地上波初放送!スピルバーグ監督 『レディ・プレイヤー1』最高の映像革命の見どころと予告動画

2020年07月01日16時00分映画
©Warner Bros.

映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグ監督「レディ・プレイヤー1」(2018年)が日テレ系「金曜ロードSHOW!」(7月3日夜9時から11時24分)にて地上波初放送!バーチャルな世界で繰り広げる超ド迫力の新感覚SFアドベンチャー大作をお見逃しなく!予告動画は公式番組サイトで視聴できる。



ゴーグル1つで自分の夢が実現するバーチャル世界「オアシス」を舞台に繰り広げられるトレジャー・ハンティングの冒険を描いた「レディ・プレイヤー1」は2018年に公開され、主演はタイ・シェリダンとオリヴィア・クックが務めた。原作はアーネスト・クラインの小説『ゲームウォーズ』。『AKIRA』(1988年)や『バック・トゥー・ザ・フューチャー』(1985年)など名作映画のオマージュが散りばめられ、ポップカルチャーのエッセンスを凝縮した世界観は当時話題となった。

■作品の見どころ
「80年代のポップカルチャーが大好き」と語るスピルバーグ監督は「俺はガンダムで行く」という有名なセリフや、キューブリックの名作『シャイニング』(1980年)の場面を再現し、街の中で『AKIRA』のカネダ・バイクを疾走させ、数多くの名作映画やアニメ、ゲームからキャラクターを作品の中に登場させ、ポップカルチャーのファンからしたらまさに夢のような映画となった「レディ・プレイヤー1」。映画やテレビ、音楽やファッションが善良で穏やかだった80年代に観客を誘いたかったと語る監督にとって、ポップカルチャーへのリスペクトが凝縮された作品となった。

しかし、パロディの元ネタとなる作品を知らないと楽しめないかというと、そうでもない。そこは巨匠、スピルバーグが手掛けるだけあり、大人も子供も楽しめる冒険映画として仕上がっている。この物語は過酷な現実世界と、自分の理想で作り上げるバーチャル世界「オアシス」を行き来する2重構造のもと、バーチャルの世界で人との結びつきに価値はあるのかというテーマが描かれる。現実世界だと内気な主人公ウェイドは、バーチャル世界で出会った仲間たちと友情を結び、敵となる巨大企業に挑んでいく。またウェイドは聡明な美女アルテミスに恋をするが、彼女からは「現実世界の私を見たら幻滅するわ。」と牽制されて、バーチャル世界でも上手くいかないことに直面する。キングコング、デロリアン、メカゴジラなど小ネタを探し出すのも魅力的だが、冴えない若者たちが、知恵と勇気をもって巨悪に立ち向かう姿は冒険映画としても楽しめること間違いなし。

■あらすじ
舞台は2045年、大気汚染や気候変動により世界は荒廃していた。人々はスラム街での暮らしを余儀なくされる中、若者たちはすべての夢が現実になる新世代のバーチャル世界「オアシス」で、もう一人の自分になり、別の人生を送っていた。主人公のウェイド・ワッツ(タイ・シェリダン)もその一人。オハイオ州のスラムに暮らす彼は理想的な自分を投影したアバター、パーシヴァルになり仮想世界の仲間たちと冒険を繰り広げていた。

そんなある日、「オアシス」の創設者であるジェームズ・ハリデー(マーク・ライランス)が亡くなる。彼の死後公表された遺言は「オアシス」に隠されたイースターエッグを見つけること。それを見つける為には彼が仕掛けた3つの謎を解かなくてはいけなかった。そして勝者に贈られるものはハリデーの全財産、56兆円の相続と「オアシス」の継承権だった。

「エッグハント」と呼ばれる壮大な遺産争奪ゲームは世界中のガンター(エッグハントに挑むプレイヤー)たちを夢中にさせ、ウェイドも親友、エイチ(リナ・ウェイス)と作戦を練りながらゲームの勝者になるべく奮闘ていた。しかし、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI(イノベイティブ・オンライン・インダストリーズ)社社長、ノーラン・ソレント(ベン・メンデルソーン)がガンターチーム、シクサーを 送り込み組織的な攻略に乗り出してくる。

全人類を巻き込んだ56兆円争奪戦で「オアシス」が混乱する中、ウェイドは謎の美女アルテミス(オリヴィア・クック)と出会い、彼女の協力のもと1つ目の謎を解くことに成功する。これで一躍有名になったウェイドは、エイチ、アルテミス、そして新たに仲間となったダイトウ(森崎ウィン)とショウ(フィリップ・チャオ)と共に大企業IOI社の陰謀に立ち向かっていく。果たしてウェイドたちはソレントよりも早く謎を解き、イースターエッグを手に入れることが出来るのか・・・!

■スタッフ
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:アーネスト・クライン、ザック・ペン
制作:ブルース・バーマン、ドナルド・デ・ライン他
制作総指揮:アダム・ソムナー、ダニエル・ルピ他
音楽:アラン・シルヴェストリ
VFXスーパーバイザー:ロジャー・ガイエット

■キャスト
ウェイド/パーシヴァル:タイ・シェリダン(KENN)
サマンサ/アルテミス:オリビア・クック(坂本真綾)
ソレント:ベン・メンデルソーン(楠大典)
ヘレン/エイチ:リナ・ウェイス(斉藤貴美子)
オグデン・モロー:サイモン・ペッグ(山寺宏一)
ハリデー/アノラック:マーク・ライランス(後藤哲夫)
ゾウ/ショウ:フィリップ・チャオ(ゾウ:小林由美子、ショウ:松岡禎丞)
トシロウ/ダイトウ:森崎ウィン(森崎ウィン)

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