「麒麟がくる」打倒今川義元!信長の奇襲攻撃炸裂!?第21話予告動画と20話ネタバレあらすじ

2020年06月06日08時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)6月7日(日)放送の第21話「決戦!桶狭間」あらすじと、第20話「家康への手紙」ネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでは過去放送回全て配信。
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※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため収録を見合わせている大河ドラマ「麒麟がくる」は、6月7日(日)第21話の放送を持って、一時休止。(NHK番組サイトより、2020.5.15現在)



31日放送の第20話では立派に成長した松平元康(風間俊介)が登場し、彼の置かれた不遇な立場が涙を誘った。特に岡村隆史演じる菊丸の、今川から手を引いてほしいという追い打ちをかけるような説得の畳みかけが物語を盛り上げた。また、帰蝶(川口春奈)に指示し、母や伯父を使って元康を取り込む作戦を企てた光秀(長谷川博己)も、信長(染谷将太)のお眼鏡に叶ったのではないかと思わせるシーンもあり、今は貧乏暮らしかもしれないが、光秀の出世街道も開けてきたのではと予感させた。

7日放送の第21話ではついに桶狭間の戦いが始まる。今川義元(片岡愛之助)が2万5千人の兵に対して織田信長は4000人の兵で戦った歴史的合戦。戦略家信長が仕掛ける奇襲攻撃をどの様に描くかが見どころのひとつになりそうだ。そして物語が盛り上がりを見せる中、放送は21話をもって一時休止に入る。しかし、その間放送される特番では歴代の戦国大河ドラマ名場面スぺシャルが放送予定なので、それを楽しみながら麒麟をまつ日々が続きそうだ。

■信長の戦略が功を奏した桶狭間の戦い
桶狭間の戦いは1560年、尾張国知多郡桶狭間で行われた、織田信長と今川義元の合戦だ。2万5千の兵を率いて尾張へ攻めてきた今川に対して、わずか4000人で迎え撃った織田信長の歴史的な戦いだ。

そもそも今川はなぜ尾張を攻めてきたかというと、きっかけは信長の父、信秀の死だった。当時信長は17歳。「東海一の弓取り」と言われ、駿河の他に三河、遠江を治めていた義元にとれば尾張を攻めるチャンスだった。後に天下統一を目指す信長もこの時は尾張1国を治めるのみ。それに比べ3国を治める義元は経験豊富な大名だ。ここから信長は長きに渡り義元の脅威と隣り合わせになる。義元は徐々に尾張領地の砦を制圧し、侵略を進めていた。

このような情勢下、ついに今川義元は大軍を率いて進軍してきたのだ。今川義元率いる本隊が沓掛城から大高城を目指し、桶狭間を通過中、信長は狙いを義元の首1つに絞った。まず義元のいる本隊から兵が離れるように仕向ける為、300隊ほどで攻撃を開始。そして桶狭間の目と鼻の先にある善照寺砦にたくさんののぼりを立て、今川軍に大勢の織田兵がいるよう見せかけ、その隙に自分の軍を小隊に分けて桶狭間に集結させた。偶然振り出した暴風雨のおかげで、織田軍が今川軍に接近することも悟られず、しかも今川軍の足止めすることも出来き、信長の奇襲攻撃により今川軍は退陣。退却の中で、今川義元は討ち取られてしまうのだった。

少ない兵で勝利を収めた信長はこの後、松平元康と手を組み、天下統一に向けて躍進していく。このドラマティックな勝利は信長の戦略家としても今もなお戦国ファンを魅了する戦いのひとつだろう。

■前回(第20話)ネタバレあらすじ
永禄3年(1560年)駿府では織田信長との戦に備え、反物、食料や刃物などが今川の家来衆に買い占められ、尾張へと送り込まれていた為、商店はどこも品薄状態となっていた。駿府に滞在したいた駒(門脇麦)は反物屋で美しい群青色の生地を見ていると、主人に今川が数万の軍勢で尾張に攻め込むことを聞かされていると、戦へ駆り出される村人たちが通り過ぎていった。今川軍と織田軍の大きな戦が始まろうしていた。

その頃越前では、称念寺にて光秀は子供たちに孔子を説いて学問を教えていた。光秀が家に帰ると駒から送られてきた薬草や反物が届いていた。明智家では浪人暮らしの光秀では稼ぎが少なく、煕子(木村文乃)からの提案で、駒からの薬を質に入れながらその日の米代としてしのいでいた。一方、光秀の使いで尾張へ偵察に行っていた左馬助(間宮祥太朗)が帰郷し、今川軍の戦況を光秀に報告するが、今川軍は勢力を増して尾張を取り込もうとしていることに不安が募る光秀。特に清州城近くの大高城は、戦の先陣を切るであろう今川の支配下にある三河の兵が守りを固めていることから、戦が近く始まろうとしていることを予見させた。

