NHKBSP「太陽を抱く月」第11話詳しいあらすじと見どころ:許されぬ縁|予告動画

2020年07月12日21時55分ドラマ
(c)2012MBC

康寧殿に向かうウォル(ハン・ガイン)の腕を引っ張ったのは陽明君(チョン・イル)だった!ヨヌの手紙からその死を不審に思ったフォン(キム・スヒョン)は、ヨヌの死の真相を探ろうと…NHKBSプレミアム海外ドラマ枠で再放送中「太陽を抱く月」7月19日(日曜、夜9時~)放送の第11話の詳しいあらすじと見どころを紹介、本作はブルーレイとDVDも発売しており予告動画はYoutubeにて視聴できる。

※詳しいあらすじを知りたくない方はネタバレなしの11話あらすじをどうぞ。【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】ではキム・スヒョンとハン・ガイン。キム・ユジョンが来日したイベントの再現レポートや見どころなどまとめて紹介している。



■キャスト(少年・少女期)
ホ・ヨヌ/ウォル役:ハン・ガイン(キム・ユジョン)
イ・フォン役:キム・スヒョン(ヨ・ジング)
陽明君役:チョン・イル(イ・テリ=旧イ・ミノ)
キム・ジェウン/ウン役:ソン・ジェリム
ユン・ボギョン/ポギョン役:キム・ミンソ(キム・ソヒョン)
ホ・ヨム役:ソン・ジェヒ(イム・シワン)

※自らの正体を知らないヨヌを“ウォル”と表記。
■第11話「許されぬ縁」
いつものように康寧殿に向かうウォルの腕を引っ張る陽明君。その前に冷たい表情の国巫女ノギョンが現れる。これ以上は縁を結んではいけないと言うノギョンの言葉に、陽明君は何がいけないのかと歯向かう。ノギョンに促されて康寧殿に行ったウォルは、フォンの質問攻めにあい、それまで耐えていた涙を流す。フォンの心にいる見知らぬ誰かと顔は似ているかもしれないが、自分はその人ではない。質問があるならその人に質問してほしいと涙ながらにフォンに訴える。
部屋に入って来たウォルを真正面からにらみつけるフォン。行く手を塞ぐノギョンに噛みつく陽明君。形は違えど、ウォルの中に見たヨヌへの絶ちきれない深い思いが見てとれる。

星宿庁に戻ったノギョンは、陽明君に口を滑らせたチャンシルをこっぴどく叱りつけて宮廷から追い出してしまう。その様子を見守っていたウォルはノギョンに、混乱した状況を解決するために自分も星宿庁を去ると伝える。一方、フォンはヨヌの最期の手紙を読みながら、ヨヌの死に疑問を抱く。
「ひとつくらい陽明君に分けてやりたかった」と陽明君の心を代弁、憑依するチャンシルに注目。ヨヌの手紙の行間にフォンは何を読み取るのか?そしてついに陽明君の我慢が爆発する。

王命でヨンナム地方へ旅立つヨヌの兄ヨムは旅支度をし、別れを寂しがるミナ王女を慰め出立する。ユン・デヒョン一派は、今回の旅をきっかけにヨムが政界に戻る足がかりとなることを警戒し、フォンに圧力をかける。ヨヌの死に不信感を募らせたフォンは騒ぎを起こして当時の承政院日記を調べるが不自然なほど手掛かりがない。当時の尚膳が何か知っているはずと睨んだフォンは、ウンと王宮を抜け出して会いに行くが、居留守を使われてしまう。だがそれでヨヌの死が単なる病死でないこと、先代王が秘密の報告書をどこかに残しているはずと確信する。
ミナ王女の一途な恋心はきっと兄のフォン譲りかも。「承政院日記」を盗み出す時の、フォン、ウン、内官ヒョンソンのコンビネーションをお見逃しなく。口うるさい内官ヒョンソンの目を盗んで王宮外に出るために、フォンは「雪だるまをつくれ」というなんとも可愛い王命を下す。自分にそっくりな雪だるまを盆にのせて、騙されたと知って絶叫するヒョンソンが、NHK版でカットされているのは残念だ。
※「承政院日記」とは記録書で、王が政務を行う傍らで内容を記録する方法と、上訴などからの転載との2つで、毎月ごとに王の裁可を受けて承政院に保管される。詳しくは【朝鮮王朝豆知識】「◆歴史記録書」で詳しく解説。


