環境省と講談社は、絵本「もったいないばあさん」を声優、戸田恵子でアニメ化、世界配信を実施!

2020年06月06日16時40分暮らしと文化

環境省と講談社は、6月5日の「世界環境デー」に、絵本「もったいないばあさん」原作・真珠まりこ、のアニメーションを6言語で制作し、全世界に無料配信する。「アンパンマン」などで子どもたちにも人気の声優、戸田恵子が、おばあさん役でアニメの声優をつとめている。

この取組みは、海洋プラスチックごみなど、地球規模の環境汚染が深刻な問題となっていおり、その解決に向けて、日本のみならず、世界各国の政府や自治体、企業が連携して活動している。
そのような中、講談社は環境省と、世界の子どもたちへ日本語の「もったいない」を伝える人気絵本「もったいないばあさん」シリーズ4作品をアニメ化し、6言語(日本語、英語、フランス語、スペイン語、中国語、ヒンディー語)の吹き替えで無料配信を行なうことを決定した。
「もったいない」に込められたメッセージとは、原作者・真珠まりこの思いとして、世界の人々に、ただ無駄なことをしないというだけでなく、自然の恵み、いただく命、作ってくれた人に感謝する気持ち、他の人や物を大切に思う思いやりがこめられている。
それを一言でいうと、敬う心。自分たちだけが正しい、自分さえ良ければと思うのではなく、分け合い、他の人が大切に思っていることを、同じように大事に思うこと。私は、もったいないばあさんは、いまの時代に必要なメッセージを伝えるおばあさんで「もったいない」の心があれば、この世界はもっとよくなると思うのです。とコメントしている。

SHIN今後の配信スケジュールとストーリー※各話約5分
『もったいないばあさん かわを ゆく』(6月5日配信)
川へゴミをポイっとしようとする男の子。そこへもったいないばあさんが「もったいな~い」とあらわれました。どうして川へのポイ捨てがもったいないのか、川を舞台に、水の循環、命のつながりをテーマにした一作。

『もったいないばあさん』(6月12日配信予定)
「もったいない」って、どういう意味? もったいないばあさんが、今日もぼくの家にやってきた。ぼくが捨てようとした物で、いろいろなことをしてくれるんだ! 物を大切にする心が自然に育つ。

『もったいないばあさんの いただきます』(6月19日配信予定)
好ききらいをしていたら、もったいないばあさんがやってきた。いろいろな食べ物の役割を楽しく伝え、いただいた命と作ってくれた人への感謝の心を育む。 大切に作られた食べもの、残すなんてもったいない!

『もったいないばあさん まほうの くにへ』(6月26日配信予定)
ただ捨てちゃうだけなんてもったいない! もったいないばあさんが遊びを通し、物を大切にすること、分別して資源として再利用することの大切さを、マジックの要素を取り入れながら子どもにわかりやすく伝える。

このアニメの制作にあたっては、AEPW(Alliance to End Plastic Waste)という廃棄プラスチックを、無くす活動を行っている非営利団体から協賛していただきました。

【公式】アニメ『もったいないばあさん かわを ゆく』※日本語

【公式】アニメ『もったいないばあさん かわを ゆく』※英語