8月12日(水)、国際宇宙ステーションを舞台に、世界初の「KIBO宇宙放送局開局特番」をライブ配信

2020年07月08日11時00分暮らしと文化

バスキュールとスカパーJSATは、「JAXA」の共創型研究開発プログラムである宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)として推進中の宇宙メディア事業「KIBO宇宙放送局」の実証を、8月12日(水)に一般の視聴者や企業も参加する公開実験番組「KIBO宇宙放送局開局特番~WE ARE KIBO CREW~」として、ライブ配信・放送を発表した。



本番組を率いるのは、企画づくりから参加しているメインクルーの中村倫也と菅田将暉。初回実証実験の大きな目標である「誰もがメッセージを発信できる舞台として、宇宙を開放する」先導役として、中村倫也クルー、菅田将暉クルーを中心に、地上400km、秒速8kmの速さで移動している国際宇宙ステーション(ISS)に開設されたKIBO宇宙放送局から、宇宙と地球をつなぐ世界初の双方向ライブ配信実験にチャレンジする。

ペルセウス座流星群の夜に届ける、世界初のチャレンジ。番組配信日となる8月12日は、三大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」が地球に訪れる夜。願いが叶うと言われる星降る夜こそ、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟を舞台にした世界初のチャレンジにふさわしいと考えてのチャレンジ。KIBO宇宙放送局では、「きぼう」内にある地球を望む円窓の隣に設置されたディスプレイ上に、さまざまな映像や視聴者の声をリアルタイムに転送し、表示することが可能。そして、その様子を宇宙飛行士が撮影し、映像を地球に送るすることで、宇宙と地球をつなぐ双方向転送が実現する。

kibo1地上と双方向でつながる宇宙のディスプレイに、最初に映し出される映像は何か・最初に映る人は誰か・最初に流れる音楽は何か・最初に流れるCMは何か…。たくさんの “世界初”がつまった、チャレンジだらけの開局特番は、この実証実験を一緒に見ていただく特番。

kibo2中村倫也、菅田将暉の両名は、メインクルーとして番組企画を検討するにあたり、JAXA筑波宇宙センターを訪問。KIBO宇宙放送局の舞台である、「きぼう」日本実験棟の実物大模型や、地上から「きぼう」をコントロールする管制室などを体験し、KIBO宇宙放送局のチャレンジの意義や難しさを実感。さらに、サプライズで登場した油井亀美也宇宙飛行士とは、実際に宇宙に行った際の体験エピソードや宇宙からみた地球の様子など、貴重な意見交換を行なった。
JAXA訪問の様子は公式YouTubeチャンネルや公式Twitterアカウントで公開予定。

<JAXA筑波宇宙センター潜入動画>
公開日時:7月7日(火)20時予定
公式YouTubeチャンネル

あなたも宇宙に登場!KIBOの動画を宇宙へ届けよう!
開局特番に向けて、宇宙で映すKIBOの動画を一般のみなさんから募集。スマホで撮影した自分や家族の動画を特設Webサイトに投稿するだけで、誰もが宇宙に登場し、青い地球を望む宇宙空間から、地上へメッセージを発信することができる。宇宙と地球をつなぐ実証実験に参加してみては!

募集する動画のテーマは「KIBO」。みなさんのやってみたい!が伝わる5秒動画を集めて、宇宙から地球へ向けて届ける。集まった動画は、番組当日、ISSが地球を一周する間、宇宙のディスプレイに次々と表示される、それはいわば、地球を巡るKIBOのリレー。みなさんの力を借りて、KIBOで地球をつなげる実験を実施。

番組の終盤、地球一周の旅の終わりに、みんなのKIBOを音楽で彩ってくれるのはRADWIMPS。「ココロノナカ」のフルバージョンが、ここKIBO宇宙放送局で初公開。
地上400kmの宇宙で、みんなのKIBOと「ココロノナカ」が共鳴し、ハッピーエンドなミュージックビデオが生み出されることを期待。みなさんのご動画を募集している。
詳細については公式Webサイトや公式Twitterアカウントでご確認ください。

【番組概要】
番組タイトル:KIBO宇宙放送局開局特番~WE ARE KIBO CREW~
配信・放送日時:第1回放送 8月12日(水)20時~22時(予定)
企画制作:バスキュール、AX-ON
出演者:中村倫也、菅田将暉、山崎直子(元JAXA宇宙飛行士)、田中みな実(司会進行)他
音楽協力:RADWIMPS
ステーションID:辻川幸一郎、Cornelius

・配信概要
公式Webサイト
公式YouTubeチャンネル
公式Twitterアカウント:@kibo_space
公式Instagramアカウント:@kibo_space
・放送概要 
チャンネル:BSスカパー! (BS241/プレミアムサービス579)
放送形態:無料放送
視聴方法:BS放送がご覧いただける方なら、どなたでもご視聴可能。
番組サイト
※放送日時、放送チャンネルは変更になる場合があります。

代表者 朴正義のコメント
「今こそ、宇宙からやっちゃおう」と8月実施を決断したのは、緊急事態宣言発令の雰囲気漂う3月末でした。何ができて何ができないかの先行きのみえないなか、開発仕様を何度変えたかわかりません。番組企画も何度も変えて、たくさん迷惑をかけました。でも、延期しようとは一度も考えませんでした。意見の衝突も繰り返しました。でも、そのすべてが前に進むためのものでした。率直に言って、8月の番組本番は普通ならリハーサル段階です。つまりは「ぶっつけ本番」です。それを「開局特番」として一般に公開し、そのすべてを目撃してもらおう、一緒に参加してもらおう、自由に語ってもらおう、と覚悟を決めました。ボクらの企業体力の問題もあり、安全策は選択肢の外でした。
すると、勝手な妄想で企画書にいれていた方々が、次々にクルーとしての参加を表明してくれました。成功保証などどこにもないのに、です。宇宙開発の経験とか、番組開発の経験とか、会社の規模とか、関係なかったんです。
世界初となる国際宇宙ステーションを舞台にした双方向ライブ配信の本番まで、いよいよあと1ヶ月。やるしかない、祈るしかないのですが、本番当日は、地球に数多くの流星が降り注ぐペルセウス座流星群の夜。「KIBOよ、届け!」

スカパーJSAT執行役員社長 米倉英一のコメント
BasculeさんJAXAさんをはじめ素晴らしいクルーの方々、そして視聴者の皆さんと一緒に、この初めての宇宙を使った壮大な“実験番組“に挑戦できること、大変嬉しく思っています。舞台は宇宙です。当日は何が起こるかわかりません。予想外のものが映り込むかもしれませんし、放送事故になるかもしれません。
「宇宙を楽しむ未来を創る」
これは、“宇宙”と“エンタメ“を仕事場としている、スカパーJSATのミッションです。
一般の方々が宇宙に飛び込むことができる新しい時代、その幕開けとなるであろう本番組を、たくさんの方々に楽しんで頂きたいと思っています。