10代の不思議で美しい日々を切り取った『はちどり』(6/20公開)本編特別映像解禁!

2020年06月20日10時00分ドラマ
(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.

世界各国で50以上の賞を受賞し、韓国の単館公開としては異例の公開1か月で観客動員数12 万人超の大ヒットした韓国映画『はちどり』(英題『HOUSE OF HUMMINGBIRD』/原題『벌새』)の本編特別映像が解禁となった。

『はちどり』は、キム・ボラ監督(38歳)の初の長編作品で、監督自身の少女時代の体験をベースに、誰しも経験したことのあるであろう思春期特有の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた作品。
2018年釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映を⽪切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション(14plus)部門をはじめ国内外の映画祭で45を超える賞を受賞(2020年1月現在)した。⇒映画詳細



今回解禁された本編映像は思い通りにいかない⽇常に⾏き詰まったウニが、そのモヤモヤした気持ちを抱えたまま自身が通う漢文塾の先生のもとを訪れ、そこからの帰宅途中に夜の公園で二人だけで休息するシーンから始まる。「私が可哀想だから親切に?」ヨンジ先⽣(キム・セビョク)に尋ねるウニ。⾃分にとって憧れの⼥性である先生がこんなにも“何もない”自分に優しくしてくれる理由がわからないのだ。「バカな質問には答えないわ」と優しく諭すヨンジ先生にウニは「先生は自分が嫌になったりしない?」と質問。それに対してヨンジ先生は「何度もある」「本当に何度も」「自分を好きになるには時間がかかると思う」「自分が嫌になる時、心をのぞいてみるの。“こんな心があるから、今の私を愛せないんだ”って」と正直に答える。自分にとってのパーフェクトな大人の女性である先生からそんな答えを聞いて驚くウニ。そんなウニを見ながら、ヨンジ先生は続ける「ウニ。つらい時は指を見て。そして指を1本1本動かすの。すると神秘を感じる」「何も出来ないようでも、指は動かせる」・・・毎⽇いろんなことに翻弄され悩むかもしれないけれど、何気ない⽇常にこそが奇跡で⼤事なことがつまっている、ということをヨンジがそっと伝え、ウニが理解する。年齢の差は関係なく“自分や人生対して悩む同じ二人の人間として”ウニとヨンジが⼼を通わせるシーンとなっている。

■あらすじ
1994 年、空前の経済成長を迎えていた韓国、ソウル。14歳のウニは、両親、姉、兄と集合団地に暮らしていた。学校に馴染めず、別の学校に通う親友と遊んだり、男子学生や後輩女子とデートをしたりして過ごす日々。両親は小さな餅屋を切り盛りし、子供達の心の動きと向き合う余裕がない。父は長男である兄に期待を寄せていたが、兄は親の目を盗んでウニに暴力を振るっていた。ウニは、自分に無関心な大人に囲まれ、孤独な思いを抱えていた。ある日、ウニが通う漢文塾に女性教師のヨンジがやってくる。大学を休学中のヨンジは、どこか不思議な雰囲気を漂わせていた。自分の話に耳を傾けてくれるヨンジに、ウニは心を開いていく。ヨンジは、入院中のウニを見舞いに訪れ、「誰かに殴られたら黙っていてはダメ」と静かに励ます。ある朝、ソンス大橋崩落の知らせが入る。それは、いつも姉が乗るバスが橋を通過する時間帯だった。ほどなくして、ウニのもとにヨンジから一通の手紙と小包が届く。

★6/20(土)ユーロスペースほか全国順次ロードショー

■作品概要
監督・脚本:キム・ボラ 出演:パク・ジフ、キム・セビョク、イ・スンヨン、チョン・インギ
2018年/韓国、アメリカ/138分/英題:HOUSE OF HUMMINGBIRD/原題「벌새」/PG12/
(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved. 提 供:アニモプロデュース、朝⽇新聞社 配給:アニモプロデュース



『はちどり』公式H P

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