NHKBSP「太陽を抱く月」第14話詳しいあらすじと見どころ:転変の時!求蝕(クシク)の礼とは?予告動画

2020年08月02日21時55分ドラマ
(c)2012MBC

呪詛の容疑ははれたが、神力により王族を惑わした罪で活人署に送られることになったウォル(ハン・ガイン)…NHKBSプレミアム海外ドラマ枠で再放送中「太陽を抱く月」8月9日(日曜、夜9時~)放送の第14話の詳しいあらすじと見どころを紹介、本作はブルーレイとDVDも発売しており予告動画はYoutubeにて視聴できる。

※詳しいあらすじを知りたくない方はネタバレなしの14話あらすじをどうぞ。【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】ではキム・スヒョンとハン・ガイン。キム・ユジョンが来日したイベントの再現レポートや見どころなどまとめて紹介している。



■キャスト(少年・少女期)
ホ・ヨヌ/ウォル役:ハン・ガイン(キム・ユジョン)
イ・フォン役:キム・スヒョン(ヨ・ジング)
陽明君役:チョン・イル(イ・テリ=旧イ・ミノ)
キム・ジェウン/ウン役:ソン・ジェリム
ユン・ボギョン/ポギョン役:キム・ミンソ(キム・ソヒョン)
ホ・ヨム役:ソン・ジェヒ(イム・シワン)

※自らの正体を知らないヨヌを“ウォル”と表記。
■第14話「転変の時」
ウォルは「淫」の字が刻印された服を着たまま活人署に送られ、罪人として監視されながら生きていくことを命じられる。一方、ウォルの命を救うため、大王大妃に大きな借りを作り、朝廷での主導権を握られたフォンは、便殿でも臣下たちからの侮辱にもひたすら耐えるしかなかった。ウォルを追放するだけで飽き足りないユン・デヒョンは、王であるフォンの反対を無視して、陽明君に蟄居、自宅謹慎の罰を与える。
“活人署”とは、貧民を救済する部署。同枠で放送された「ヘチ 王座への道」19話で、チョン・イル演じる主人公が暴徒化する民を鎮めた名シーンの舞台となっている。19話の「豆知識」で「活人署と恵民署」について詳しく解説している。

夜遅く義禁府の牢獄にいるウォルを訪ねてきたフォンは、重苦しい気持ちを抑えながら、ウォルを通してヨヌを見ていたと告げ、自分から遠ざかるよう命じる。命令に従うと気丈に答えるウォル。ウォルを守るために自分から遠ざけるしかなかったフォンは、あまりのつらさに涙を流す。自宅謹慎の罰も王命と聞かされた陽明君は、さらにフォンへの誤解を深める。
獄中のウォルに対して平然を装うフォンが、外に出てウンの肩にすがって泣く姿が辛い。

拷問を受けるウォルの姿に見覚えがあると考えたデヒョンは、8年前に処刑した星宿庁の巫女アリの面影を重ね、彼女の最期の恨みの言葉を思い出しぞっとする。ポギョンと大王大妃も夜毎、隠月閣から聞こえてくる女の泣き声に悩まされ、王女ミナも不吉な夢を見る。そして、ノギョンは自らの手で断ち切ったフォンとヨヌ(ウォル)の縁を天が再び繋ごうとしているのだと、逆らえない運命を予感する。
隠月閣から聞こえる泣き声は臆病者だけが聞こえるという、ナ・デギルの言葉に、聞こえないふりをする大王大妃は、逆裸の王様?大王大妃はナ・テギルに隠月閣の解決を命じるが…

獄中のウォルに会いに行ったノギョンは、その痛ましい姿に愕然とし、かつて親友から何があってもお前を守ってほしいと頼まれたのに、守れなかったと詫びる。ウォルは、悲しむノギョンに感謝の言葉を口にし、「神がお前を選んだのにはわけがある。苦痛も絶望もお前に耐える力があるから与えるのだ」と、かつてのノギョンの言葉を口にし、「意味のない試練はない」と思って生きてきたと話す。ノギョンは獄中のウォルに礼をし、「お嬢様はこれからまた別の試練に直面します。何を捨てて、何を守るべきなのか。その答えを知るのはお嬢様だけ。ですからご自身で答えを見つけなければなりません」と、礼を尽くして助言し、「決して私を許さないでください…」と心の中でつぶやく。
いきなり“お嬢さま”と呼ばれて驚くウォル。

ポギョンはフォンがウォルのいる牢獄に1人で行ったことを知り、さらにショックを受け、ウォルを生かしていたことを後悔する。そして興奮して鏡で手を切る。そこにやって来たフォンは黙って手当てをしてやり、ポギョンはフォンへの苦しい恋心を涙で訴える。泣きじゃくるポギョンをそっと抱きしめるフォン。

活人署に連れて行かれるはずのウォルは、正体不明の男たちに拉致される。ウォルがいなくなったという知らせを受けた陽明君は驚いて飛び出していくが、ウンに止められてしまう。フォンを恨む陽明君は、親友のウンに剣を向け、仕方なくウンは、「怒りで抜いた刀は危険。ましてや恋心で抜いた刀はもっと危ない」と言いながら、友の悲しい剣をはじく。
罵声の中、活人署に連行されるウォルをみかけたヨヌの母が、ウォルを追いかけようとするが…。かつての親友、陽明君とウンが剣を交える。剣をはじいた後の、友としてのウンの言葉に痺れる。

ウォルを拉致したのはナ・デギル教授だった。隠月閣から聞こえるヨヌの泣き声を解決するよう大王大妃から命じられたナ教授は、内密にウォルを霊受けの生け贄にしようとしたのだ。
ナ教授と密談する大王大妃が恐ろしい。

ヨヌの臨終に立ち会った医師の言葉が気になるホン・ギュテは、ヨヌに毒殺の痕跡はなく、「死んだはずのヨヌの遺体が温かかった」という医師の言葉をフォンに報告する。
求蝕の礼が始まる。日食が始まる中、フォンはヨヌの仕組まれた死の真相に思いあたり、隠月閣に閉じ込められたウォルは、幼いころの自分と対面しついにすべての記憶を取り戻す。
ウォル(ハン・ガイン)とかつての自分、ヨヌ(キム・ユジョン)の対面。8年前と同じ部屋で同じように苦しむウォル。ナ教授が見たウォルの姿は…

■豆知識:求食(求蝕、クシク)
日食や月食時にお子合う儀礼。日照りも王の責任、日食に至っては「王の政治が悪いために起きる災いの前触れ」とされていた。これは太陽は王という考えから。そのために日食の儀式“求食(求蝕)=クシキ”も王主催で行われた。この儀式は「太陽を抱く月」「チャン・ヨンシル」などでも重要なエピソードとして描かれている。ちなみに月は王妃(または臣下)と考えられ、月食は王妃の行いが悪いためと考えられていた。

kandoratop【作品詳細】【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】


NHKBSプレミアム「太陽を抱く月」番組公式サイト
 2020.05.10スタート 日21:00-22:00 再放送
 2014.05.10-09.20 土08:30-09:30 再放送
 2013.01.20-06.23  日21:00-22:00 放送済
Youtube「太陽を抱く月」予告動画
作品公式サイト

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