BS日テレ「大王世宗」第81-最終回あらすじと見どころ:王の盾~平和か破壊か|予告動画

2021年01月28日15時10分ドラマ
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ヨンシルを欲しがる明から守るために、世宗が選んだのはあまりのも悲しく辛い選択だった!BS日テレで再放送中、いろいろな思惑が渦巻く韓国ドラマ「大王世宗」1月29日(金)第81話~第86話(最終回)のあらすじと見どころを紹介、Youtubeにて予告動画が視聴できる。

※2月8日(月)からは、イ・ビョンフン監督×イ・ソジン主演で贈る不朽の名作韓国時代劇「イ・サン」を再放送する。

大王世宗(대왕세종)はハングルを創製した朝鮮王朝第4代王・世宗のこと。当時の時代背景は、【「大王世宗」を2倍楽しむ】の(2)①~③で紹介しているので、ドラマ視聴の前にざっと目を通しておくことをお勧めしたい。



■第81 話 王の盾
文字の創作は天文よりもはるかに危険!東廠の長ワン・ジンは、「朝鮮に思いらせてやる!」とつぶやく。世宗は文字創作の場所を密かに移すも、シン・スクチュらはチャン・ヨンシルを守れないのなら研究は続けられないと盾突く。重臣会議では、チェ・ヘサンが声を荒げてヨンシル引き渡しに反対し、他の重臣たちはこれを容認しようとする中、チョ・マルセンが意外にも、ヨンシル引き渡しに異議を唱える。
一方、チョン・インジは宮廷内で文字創作の証拠を発見し、報告を受けたチェ・マルリは愉悦する。マルリは、文字の創作は明からの攻撃はもちろん、国内の特権階級たちをも敵に回すことになる。ヨンシルを救いたければ文字の創作をあきらめるべきと説き、世子は父世宗にヨンシルの救命を願う。そんな世子に世宗は、民のために新しい文字がどうしても必要なのだと説き、ヨンシルを密かに国外へ脱出させようと、少々荒っぽい計画を立てる。しかし、チョ・マルセンによってこれを阻止される。あきらめきれない世宗は、「お前は兄弟や妻子より大切な旧友だから頼みを聞いてくれ」と逃げるように言い、「旧友より朝鮮のほうが大切です」とヨンシルはこれを断り、ヨンシルは明へ引き渡されることになるが…。
世宗とヨンシルの主従を超えた友情、時には父以上の存在だったヨンシルへの世子の敬愛の情、そしてヨンシルの能力をいち早く見抜いたチェ・ヘサンの思いなどなど泣かされる場面が続出。そんな中、ヨンシルのチョ・インジに向けた核を突いた発言に注目しよう。

■第82 話 ヨンシルの心
チャン・ヨンシルが明に引き渡される日、世宗の輿が壊れる事件が発生する。ヨンシルは「王への腹いせで輿を壊した」と発言し、杖刑の中で最も重い百叩きの刑が執行される。「肉が裂け、骨が砕ける」刑は死刑も同様…見守る世宗と刑を受けるヨンシル。
ヨンシルへの刑罰で、文字創作の一件がうやむやになろうとする中、チェ・マルリは、チョン・インジの発見した証拠の品を明に渡そうとインジの元へ。その頃、インジは、ヨンシルの「奴婢たちと同じ文字を使うことが嫌で、王の夢を邪魔している」という言葉に、階級意識の上に胡坐をかいている自分たちを顧み、その証拠を燃やす。これをみたマルリは怒る。インジは、かつてともに革命を目指した友マルリに、「階級意識より怖いのは惰性だと、同僚のヨンシルが教えてくれた」と告げる。そしてイ・スンジを呼び出し、開発した技術、それを必要とする民を守ろうとしたヨンシルの心を忘れるなと研究の続行を勧めるのだった。
ヨンシルは不敬罪で罷免となり簡儀台も景福宮から姿を消した。それでも朝鮮の天文観測は続き、同年ついに朝鮮独自の暦法が完成し七政算(チルジョンサン)と命名される。
その後も文字の創作は依然として進まない。そんな中、世宗は、妻の昭憲王后から思いがけないヒントをもらう。
世宗の下した刑罰は、ヨンシルを守るための苦肉の策。これは東廠の長ワン・ジンももちろん見抜いてはいるが、それにしてもあまりにも酷い罰。刑を受けるヨンシルより辛い世宗の心が胸を打つ。ヨンシルを我が子のように愛するチェ・ヘサンが、世宗に涙ながらに刑の中止を申し立てる場面や、世子がヨンシルの作った拡大鏡を世宗に渡すシーンなど涙腺決壊の名シーンをお見逃しなく。

