた手紙を書いて父を待ち受けていた。そしてヨヌは…。
死力を振り絞ってヨヌが認めたフォンへの手紙にはなんと書いているのか?そして、フォンは、ヨヌが鉢を贈ったのが「世子からの手紙待ち」…つまりヨヌもまた自分にひとめぼれしていたことを夢の中で知ることに。神妙な面持ちのヨヌと笑顔のフォンの対比が辛すぎる。父と娘は最期にどんな言葉を交わすのか?

※5話は序盤最高の山場。韓国では、ここで視聴率をぐんと伸ばすきっかけとなった神回。決してお見逃しのないように。

NHKBSプレミアム「太陽を抱く月」番組公式サイト
 2020.05.10スタート 毎・日21:00-22:00 再放送
 2014.05.10-09.20 毎・土08:30-09:30 再放送
 2013.01.20-06.23  毎・日21:00-22:00 放送済
Youtube「太陽を抱く月」予告動画
作品公式サイト

kandoratop【作品詳細】【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】