このままでは尾張が危ないと察した光秀は、今川義元に近い人物として名前が挙がった松平竹千代(岩田琉聖)に一役買ってもらうことを思いつき、再び左馬助を尾張へ向かわせ、帰蝶に手紙を渡して欲しいと頼むのだった。

今川義元の館では、義元が軍議を開き、大高城、鳴海城を足掛かりに尾張へ攻め込む意向を家来衆に伝えられた。織田方に近い大高城に入り、先陣を切る先鋒を三河出身の者にしてはどうかという朝比奈親徳(山口馬木也)からの提案がなされるのだった。

駿府、智源院では、東庵(堺正章)と、のちの徳川家康、松平元康が将棋をさしていた。そこへ治療を終えた元康の祖母、源応尼(真野響子)と駒が入ってくる。皆で和やかに話している中、元康は戦の先陣を切るため出陣することが決まったことを伝え、その場を後にするのだった。元康は尾張と駿河に挟まれた三河の出身。先鋒を任されたのは元康だったのだ。駒が次の治療へと向かおうとすると、元康も途中まで同行し、今川に支配された三河を取り戻したいが、同時に嫌と言えない立場がつらいと本音をこぼす。駒はこの後、毎日お灸を要望する者の元へ行くという。その人物は何でも効く薬を作ることができるが、特にそれが戦へ向かう兵士に人気で、その薬をお守り代わりに持っていると戻ってくることができるという。生きて帰ってきたいと願う元康に、駒はその人物から貰った薬を渡した。そして駒はその薬を作った芳人(ベンガル)という老人の元へお灸を施しに向かうのだった。

その夜、今川義元の館に呼ばれた東庵。元康と将棋を指す仲から、元康を大事に育ててきたが、信じるに足る人物か質問される。義元は、元康が今回の戦で織田側に寝返るのではないかと心配していたのだ。それを受け、東庵は言葉を選びながらも、元康は信頼できる若者だと義元に進言するのだった。

永禄3年(1560年)5月、今川義元は2万5千の兵を率いて尾張へ向かっていた。その頃、迫りくる今川軍に清州城では織田家重臣たちが焦り、手立てはないか話し合いが行われていた。その中で、帰蝶が熱田宮へ行くという。信長の名で、そこに元康の母、於大(松本若菜)と伯父の水野信元(横田栄司)を呼び出していた帰蝶は2人に会いに行くという。戦わずして元康を懐柔する作戦を察した信長は、帰蝶と共に熱田宮へ向かうのだった。

越前では光秀がついに朝倉家に仕官することを志願したが、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)は京から来た客人たちと蹴鞠を楽しんでいて話が進まない。鬱屈とした気持ちを抱えて帰宅した光秀は、織田と今川が大戦をしようとしている中で何もできない自分の身の上に苛立ち、左馬助に尾張へ案内するよう命じ、2人は馬を走らせ尾張へ向かうのだった。

そして熱田宮では、信長、帰蝶が元康の母、於大とその伯父水野と面会していた。話題は先鋒を任された松平元康についてだ。尾張緒川城城主である水野信元は、このままでは甥子と戦うことになるが、それについてどう考えているのかと信長に質問される。すると於大が、水野家が織田の味方になってから今川方の松平家から離縁してから元康と16年会っていないことから母とは言えないだろうが、元康に手紙を書いてきたことを明かす。そして、水野はこの手紙を元康に届け、何としてでも今川から離反するよう説得するとし、その代わりに三河を返してほしいと願いでるのだった。そしてその手紙は於方に仕える菊丸(岡村隆史)に託されるのだった。

5月16日、今川義元は三河の岡崎城に入り、翌17日松平元康は三河を超え、尾張へ侵入し大高城に入った。清州城では織田家臣たちが大高城を攻めるため、近くの丸根砦に指示を出すよう勧める中、信長は元康の返事を待っていた。大高城では到着した元康に織田方の砦を攻めるよう義元からの命が伝えられた。その夜、三河に到着していた菊丸から母於大からの手紙を受け取る元康。その手紙にはこの戦は勝っても負けても良いことは何もないので戦から手を引くよう記されてあった。さらに菊丸から、織田につき今川勢を退き、三河を取り戻して欲しいと言われ、涙を流す元康だった。

■第21話「決戦!桶狭間」あらすじ
松平元康を今川から離反させることは失敗に終わった。信長は前線へ出陣し、局地戦を展開することで、義元率いる本体から徐々に兵を引き離す作戦を決行。その中で三河勢を駒のように扱う今川方に嫌気がさし、織田軍の迎撃に加わることを拒否してしまう。そして、暴風雨の中、数の減った今川本隊は桶狭間で足止めを食らってしまうがそこに織田軍が襲撃を開始する。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第21話は6月7日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/木村文乃/川口春奈/風間俊介/ユースケ・サンタマリア/片岡愛之助ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第21話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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