■第83 話 思いがけない再会
1442 年(世宗24 年)。チェ・マルリは地方の儒生や有力者を集め、世宗が文字の創作をしていると話し、阻止するための活動を計画する。一方、チェ・ヘサンはチャン・ヨンシルを捨てた世宗を日々、恨み続けて、体たらくな毎日を送っていた。この頃、世宗の視力が急速に悪化。医者に失明の危機にあると告げられた世宗は焦りを隠せない。時を同じくして世宗は、東廠にスパイとして送り込んでいるブンゲから、新武器の技術のために明がヘサンを狙っていると聞き、ヘサンを拉致する。その隠れ家に潜んでいたのは、なんとヨンシルだった。再会を喜ぶものの、今度は閉じ込めて穴倉で働かせているのか!と世宗に怒るヘサンに、ヨンシルはヘサンをある言葉で呼びかけ、これからもヘサンとともに民のための開発を続けたいと訴える。
ヨンシルとの再会で元気を取り戻したヘサンは、軍器監に出勤してイ・チョンを訝しがらせる。そのあまりの変貌ぶりを怪しむヘ・スは、ブンゲにヘサンの心変わりの理由を探るように命じるが…。
死んだと思っていたヨンシルが生きていたことに驚くヘサン。我が子のように思っていたヨンシルが生きて、自分をある言葉で呼べという感動のシーンをお見逃しなく。果たしてヨンシルはヘサンを何と呼んだのか?感動の場面をお見逃しなく。
しかし、ブンゲは、ヘサンの拉致の一件でヘ・スから疑われることになる。


■第84 話 儒教国のタブー
ヨンシルのいる山小屋で世宗は転倒し明かりをつけろと命令する。すでに明るいその部屋で、世宗は失明の恐怖を感じる。その頃、文字創作は遅々として進まず、チョン・インジは朝鮮語の発声が理解できずに悩んでいた。世宗もまた研究が進まないことを焦り、人体の構造を理解したいと解剖を願うようになる。そこで世宗は、文字創作のメンバーや晋陽大君(後の首陽大君)に、人体解剖を打ち明ける。しかしは、晋陽大君は、儒教の国がすることではないとして猛反対し、協力を拒否する。一方、チェ・ヘサンは、ヨンシルから誰もが簡単に覚えられる文字があれば、大砲などの使い方もわかりやすく説明することができると、説得され考えを変える。
チェ・マルリは世宗の希望する人体解剖の現場を押さえ、玉座から降ろそうと企てる。そこで狙いを定めたのが晋陽大君。説得にかかるが、もちろん晋陽大君はこれを拒む。しかし、王になれない王子の心に巣食う複雑な思いは、この言葉をきっかけに大きく動揺し始める。
その頃、ヘサンとヨンシルは人体解剖のための遺体を探しだし、津寛寺に運び込む。ところが、これがきっかけでヨンシルの生存がヘ・スたちの知るところとなってしまい、悲しい事件につながってしまう。
人体解剖のための遺体は疫病死したことで解剖できず、ドラマでは別の遺体を解剖することになる。果たしてその遺体とは?

