BS日テレ「大王世宗」第71-75話あらすじと見どころ:北方征伐の前夜~新たなる決意|予告動画

2021年01月14日14時00分ドラマ
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職務に復帰したチョ・マルセンは女真族の有力者トン・メンガをけん制し、女真族の同盟に揺さぶりをかける!BS日テレで再放送中、いろいろな思惑が渦巻く「大王世宗」1月15日(金)第71話~第75話のあらすじと見どころを紹介、Youtubeにて予告動画が視聴できる。

大王世宗(대왕세종)はハングルを創製した朝鮮王朝第4代王・世宗のこと。当時の時代背景は、【「大王世宗」を2倍楽しむ】の(2)①~③で紹介しているので、ドラマ視聴の前にざっと目を通しておくことをお勧めしたい。



■第71 話 北方征伐の前夜
1433 年(世宗15 年)。北方征伐の準備を進めていく中、チョ・マルセンが職務に復帰。北京では東廠のワン・ジンとユン・フェが対面。皇帝は朝貢の人参をとても喜んだとワン・ジンが言い、人参の礼に皇帝が朝鮮に火薬を供給することに。女真族のイ・マンジュは怒って北京へ向かおうとする。ヘ・スが止め、女真族の部族間で連合を組んで、朝鮮に火薬が着く前に閭延(ヨヨン)を攻めろと命じる。
イ・マンジュはすぐにトン・メンガに使いを送って連合軍を組もうとするが、チョ・マルセンが、有力者トン・メンガの息子を誘拐し、女真族側に圧力をかける。一方、世子は父の北方征伐に反対を唱えるようになる。そんな世子が慕う師のシン・ジャンが、病に倒れ儒教政治の理念を説きながら命果てる。
そんな時、世宗の体調が悪化し北方征伐が中断となる。温泉治療に出かけるため世子が政務を担当することになる。その知らせを聞いた女真族は攻撃を企てる。しかし、これは世宗側の作戦だった。
マルセンが復帰し、これにキム・ジョンソが随行し、その政治手腕を学ぶことに。ジョンソンが目をぱちくりする初回の任務をお楽しみに。

■第72 話 漢陽の緯度
チェ・マルリは王命により明へ向かい北方征伐の策を熱弁するが、事後報告にワン・ジンが激怒するも、マルリに興味を持つ。一方、世宗から直接激励された1万5千の兵士たちは7部隊に分かれて女真族に攻撃をはじめる。敵兵の死者220余名、捕虜236名。朝鮮側は死者4名のみ。見事な作戦勝利を収め領土を北へと拡大していく。
翌世宗16 年、相変わらず世子から見向きもされない世子妃ポン氏の寝具には半裸の女官が…。ポン氏が同性愛に走っている噂を聞く昭憲王后だが、朝鮮にとって歴史的な日に処分を先延ばしにする。その日は、ついに長年の苦労が実を結び、簡儀台(天文儀器)が完成し儀式が執り行われる日だった。臣下たちは明との関係を案じるようになるが…。
そんな中世宗は、内侍衛の秘密謀報組織のひとりを明の東廠(とうしょう)に送り込む。そのスパイは、中国語も暗号も武術もバッチリ、去勢手術もすませ、さらに東廠の試験で最高点をおさめた。
世宗15年(1433年)に、朝鮮初の女真族征伐のこの戦いを「婆潴江=パジョガンの戦い」という。翌年、世宗が東廠に送り込んだスパイとはいったい誰なのか?

■第73 話 国家機密を守れ
明の皇帝は健康状態の悪化により、翰林学士ファン・チャンを皇太子(後の英宗)の後見に指名。それによりワン・ジンは、ファン学士の暗殺計画を企て、世宗が送り込んだプンゲに命じる。しかし、それを知った世宗は来朝したファン学士を保護。親明派の学士チョン・チャンソンらはチェ・マルリに明への新武器の情報流出を持ちかける。一方、世宗は晋陽、安平両大君に新武器に関する情報を暗記させたのちに書物を破棄する指示をする。ところがマルリが密かに書物を入手して…。
明のファン・チャンとヨ・ジンが朝鮮の王都を訪れ、町の辻々に時計が置かれ、時報の鐘が鳴り、“38度4分の1”の記載に驚き、技術が盗まれたことを激怒するが…。
一方、世子妃は相変わらず愛人の女官ソサンを傍に置いて乱痴気騒ぎ。そんな世子妃を側室のひとり(後の端宗の母・顕徳)がたしなめるが聞く耳を持たないどころか、逆ギレ!そこに昭憲王后が現れ、叱責するが、世子妃は自分に見向きもしない世子への恨み言を訴える。
そんな中、マルリが翰林院への留学につられてとんでもない行動に出る。
世宗が送り込んだスパイは、なんと亡きタミの弟分のプンゲ。演じたのはカン・ジフ。「善徳女王」「武人時代」「広開土太王」など若手ながらたくさんの史劇に出演するイケメン実力派俳優だ。また、世宗は新武器の情報流出を防ぐために、息子たちに情報を暗記させているが、これは「根の深い木」を視聴された方には懐かしい演出だろう。