厄受け巫女がヨヌに似ていると知った王妃ポギョンは、大王大妃の元へ向かうが、途中、隠月閣を通りかかった時にヨヌの泣き声を聞く。一方、王妃を警戒するノギョンは、先手を打って、大王大妃に厄受け巫女を終わらせ、王と王妃の営みに備えて合歓(ハッパン)の札に変えたいと進言する。役目を終えたことをノギョンから聞いたウォルの元に、チャンシルから身の回りの物を届けてほしいという手紙が届く。
ポギョンが聞いたヨヌの泣き声の正体は?チャンシルの荷物の奥にウォルは何を見つけるのか?チャンシルがウォルを呼び出してくれたと知り、うきうき気分の陽明君。果たして陽明君はウォルに会えるのか?

チャンシルの頼みで身の回りの物を届けに市場に出たウォルは、途中でヨヌの記憶が断片的に思い浮かび混乱する。倒れそうになったウォルをお忍びで市場に出ていたフォンが支える。並んで歩きながらウォルからかうフォンだが、ユン・デヒョン一派と鉢合わせしそうになり立ち去るが、ウォルが通りすがりの子供を助けるために、窮地に立っていると気づき、ウォルの手を取って駆け出す。後先考えずに行動するウォルを叱責するフォンだが、逆に言い負かされてしまう。反論するフォンの言葉を無視するウォルの視線の先には人形劇。二人はそのまま見学することに。そして、想い人がすでに亡き人だと明かしたフォンは、巫女であるウォルに「この私はお前のことが好きであった」と亡き人に伝えてほしいと頼む。そんな2人の様子を遠くで見つめる人物がいた。
特等席で人形劇鑑賞することになるフォンとウォル。代金を払うのは?鑑賞マナーのなっていないフォンに周りからブーイングが愉快。人形劇をじっと見つめるウォルに見惚れるフォン。

■豆知識
ヨヌの遺した最後の文、ウォルが寄越した手紙…。フォンがこの2通を広げた机にお気づきだろうか?フォンの部屋の箪笥にも施された貝殻の模様に。これは、"螺鈿”(らでん)といって、漆とともに朝鮮時代の伝統工芸品としてドラマにもたびたび登場する。家具だけでなく、フォンも持っていた文箱や櫛、硯箱などに使われ、両班の優美な生活を表す小道具として使われている。現代でも韓国の土産物屋で螺鈿模様のブローチなどにして売られている。螺鈿自体は、日本でも奈良時代に唐から伝わり、琥珀や鼈甲と組み合わせて楽器などの装飾につかわれた。
そういえば、イ・ビョンフン監督の「商道」で、商才にたける主人公のサンオクが、農作に向かない土地に住む民たちが両班たちの横行に苦しめられているのを目撃し、やせた土地の新たな活用法として、漆の栽培と螺鈿漆器の生産を思いつく場面がある。⇒「商道」第42話
細かい作業で手入れも難しく、高価な品物。この後も劇中たくさん登場するので、せめてドラマで愛でよう。

NHKBSプレミアム「太陽を抱く月」番組公式サイト
 2020.05.10スタート 日21:00-22:00 再放送
 2014.05.10-09.20 土08:30-09:30 再放送
 2013.01.20-06.23  日21:00-22:00 放送済
Youtube「太陽を抱く月」予告動画
作品公式サイト

kandoratop【作品詳細】【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】

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