■第85 話 訓民正音の誕生
世宗は人体解剖を希望したチェ・ヘサンの遺言通りにすることを決意する。チェ・マルリは知らせを聞き、津寛寺に向かう。警護兵とこう着状態の中、世子が現れマルリの出入りを認め、中に入るが、そこには大提学チョン・インジとイ・スンジがただ勉強をしているだけで、くまなく探すもどうしても証拠を見つけることが出来ない。その頃ヨンシルは、イ・チョンとキム・ジョンソと一緒に父と慕ったチェ・ヘサンを弔う。その後ヨンシルによって人体の頭部の解剖模型の作製に成功。世宗はこれを参考に、朝鮮語の口の動きを徹底的に調べる。一方、マルリは、ヘ・スの死を彼の裏切りの結果とワン・ジンに説明し、もっと優れた使臣を朝鮮に送れと強気の発言。正体のばれたたプンゲだったが、ヘ・スの死で九死に一生を得、ヘ・スの代わりにワン・ジンの右腕となる。
昭憲王后は晋陽大君(後の首陽大君)とマルリの接触を知り、世宗と話し合うよう世子を説得する。その後世宗は、ついに17の子音と11の母音を記号化した朝鮮の文字を作る。世宗は、目が見えなくても簡単に書け、どんな民でも覚えられるこの美しい文字を、民に訓(おし)える正しい音という意味を込めて“訓民正音”(フンミンジョンフン)と名づけら、民に広げるべく普及を命じるが…。
すっかり丸くなったマルセンに比べ、どんどん尖ってくるマルリ。世子と対峙するマルリの険しい目、机の下に潜り込んで捜査するハ・ウィジの奇妙な動きをお見逃しなく。さあ、人体解剖は、マルリの目をどのように潜り抜けるのか?
文字完成の瞬間、王と王妃の静かな感動のシーン、ダミの手紙、そしてロマンチックな28文字の完成のシーンをお見落としなく。


■第86話(最終回) 偉大なる文字
世宗の視力の衰えはやまず、とうとう歩きなれた集賢殿の中でさえつまずいてしまうありさま。30年近く暗闇を歩き続けてきたから大丈夫とオム・ジャチに話す世宗を優しく見守るファン・ヒ。明の軍が国境に集結し、これに備えてイ・チョンが国境へ赴く。イ・チョンは、武運を祈るヨンシルが朝鮮語で認めた“銃筒謄録”を、感慨深げに手に取り、チェ・ヘサンの意志を継げと言い残し、戦地へ。その頃、世宗は朝鮮の文字の頒布を阻むものは、朝鮮の自主性を阻むものとして徹底的に戦うと宣言し、チェ・マルリ率いる集賢殿も反対の立場を明確にする。集賢殿で学士たちと向き合った世宗は、“三網行実図”の翻訳と配布をイ・スンジに命じる。しかし、簡単に文字を学べると学士たちが学問しなくなるとマルリが言い、民が卑しく愚かなのは文字が読めないからではない。品性は学問では治せないとチョン・チャンソンが声高に言う。世宗は激怒し「卑しい民たちと同じ文字を使いたくないためだろう」と彼らの本心を突く。
ワン・ジンは痺れを切らしマルリを動かす。マルリは辞表と上疏を提出し、集賢殿を去る。マルリの謀計に悩む晋陽大君を世宗が呼び出し、彼に“首陽大君”という新しい名を与える。一方、ワン・ジンは世宗の暗殺を指示するが、その頃、昭憲王后と晋陽大君が蒙古親征のために遼東にいる皇帝・英宗を訪ね、母の真心で皇帝を感動させる。
失明した世宗に謁見したワン・ジンは、ある言葉を残して笑顔で立ち去る。ついに世宗は長年の研究の末、“訓民正音”を完成させる。
世宗が晋陽大君に与えた新しい名“首陽大君”にはどんな意味が込められているのか?世宗の言葉をお聞き逃しなく。世宗を狙う刺客との影の戦い、暗闇の中の世宗とマルリの最後のツーショット。世宗の視力低下をうまく具現する素晴らしい演出をお見逃しなく。そして、ワン・ジンの残した最後の一言をお聞き逃しなく。

■キャスト
忠寧(チュンニョン)大君/後の世宗役:キム・サンギョン
太宗(テジョン)役:キム・ヨンチョル
世子役:パク・サンミン
シム氏役:イ・ユンジ
ほか

BS日テレ「大王世宗」番組公式サイト
 2020.10.09-2021.02.05 月~金 13:00-14:00 再放送
 2020.03.27-07.24 月~金 13:00-14:00 再放送
Youtube予告動画

kandoratop【作品紹介】【「大王世宗」を2倍楽しむ】