■第74 話 志を立てた場所
チェ・マルリの国に対する忠誠に新兵器の軍事機密の流出は免れたが、マルリは世子の師匠の座を降ろされ新たにホ・ジョが任命される。世子は申聞鼓叩いて、人事への反対を表明する。チョン・インジが集賢殿の副提学に昇進し、マルリらは面白くない。
世子は世宗に朝鮮は大国との友好を築き、徳のある国を立てるべきだと訴える。さらに昔のように民の現状に目を向けるべきだと言われた世宗は政治を志した町に再び立つことを決意する。
一方、世宗と世子の微妙な父子関係に胸を痛めた昭憲王后は、「父も良き王になろうと努力している」と言い、「それより今は、世子妃に心を開くべきだ」と世子を諭す。世子は、久々に世子妃の部屋に向かうが、そこで目にしたものは、あられもない姿で女官と戯れる世子妃の姿!3日以内に始末をつけて世子妃の体面を保てと、冷静に対応する世子に、世子妃は泣き叫んでなぜ大声で怒鳴らないのか?と自分に全く興味のなさそうな夫、世子をなじる。
お忍びで夜の町を巡察する世宗の前に血まみれの男が飛び出し…。
確かにマルリは「銃筒謄録」を明のファン・チャンに渡したはず。ところが情報の流出は免れる。これにはいったいどんなトリックがあったのか?2重のトリックをお楽しみに。マルリが師の職を解かれたことに反発する世子は申聞鼓を叩くが、そういえば世宗も先代王の太宗に反発して申聞鼓を叩いたことがあった。⇒第2話

■第75 話 新たなる決意
世宗がお忍びで町を巡察していると、血だらけの服を着た男と出会う。男は家の若旦那がその父親を殺すところを見たと訴えるが、男が殺したという証拠も証人も揃っていたため殺人犯として捕まってしまう。儒学生に変装した世宗は再捜査を願い出るが受け入れられない。検死が行われた結果、死体から毒殺の痕跡が発見され男の無実が証明された。世宗はこの事件で男が文字を読めずに騙されたことを知り、文字の必要性を考える。
一方、世子夫婦の問題はかなり深刻。世子は酔いつぶれ、世子妃はヒステリック状態。ハン尚宮は昭憲王后に、世子妃は国母の器ではない報告。しかし、世子妃を二度も廃位するわけにいかないと悩む昭憲王后に、尚膳オム・ジャチとハン尚宮は驚くべき対策を提案する。
世子は、世子妃の同性愛のことを知られた弟の晋陽大君(後の首陽大君)に、妻を管理することもできない者が申聞鼓を叩いて王である父上を責めたとは…と、弱音を吐く。
血だらけの服を着た男…どこかで見た顔と思った方も多いはず!そう!あの「太陽を抱く月」のお笑い担当(?)のヒョンソンを演じたチョン・ウンピョ だ。今作ではシリアスな役で世宗に民の読める文字の必要性を知らせる重要な役どころを担当する。いよいよハングルの登場か!!

■キャスト
忠寧(チュンニョン)大君/後の世宗役:キム・サンギョン
太宗(テジョン)役:キム・ヨンチョル
世子役:パク・サンミン
シム氏役:イ・ユンジ
ほか

BS日テレ「大王世宗」番組公式サイト
 2020.10.09スタート 月~金 13:00-14:00 再放送
 2020.03.27-07.24 月~金 13:00-14:00 再放送
Youtube予告動画

kandoratop【作品紹介】【「大王世宗」を2倍楽しむ】